CORISM+リセバ総研のクルマギョーカイ振り返り:新型マツダCX-5ハイブリッドの謎
自動車業界で日々生まれる様々なトピックスについて、リセバ総研の"ご意見番"であり日本カー・オブ・ザ・イヤーの運営にも関わっている自動車webサイトCORISM編集長の大岡智彦と、リセバ総研所長の床尾一法の二人が本音で語り合う「クルマ放談」。今回は、9年ぶりに全面刷新されたマツダのSUV「CX-5」の評価を中心にたっぷりと語り合いました。
自動車情報メディア「CORISM」編集長
リセールバリュー総合研究所 管理運営者
当記事における発言内容は、床尾一法と大岡智彦の個人的な主観・考察によって構成されています。公式の見解ではございませんのでご注意ください。
9年ぶり全面刷新のマツダCX-5はなぜマイルドハイブリッドなのか
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リセバ総研所長 床尾一法
マツダ CX-5が9年ぶりのフルモデルチェンジとなりました。
ただ、本命のストロングハイブリッドは来年2027年に出るということで。
本命待ちで買い控は発生しないんでしょうかね?すごく気になっています。

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【自動車のプロ】大岡智彦
買い控えは、確実にあるだろうね。
だって、これまでのCX-5にはXDっていうクリーンディーゼルがあったでしょう。最大トルクが450Nmもあった。
あれに乗ってた人からすれば、今度は2.5リッターのマイルドハイブリッドで、トルクが約250Nm。もうほぼ半分だよ。
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リセバ総研所長 床尾一法
トルクのモリモリ感、体感も半分になっちゃいますかね?
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【自動車のプロ】大岡智彦
それだけ減っちゃったら、多分すごく遅く感じると思うのね。
しかもディーゼルは燃費も良くて、軽油だから燃料費も安めだった。
そこにメリットを感じてた人は、やっぱりちょっと厳しいよねって話になる。
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リセバ総研所長 床尾一法
モーターも6.5馬力くらいのマイルドハイブリッドですしね。
不思議なんですけど、なんでこの段階で発売に踏み切ったんでしょう。
もう市場を待たせられない、という感じだったんですかね。
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【自動車のプロ】大岡智彦
それもあったんじゃない。
だって、このモデルが出たのっていつだっけ、っていうくらいのロングセラーだからね。
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リセバ総研所長 床尾一法
先代KF系が登場したのは2017年ですからね。
9年間ですよ。
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【自動車のプロ】大岡智彦
とはいえ、ストロングハイブリッドだけ待って出して売れるのかっていうと、それも疑問でね。
ガソリン車に乗ってる方もいるから、そういう人に乗り換えを勧めるには先に出しといた方がいい、という判断もあったんだと思う。
個人的には、もうストロングハイブリッドが出てからでよかったんじゃないの、という気もするけどね。
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リセバ総研所長 床尾一法
そのストロングハイブリッドの開発が遅れている、というのは何が起きているんでしょう。
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【自動車のプロ】大岡智彦
一番大きいのは、CX-60でリコールを出してしまったことだと思う。
あのクルマはミッションもプラットフォームもエンジンも全部新規開発で、リソースが逼迫していた。そこに細かなミスが重なってリコールにつながって、結果的にそれが他のモデルの開発が遅れる理由にもなった。
ハイブリッドをやっていた人たちも、もう一回チェックし直そう、という話になったんだと思うよ。マツダブランドを守るためにもね。
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リセバ総研所長 床尾一法
そのズレを埋めきれずに、まずはマイルドハイブリッドが先行、という順番になってしまったと。
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【自動車のプロ】大岡智彦
CX-5の場合はプラットフォームが基本的に従来と一緒で、搭載するパワートレインはマイルドハイブリッドなので、リスクは小さい。
新開発のユニットを入れる時が一番リスクが高いから、そこを慎重にチェックし直してるんじゃないかな。
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リセバ総研所長 床尾一法
ストロングハイブリッドは2027年のいつ頃になるんでしょう?
