最新の中古車市場と相場情報をプロから学ぶ 中古車のプロに聞いてみた(第24回):距離を走っても高く売れるのはレクサスNX!買い時テスラ・売り時オデッセイのリセールバリュー

走行距離がかさむほど値が落ちる中古車の常識に、新指標「マイレージ評価」で切り込む。3年落ち以上ではレクサスNXが1kmあたり119.7円で首位、7年落ち以上では意外にもLSが3位に入った。グレード格差が残る車種と逆転する車種、買い時のテスラ モデルY、売り時のオデッセイまで中古車相場のプロ〝OKB〟と解説する。

【中古車相場のプロ】〝OKB〟

中古車マーチャンダイジング部門管理職

大学生時代は自動車研究部でジムカーナや耐久レースに没頭し、2009年に旧ガリバーインターナショナル(現IDOM)入社。 ガリバーの店舗で営業職を2年経験した後、本社に異動。電話によるクルマ買取サービスを2年担当する。その後、マーチャンダイジング部門で中古車買取価格の設計、オークションでの売却担当などを歴任。 現在はマーチャンダイジング部門の管理責任者として、中古車の仕入れや商品構成の設計を統括する。お客様のご来店を促進させる在庫構成を設計する、中古車のスペシャリストだ。

リセバ総研所長 床尾一法

リセールバリュー総合研究所 管理運営者

中古車情報誌の最大手での制作、自動車メディアの立ち上げ責任者などを経験。20年以上マーケティングのインハウスやコンサルタントで活動。2017年に人材開発へ転向。対話空間や学習空間の設計、言語化と構造化設計を得意とする。CompTIA CTT+ Classroom Trainer Certification取得。2023年より、マーケティングに復帰。中古車マーチャンダイジングの研究とともに、メディア運営設計を担っている。実は元カメラマン。

※当記事の内容は、各担当者の経験に基づく主観的な感想や予想を中心とした個人の見解です。

相場の動向や売却タイミングなどに関する見通しは、対談する両者の個人的な意見であり、将来の相場動向を確約するものではありません。売買のご判断は最新の市況をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。

<<第23回 最新中古車市場 第25回>>

距離を走っても高く売れるクルマの新指標「マイレージ評価」とは?

  • リセバ総研所長 床尾一法

    現在、リセバ総研ではクルマの価値を測る新指標として、「マイレージ評価」というものを定義していて、『リセールバリュー白書2026-2027』にも掲載しました。

    シンプルにいうと、一定の基準を満たしたクルマについて、平均売却予想額を走行距離で割って「1km走るごとに、どれくらいの価値で買い取ってもらえるのか(キロ単価)」を見るものです。

『リセールバリュー白書2026-2027』はこちらからダウンロードできます
2025年時点から3年落ち以上のマイレージ評価
集計期間:2025年1月1日(水)〜2025年12月31日(水)で走行距離の中央値を超える査定件数が30件以上
順位 メーカー 車種 走行距離基準値 (全年式の中央値) 対象台数 3年落ち 以上の年式 マイレージ評価 (円/km) 平均売却予想額 平均走行距離
1位 レクサス NX 1年に8,458km以上 を走行した車両 97/213台 (45.5%) 最高値は 2022年式
¥119.7/km
¥4,591,649 38,347km
2位 レクサス IS 1年に7,723km以上 を走行した車両 36/81台 (44.4%) 最高値は 2022年式
¥115.5/km
¥3,943,888 34,148km
3位 レクサス RX 1年に8,704km以上 を走行した車両 61/119台 (51.3%) 最高値は 2022年式
¥112.4/km
¥4,625,245 41,142km
登録(届出)からの経年が3年以上の車両で、かつ年間の平均走行距離が車種ごとの中央値(車種ごとの一般的な年間走行距離)を超える車両を評価対象としています。

