中古車仕入れのプロに聞く！最新の中古車市場動向（2） 【2024年秋】売りたい人は必見！中古車のプロがこの秋に買取りたいクルマとは？

国内外でブームになっている、ミニバンとSUVはマストです。中でも、ミニバンならトヨタ、SUVなら4WDが欲しいところです。

ミニバン自体の流通量が少なくなっているので、できるだけ在庫数を確保したいクルマになります。

これからのシーズン、雪が降る地域向けにSUVの4WDの需要が高まります。

ただ、SUVの4WDは海外での人気も高いので、どうしても仕入れが競合してしまうんですよね。SUVの新車は2WDのほうが売れているので、4WDの数が少なく仕入れが難しく、「いま欲しい」クルマのひとつになります。

トヨタのハリアーや、マツダのCXシリーズですね。

どちらも人気のSUVですが4WDがほとんど出ません。新車では2WDに比べて4WDのほうが40～50万円高くなることもあるので、査定額にも反映されると思います。

今、取り上げるなら、トヨタ エスクァイア ハイブリッドとホンダ CR-Vですね。

輸出で人気になっていて相場が高騰している、伸びているクルマです。

はい。トヨタのミニバンでは、ノア/ヴォクシー、アルファード/ヴェルファイアの上位となる車種です。

すでに生産終了していることと、輸出の需要が高まったことで、いまエスクァイアの中古車相場が高騰しています。

そうですね。いまエスクアィアの相場は、ノア/ヴォクシーと同等か少し高いというところなので、同じ価格帯ならグレードの高いエスクアィアを選ぶというのも賢い選択だと思います。

CR-Vもエスクアィアも、どちらもバングラディシュへの輸出が増えて、7月、8月はオークションでも300万円を超える程高騰しました。

ただ、バングラディシュでは8月に政権交代があり政情が不安定になっています。輸出入の今後も不透明なので、注視していきたいと思います。

ホンダ オデッセイですね。

いまIDOMの店頭での売れ行きがいいんですよ。在庫のリストに掲載すると、ほぼ100％問い合わせが入るというくらい、店舗の販売現場では人気が高くなっています。

ブームではないんですが、流通している数が少ないので、探していても手に入りにくいという状況ではあります。

オデッセイを探している人が一定数いるのかもしれません。

はい。ホンダ オデッセイはぜひ査定に来てほしいクルマのひとつです。