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【自動車のプロ】大岡智彦
1年後って言ってたから、来年の今頃なんじゃないかな。
うまく開発が進めば、2月3月の繁忙期の前、年末あたりに出したいところだろうけど。
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リセバ総研所長 床尾一法
おそらく来年の今頃なんでしょうね。もっとギリギリまで遅くなりそうな予感もしますが。
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【自動車のプロ】大岡智彦
「2027年度」という言い方だと2028年の1〜3月まで入るから読みにくいんだけど、「2027年」と言い切ってる時は2027年なんじゃないかな。
あんまり待たせると新車効果も薄れちゃうしね。
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リセバ総研所長 床尾一法
他にもパワートレーン系統で新機軸があるんでしょうかね、ストロングハイブリッドは。
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【自動車のプロ】大岡智彦
ハイブリッドといっても、具体的にどういう方式にするのかがよく分からなくてね。
たとえばシリーズハイブリッド(エンジンは発電に徹して、駆動はモーターが担う方式)なら、日産のe-POWERのように基本的にミッションはない。ホンダのe:HEVの場合は、1速のみ、もしくは2速がある減速機が用意されるけど、使用する頻度はとても少ない。
噂では、1モーター2クラッチ式とも言われてるけど、いずれにしてもマツダの自社開発が多く、ほぼゼロからに近い開発ともいわれている。
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リセバ総研所長 床尾一法
長年取り組んできたものなんですか?
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【自動車のプロ】大岡智彦
いや、マツダはそんなにハイブリッドに一生懸命だったわけじゃないから、比較的新しい取り組みだと思うよ。
ついにディーゼルマインドが折れた、というか(笑)
世界的にディーゼルの排ガス規制が厳しくなって、ディーゼルに対する熱量が落ちてる中で、やらざるを得なくなった感じだね。
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リセバ総研所長 床尾一法
今回のCX-5、発売から1か月で受注が月販計画の数倍に達した、という発表も出ていましたが。
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【自動車のプロ】大岡智彦
まあ、言い方は悪いけど、発売前から受注活動はしてるわけだから、1か月で4倍5倍になるのはどこのメーカーでもいつものことだね。
今回は、ブランドアンバサダーに綾瀬はるかさんを起用したCM効果もあったんじゃないかと思うよ。広島つながりで。
マツダがCMにキャラクターを立てるなんて、ものすごく久々じゃないかっていうくらいだから。
“つなぎ登板”のマイルドハイブリッドはリセールも厳しい?
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リセバ総研所長 床尾一法
正直、CX-5のマイルドハイブリッド車はリセールバリュー予測でも厳しい数字になるんじゃないかと考えています。
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【自動車のプロ】大岡智彦
まあ、リセールがまったく付かないってことはないにしても、あんまり良くはならないだろうね。
ハイブリッド王国の日本で、あえてガソリン車を、っていう立ち位置だし、しかも1年後にはもっと燃費のいいストロングハイブリッドが出てくるわけだから、中古で狙う人からすれば、そっちを待つよねっていう話になっちゃう。
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リセバ総研所長 床尾一法
それにしても、マツダ=ディーゼルというイメージだったのに、ストロングハイブリッドに舵を切るというのは、時代の変化を感じます。スバルのフォレスターがストロングハイブリッドになったのも昨年ですし。
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【自動車のプロ】大岡智彦
どちらものメーカーも、やらざるを得ないんだよ。
高価格帯のクルマもどんどんガソリン車がなくなってハイブリッドだけになっていく流れがあって、ないとダメだよねっていう。
あとディーゼルは排ガス規制が通らない。
しかも、マツダのディーゼルエンジンは尿素(排ガスを浄化するための尿素水)を使わないタイプなので、なおさら規制がきつい。それも大きな理由じゃないかな。

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リセバ総研所長 床尾一法
なんとかマイルドハイブリッドを出しておいて、さらに「あと1年待ってね」と。
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【自動車のプロ】大岡智彦
マツダは、ちょっと読み違えたのかなって気がする。
もう少し早くハイブリッドを本気でやっておいてもよかった。
2013年に、トヨタのハイブリッドシステムを使ったアクセラハイブリッドを出したけど、熱心に開発したら本家プリウスより燃費が良くなっちゃったっていうくらい、いいクルマだった。
でも作る側も売る側も「売る気」がなくて、プロモーションもしないから、マツダにハイブリッドがあるなんて知ってる人さえ少なかった。
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リセバ総研所長 床尾一法
もったいない話ですね。
スバルは他社との差別化の意味でも水平対抗へのこだわりを強くせざるを得ない状況の中で、トヨタのハイブリッド技術を導入することで割りとスムーズにハイブリッドへ移行できましたね。
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【自動車のプロ】大岡智彦
マツダはディーゼルで一気にイメージを作った成功体験が、逆に足かせになったのかもしれないね。
スカイアクティブやSPCCI(ガソリンをディーゼルのように圧縮着火させる燃焼技術)みたいな内燃機関の作り込みに、ちょっとこだわりすぎちゃった。
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リセバ総研所長 床尾一法
ところで、新型CX-5のクルマとしての評価はいかがでしょう?