マイレージ評価=対象車両の売却予想額の合計 ÷ 走行距離の合計
評価対象のクルマに下記の条件を設けることで「実際に使われたクルマ」だけを対象に算出しています。

1)初年度登録(届出)から3年以上経過した車両であること。
2)年間の平均走行距離が、その車種の中央値(=その車種の一般的な年間走行距離)を超える個体であること(30件以上)。走行距離が基準を下回るクルマは計算対象から除外する。
3)2025年の対象台数が30台以上ある車種のみ掲載する。
4)輸入車は対象外。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    たとえばレクサスNXだと、(査定したクルマの)1年の走行距離の中央値が8,458km。つまり、この中央値以上に距離を走っているクルマというのは、ガレージに眠っていたクルマではなく、しっかり使われてきたクルマ、ということになります。

    その、中央値以上に走っているクルマの1kmあたりの単価でランキングを作ると、レクサスが上位を占めるんですよ。3年落ち以上で見ると、レクサスのNX、IS、RXなら、距離を走っていたとしても、経年なりの高値で買い取ってもらえるということがわかります。

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    なるほどぉ。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    案の定、トヨタ(とレクサス)車がランキング上位を独占しています。5年落ち以上になると、流通台数が少ないものの、GRヤリスが上位に挙がり・・・

2025年時点から5年落ち以上のマイレージ評価
集計期間:2025年1月1日(水)〜2025年12月31日(水)で走行距離の中央値を超える査定件数が30件以上
順位 メーカー 車種 走行距離基準値 (全年式の中央値) 対象台数 5年落ち 以上の年式 マイレージ評価 (円/km) 平均売却予想額 平均走行距離
1位 トヨタ GRヤリス 1年に4,858km以上 を走行した車両 32/64台 (50.0%) 最高値は 2020年式
¥63.0/km
¥2,689,062 42,655km
2位 レクサス RX 1年に8,643km以上 を走行した車両 171/319台 (53.6%) 最高値は 2020年式
¥55.1/km
¥3,740,292 67,865km
3位 トヨタ ランドクルーザープラド 1年に9,127km以上 を走行した車両 279/550台 (50.7%) 最高値は 2020年式
¥53.6/km
¥3,665,197 68,410km
登録(届出)からの経年が5年以上の車両で、かつ年間の平均走行距離が車種ごとの中央値(車種ごとの一般的な年間走行距離)を超える車両を評価対象としています。
  • リセバ総研所長 床尾一法

    7年落ち以上になると、こちらも流通台数は少ないのですが、ランドクルーザーがランクインしてくる。

※画像は2016年式で社外パーツを装備した車両
2025年時点から7年落ち以上のマイレージ評価
集計期間:2025年1月1日(水)〜2025年12月31日(水)で走行距離の中央値を超える査定件数が30件以上
順位 メーカー 車種 走行距離基準値 (全年式の中央値) 対象台数 7年落ち 以上の年式 マイレージ評価 (円/km) 平均売却予想額 平均走行距離
1位 トヨタ ランドクルーザー 1年に7,478km以上 を走行した車両 34/55台 (61.8%) 最高値は 2018年式
¥58.1/km
¥4,632,058 79,709km
2位 トヨタ ランドクルーザープラド 1年に9,029km以上 を走行した車両 208/393台 (52.9%) 最高値は 2018年式
¥35.8/km
¥3,353,221 93,688km
3位 レクサス LS 1年に8,874km以上 を走行した車両 83/177台 (46.9%) 最高値は 2018年式
¥32.9/km
¥3,224,578 98,107km
登録(届出)からの経年が7年以上の車両で、かつ年間の平均走行距離が車種ごとの中央値(車種ごとの一般的な年間走行距離)を超える車両を評価対象としています。
  • リセバ総研所長 床尾一法

    ・・・という具合に、走行距離を気にせず長く乗っても、リセールバリューを高く保ったまま売れるクルマは?といった指標です。

    OKBさん的に、ランキングを通して「やっぱりこれだな」とか「これは意外だな」とか、感想があれば伺いたいのですが。

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    うーむ・・・7年落ちのところでレクサスのLSがランクインしていたのが、少し意外で。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    ほほう?