競合と比べて、CX-5を選ぶ理由みたいなところで言うと。
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【自動車のプロ】大岡智彦
プラットフォームは既存のものを改良して使っているんだけど、乗り心地も含めて、ものすごく出来は良くなってる。
進む方の「進化」じゃなくて、深い方の「深化」だね。
前のCX-5は後ろから突き上げる感じがあったけど、今はしなやかに動くし、車体もフラットに保つ。静かだし、クルマとしての良さは、かなり高いレベルになってる。
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リセバ総研所長 床尾一法
乗り心地が良くてゴツゴツしないのに、ロールもしないと。
両立しにくい要素ですよね。
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【自動車のプロ】大岡智彦
相反する要素ではあるんだけど、同じプラットフォームを初代から3代目まで使い続けていると、「ここをこうしたらこうなる」という知見がどんどん溜まっていく。
それを積み重ねて、少しずつ良くしていったんだと思うよ。
全部新しくしちゃうと、またゼロから考えなきゃいけないからね。
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リセバ総研所長 床尾一法
プラットフォームは継続ということですが、車体にはどういったアップデートが施されているんでしょうか。
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【自動車のプロ】大岡智彦
材料を変えて、たとえばピラーを数ミリ細くしていたりする。
より高強度な鋼板に置き換えることで、同じ強度を保ちながら細くして、視界を良くするといったことをやってるね。
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リセバ総研所長 床尾一法
地味に効いてくる部分ですね。
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【自動車のプロ】大岡智彦
それと、これも地味な話なんだけど、今までのCX-5、というかマツダ車全般そうだったのかもしれないけど、ちょっとデザイン優先なところがあったんだよ。
今回はマツダらしい造形の美しさは保ちながら、乗降性を良くしたり、後席を広くしたり、荷室を広げたりと、実用性の面をすごく磨いてきた。そこが結構、地に足のついた進化だなと思う。

新型CX-5の「魂動デザイン」に対する保守的な印象は戦略なのか?
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リセバ総研所長 床尾一法
インテリアはいかがでしたか?
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【自動車のプロ】大岡智彦
やっぱりマツダらしい、シンプルだけどおしゃれだね、という印象。
ゴテゴテと派手ではないけど、質が高そうに見える。
運転席まわりに水平基調のラインを通して、広々と見せる作りになっていてね。そこがマツダの魅力で、女性のファンが多いのもうなずける。
SUVっていうと、センターコンソールを太くしてゴツさや力強さを演出しがちだけど、マツダはそういう分かりやすいことをせず、さらっと上品にまとめてくる。言われて改めて気づく、という感じの引き算のうまさだよね。
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リセバ総研所長 床尾一法
個人的な感想として、鼓動デザインがちょっと”普通”になってきた印象があるんですよ。
かっこいいのは間違いないんですが、少しコンサバに寄せたというか。
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【自動車のプロ】大岡智彦
万人受けを狙った感じはするよね。
多くの人に好まれたい、という。
要は、一般的なSUV選びの土俵に乗るためのデザインになった、ということなんだと思う。
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リセバ総研所長 床尾一法
リアのマツダのロゴが、切り抜き文字になっているのも印象的でした。

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【自動車のプロ】大岡智彦
ポルシェが先にやって、ホンダもプリウスもそっちになって、どいつもこいつも切り抜き文字になってきた。
あれ、貼るの大変だろうなと思うけどね。
専用の治具で位置を合わせて貼るんだろうけど、昔みたいにペタンとエンブレムを貼るのに比べたら、ずいぶん手間だよ。
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リセバ総研所長 床尾一法
ちなみに新しいCX-5のイメージカラーは、今回も赤なんですか?