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    レクサスのLS、実は価値が減りやすいクルマともいわれているんですよ。というのも、新車の価格がめちゃくちゃ高価なので、中古になると一気に安く見えてしまい、下落しているイメージが強い。

集計期間:2026年8月3日(月)〜2026年10月31日(土)査定件数
レクサス LSのリセールバリュー値(過去90日間:平均売却予想額の中央値÷新車価格の中央値で算出)27 件
経年 年式 新車価格中央値※ 平均売却予想額の中央値
(買取相場)
リセールバリュー値
当年式 2026年式 1605.0万円
¥10,800,000
67%
1年落ち 2025年式 — — —
2年落ち 2024年式 1566.0万円
¥7,690,000
49%
3年落ち 2023年式 1371.5万円
¥6,610,000
48%
4年落ち 2022年式 1472.5万円
¥4,960,000
34%
5年落ち 2021年式 1392.0万円
¥5,435,000
39%
※新車価格は、その年式が販売された年の車両本体価格。査定データに実在する型式の全グレード・全月の価格から中央値を求めています。
リセールバリュー値=平均売却予想額の中央値÷新車価格の中央値。複数車種の集計では、新車価格を収録している車種を対象に、車種ごとの新車価格の中央値を査定件数で重み付けしています。
  • リセバ総研所長 床尾一法

    なかなかの低残価率ですね。

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    だから、中古車のコスパが高いゾーンだなぁと思っていたんです。

    そのLSがランクインしているということは、(経年を重ねても)意外と高値を保っているということですよね。考えさせられます。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    OKBさんに「なるほど」と思っていただけたなら、分析のしがいがありましたね。

    もうひとつ、シビックも面白かったんです。それほど上位というわけではないのですが、これが実はタイプRではなく、標準的なグレードが中心だったんですよ。

    私はてっきりタイプRが中心だと思ってグレードを調べたら、実はタイプR以外のほうが多い。

ホンダ シビック(FL1/FL4型)
集計期間:2026年10月4日(日)〜2026年10月31日(土)査定件数
ホンダ シビックのリセールバリュー値(過去4週間:平均売却予想額の中央値÷新車価格の中央値で算出)36 件
経年 年式 新車価格中央値※ 平均売却予想額の中央値
(買取相場)
リセールバリュー値
当年式 2026年式 413.3万円
¥3,240,000
78%
1年落ち 2025年式 399.9万円
¥2,890,000
72%
2年落ち 2024年式 359.0万円
¥3,000,000
84%
3年落ち 2023年式 354.0万円
¥2,330,000
66%
4年落ち 2022年式 354.0万円
¥2,195,000
62%
5年落ち 2021年式 336.5万円
¥2,050,000
61%
※算出の対象とした型式:FL1・FL4
※新車価格は、その年式が販売された年の車両本体価格。査定データに実在する型式の全グレード・全月の価格から中央値を求めています。
リセールバリュー値=平均売却予想額の中央値÷新車価格の中央値。中央値は一部の高額・低額な車両に左右されにくいため、代表的な残り方を示します。
ホンダ シビック タイプR(FL5型)
集計期間:2026年10月4日(日)〜2026年10月31日(土)査定件数
ホンダ シビック FL5型 タイプR25 件
経年 年式 新車価格※ 平均売却予想額
(買取相場)
リセールバリュー値
1年落ち 2025年式 499.7万円
¥4,780,588
96%
2年落ち 2024年式 499.7万円
¥4,771,428
95%
3年落ち 2023年式 499.7万円
¥4,850,000
97%
※車両本体価格(当該年の後半に改定された価格は翌年に反映している場合があります)
集計期間:2026年10月4日(日)〜2026年10月31日(土)査定件数
ホンダ シビック FL5型 タイプR レーシングブラックパッケージ7 件
経年 年式 新車価格※ 平均売却予想額
(買取相場)
リセールバリュー値
当年式 2026年式 618.0万円
¥4,875,000
79%
1年落ち 2025年式 599.8万円
¥4,670,000
78%
※車両本体価格(当該年の後半に改定された価格は翌年に反映している場合があります)
  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    そうでしょうね。

    シビックでいちばん人気なのは、実はガソリンの標準モデル(非タイプR)なんですよ。ガソリンのEXが、いま手頃感があって、しかもライバル車種が意外なほどない。

    見た目はスポーティーですが、ミニバンでもSUVでもコンパクトスポーツでもステーションワゴンでもない。少しクーペっぽい、セダンに近い立ち位置で、ガソリンなら中古で250万円台から買える。

ホンダ シビック EX(1.5L DOHC VTECターボのFL1型)
集計期間:2026年10月4日(日)〜2026年10月31日(土)査定件数
ホンダ シビック FL1型 EX12 件
経年 年式 新車価格※ 平均売却予想額
(買取相場)
リセールバリュー値
2年落ち 2024年式 359.0万円
¥2,240,000
62%
3年落ち 2023年式 359.0万円
¥2,340,000
65%
4年落ち 2022年式 354.0万円
¥2,285,000
65%
5年落ち 2021年式 354.0万円
¥1,972,000
56%
※車両本体価格(当該年の後半に改定された価格は翌年に反映している場合があります)
  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    この価格帯の選択肢が、意外とないんです。昔でいうと、トヨタ マークXのようなポジションが、いまは空いている。そこにシビックがちょうどハマっているという感じですね。

トヨタ マークX(2017年式)
  • リセバ総研所長 床尾一法

    競合車種がいないというのがポイントなんですね。

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    内装もしっかり作り込まれているので、「ミニバンは嫌だ、SUVもちょっと違う、コンパクトは小さすぎる、セダンはちょっと古くさい」という人の受け皿になっている。

    e:HEVのシビックももちろん人気ですが、ガソリン車より80〜100万円ほど高くなる。これだけの差があると、「ガソリン車でいいかな」という心理も働きます。

売却時にグレード格差が残るクルマ・消えるクルマ

  • リセバ総研所長 床尾一法

    もうひとつ、『リセールバリュー白書』では「グレードの価格収斂(しゅうれん)度」という分析も掲載しています。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    たとえばCX-5(先代モデル)の場合、今年は新型が出たので中古車で流通している型式はモデル末期だったという事情もありますが、上級グレードを買っても下級グレードを買っても、平均売却予想額が同じゾーンに収斂してしまう。

    一方、アルファードの場合、グレード価格差の収斂は見られずに、上級と下級で平均売却予想額に差が生まれる。

    そうした車種ごとの「収斂度」を深掘りして集計してみたんです。

価格収斂度:上位グレードと廉価グレードの中古車平均売却予想額の価格差

価格収斂度とは

新車でクルマを購入する場合、廉価モデルと最上位モデルとの間には明確な価格差が設けられています。このグレードによる価格差が中古車の買取相場におけるグレードごとの価格差にどれだけ反映されているかを「価格収斂(しゅうれん)度」として分析しました。この表は、2026年上半期の査定件数上位30車種を「価格収斂度」で3つのグループに分けたものです。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    上に行くほどグレード格差が残ったまま買い取られ、下に行くほど格差が縮まっていく。そして、ホンダのフリード、ステップワゴン、ヴェゼルに関しては、グレード格差がむしろ逆転してマイナスになってしまう(下位グレードが上位グレードを上回る)という結果が出たんです。

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    そうなんですか。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    注目したいのが、ムーヴ、アクア、スペーシアといったコンパクトで経済的なクルマほどグレード格差がそのまま残っているという点です。

    一方、ホンダのフリード、ステップワゴン、ヴェゼルはグレード格差が縮まるどころか逆転しています。これは輸出需要が絡んでいるのかなと思ったのですが・・・

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    たしかに輸出の影響も多少はあるかもしれません。排気量でいえばステップワゴンもダウンサイジングで1.5リッター、フリードも1.5リッターと一律で、輸出に関していえばグレードの差はそこまで出ないと思うんですよ。

    むしろ共通点を挙げるなら、グレード構成が「分かりづらい」ことだと思います。

    トヨタのグレードはS、X、Gといったアルファベットで整理されていますが、最近のホンダはグレード名に「e:HEV」や「Honda SENSING」の表記が入っていて、ステップワゴンもフリードもヴェゼルも、正直、私でも混乱してしまうくらいグレード構成が複雑で。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    それは共感できますね、グレード差そのものが伝わりにくいというのがあるのかなと。

    一方で、軽自動車ほどグレード格差が残りますね。ムーヴの場合、(新車価格で)10万円のグレード差があったとしたら、平均売却予想額でも10万8000円分の差がつくという集計結果です。

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    言われてみれば、まさにそうですね。

    私も中古車の仕入れでは車種ごとにグレードを詳細に把握していますが、いちばん気をつけなければいけないのは軽自動車なんですよ。

    全部同じように見えて、実はグレードによって結構違う。欲しい装備が「このグレードにはついていない」というケースがあるので、人気のあるグレードもはっきりしています。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    ターボの有無によるグレード差も大きいですよね、軽の場合は。

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    大きいですね。

    軽の場合はカスタム系がはっきり価値のつく唯一のグレードで、国産登録車でいえばエアロ系のグレードのような立ち位置です。その「カスタム」に「ターボ」といった組み合わせになると、かなり相場に効いてきます。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    この「価格収斂度」を見る限り、「リセールバリューを気にするなら、グレード選びを慎重にすべき車種と、そこまで気にしなくていい車種がある」ということが言えますね。

    特に軽自動車でリセールを考えるなら、グレード選びを慎重にしたほうがいいですね。

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    間違いないですね。

買い時の中古車は・・・なんとテスラ!売り時はオデッセイ!

  • リセバ総研所長 床尾一法

    では最後に。

    いま中古車で「買い時」「売り時」のクルマを聞かせてください。まずは買い時の中古車から。

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    テスラですね。モデルYあたりがいいと思います。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    テスラですか。

    この対談でEVの話題が出るのは珍しいですね、その理由は?

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    テスラはApple製品のように熱心なファンによって盛り上がった印象がありますが、いまはそれもトーンダウンし、あいまいなポジションにいると捉えています。

    ただ、中古車としては程度のいい個体が出回っています。テスラは電化製品のようでもあり、不具合のある個体も判別しやすく、そのうえ安くいいものが手に入る。

集計期間:2026年8月3日(月)〜2026年10月31日(土)査定件数
テスラ モデルYのリセールバリュー値(過去90日間:平均売却予想額の中央値÷新車価格の中央値で算出)43 件
経年 年式 新車価格中央値※ 平均売却予想額の中央値
(買取相場)
リセールバリュー値
当年式 2026年式 647.6万円
¥4,360,000
67%
1年落ち 2025年式 595.0万円
¥3,540,000
59%
2年落ち 2024年式 622.6万円
¥2,825,000
45%
3年落ち 2023年式 652.6万円
¥2,310,000
35%
4年落ち 2022年式 738.5万円
¥2,290,000
31%
※新車価格は、その年式が販売された年の車両本体価格。査定データに実在する型式の全グレード・全月の価格から中央値を求めています。
リセールバリュー値=平均売却予想額の中央値÷新車価格の中央値。中央値は一部の高額・低額な車両に左右されにくいため、代表的な残り方を示します。
  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    エコなクルマとなると国産ハイブリッド車もありますし、いいとこ取りのPHEVもありますが、中古車でもなかなか高い。となると、長い距離も走れる効率の良いテスラの中古EVは、かなりの高コスパです。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    バッテリーへの不安は?

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    5年や10年乗ろうというのなら厳しいですが、3〜4年くらい乗れればいいということであれば、ありですね。

    PHEVやハイブリッドの相場はしばらく大きく下がることはないでしょうから、なおさら候補として薦められます。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    EVが「買い時」として出てくるのは、この連載でも初めてです。中古車も数が出回り始め、いよいよ普及のタイミングに入るのかもしれませんね。

    では、「売り時」のクルマは?

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    ホンダのオデッセイです。いま、ものすごく人気が出ていて、どの世代でもいけます。

    e:HEVはもちろん、その前のハイブリッド、ガソリンのアブソルートも含めて、どれも引き合いは強いです。

集計期間:2026年8月3日(月)〜2026年10月31日(土)査定件数
ホンダ オデッセイのリセールバリュー値(過去90日間:平均売却予想額の中央値÷新車価格の中央値で算出)24 件
経年 年式 新車価格中央値※ 平均売却予想額の中央値
(買取相場)
リセールバリュー値
4年落ち 2022年式 358.3万円
¥2,860,000
80%
5年落ち 2021年式 367.4万円
¥2,800,000
76%
※新車価格は、その年式が販売された年の車両本体価格。査定データに実在する型式の全グレード・全月の価格から中央値を求めています。
リセールバリュー値=平均売却予想額の中央値÷新車価格の中央値。中央値は一部の高額・低額な車両に左右されにくいため、代表的な残り方を示します。
  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    (第23回で触れた)御三家のミニバンがそれぞれ高いこともあって、「それならオデッセイのほうがいいじゃないか」というのが、中古車業界でトレンドになっていると感じます。

    クルマの性能と価格で見れば、オデッセイのほうが圧倒的にいいよという業者の認識もあって、査定でも高値が出る傾向です。需要に対して供給が少なすぎるんですよ。

  • リセバ総研所長 床尾一法

    バイヤーとしておすすめしたいクルマだからこそ、買取でも人気が出てきているという感じですね。

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    そんな感じです。買取相場は高めなので、強気の売却でいけるでしょう。

    それに、オデッセイに乗った人は結構長く乗るんですよ。手放してもまた同じオデッセイに乗るという方が多くて、意外と中古車市場に降りてこない。

    手頃で程度のいい個体がなかなか出てこないんです。

集計期間:2026年8月3日(月)〜2026年10月31日(土) 査定件数合計
ホンダ オデッセイ 680 件
経年 年式 査定件数シェア 平均売却予想額
(買取相場)
平均走行距離
4年落ち 2022年式
0.7%
¥2,858,000
43,501 km
5年落ち 2021年式
2.8%
¥2,536,842
49,608 km
6年落ち 2020年式
1.0%
¥1,988,571
36,493 km
7年落ち 2019年式
2.6%
¥1,616,111
56,825 km
8年落ち 2018年式
3.2%
¥1,199,545
86,790 km
9年落ち 2017年式
1.6%
¥1,089,090
69,688 km
10年落ち 2016年式
5.0%
¥755,294
97,296 km
11年落ち以上 2015年式以前
82.9%
¥328,563
123,523 km
11年落ち以上の査定が大半を占めるホンダ オデッセイ
  • リセバ総研所長 床尾一法

    確かに街中でも長く乗られているのをよく見ます。私の知人も乗っていますが、いいクルマですよね、オデッセイは。

    さて、今年も残すところ2ヶ月弱となりました。中古車市場も閑散期となり、クルマ業界の話題もカー・オブ・ザ・イヤーを残すのみといったところです。

    次回は2026年の振り返りとともに、2027年初の繁忙期がどのような展開になりそうか、うかがっていきたいと思います。

    2027年はどうなることやら・・・

  • 【中古車相場のプロ】〝OKB〟

    すでに例年と異なる動きが出ていましたね。というのも・・・

  • リセバ総研所長 床尾一法

    その続きは第25回で!

<<第23回 最新中古車市場 第25回>>