試乗されていたのが白だったので、赤じゃないんだと思って。

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【自動車のプロ】大岡智彦
それはたまたま抽選で外れただけ(笑)
マツダといえば、やっぱりソウルレッドクリスタルメタリックだよね。
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リセバ総研所長 床尾一法
で、肝心のエンジンですが。
静粛性や乗り心地の”深化”に比べると、インパクトは薄かったですか?
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【自動車のプロ】大岡智彦
まあ、しょうがないな、という感じ。
エンジニアもしんどいところだと思うよ。
燃費を上げなきゃいけない、ディーゼルから乗り換えた人にがっかりされないようにしなきゃいけない、じゃあどうするの、というのが本音じゃないかな。
とりあえずマイルドハイブリッドを付けとけばなんとかなる、というだけで済まないレベルだから、相当大変だったと思う。
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リセバ総研所長 床尾一法
チューニングは、燃費に振っている感じなんですか?
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【自動車のプロ】大岡智彦
燃費に振ってるね。
だから燃費は結構良くなってる。その分、高回転でのパンチはなくなってる。
だから、あんまりエンジンのことは触れてあげないでくださいね、頑張ってますから、という感じ(笑)
ハイブリッドと比べたら、どうにもならないんだけどね。
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リセバ総研所長 床尾一法
では競合となる車種をあらためて見てみましょうか。

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【自動車のプロ】大岡智彦
RAV4やスバル フォレスター、日産 エクストレイルあたりだね。
ただマツダは、エンジニアだけじゃなくてマーケティングも頭を使っていて、他社がみんなハイブリッドで攻めてくる中、ガソリンしかないから、値付けをちょっと安めにしてるんだよ。
お買い得感を出して勝負しようとしている。
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リセバ総研所長 床尾一法
そこは私も気になっていて。
競合するようでしない、という絶妙な位置取りなんですよね。
このSUVのポジションマップのCX-5は旧型KF系で、全体像もあくまでリセバ総研とCORISM大岡さんの独断によるものですが、価格帯的にはRAV4はちょっと遠い存在になっています。
むしろホンダのヴェゼルあたりの方が近いキャラクターになってきた印象すらあります。
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【自動車のプロ】大岡智彦
ヴェゼルのハイブリッドも結構高いからね。
戦略的に言えば、そのヴェゼルのハイブリッドが買える値段で、1.5クラス上のうちのクルマが買えますよ、というのを狙ってるんじゃないかな。
逆にフォレスターの1.8リッターターボよりも安い。ちょっと自信のない価格設定、という言い方もできるけど、床尾さんがさっき「なぜこの段階で発売に」と言ったのは、たぶん向こうも同じように思っていて、それじゃ勝負できないから価格で勝負に行こう、というところなんだと思う。
一番高いグレードでも400万円ちょっと。この間発売された日産 キックスの一番高いやつくらいの値段で、1クラス以上大きなクルマが買えますよ、と。
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リセバ総研所長 床尾一法
でも、CX-5ってCXシリーズの基幹となるモデルですよね。
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【自動車のプロ】大岡智彦
「旗艦」モデルという言い方だとCX-80だけど、国内販売の「基幹」モデルと言えば、日本で一番売れてるマツダ車であるCX-5。
その基幹車種が、ストロングハイブリッドが揃うまでの間は、あえて格を落としてでもガソリン車で勝負しなきゃいけない。RAV4なんて、そもそもガソリン車の設定すらないわけだからさ。
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リセバ総研所長 床尾一法
コスパではCX-5がなかなかのい競争力を持っていますが、そこにリセールバリューというセリフが持ち込まれると、途端に「トヨタ買え」という話になっちゃうんですけどね。
私自身は「気にせず長く乗る」のも楽しいカーライフ、「リセバ」はあくまで売るときの目安だと考えていますが。
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【自動車のプロ】大岡智彦
そこはね、なかなか。
マツダ車のリセールは、また少し厳しくなってきちゃってるから。
だから、パワーユニットに「ハイブリッド」という文字が要らない人、ガソリンでもいいからコストパフォーマンスを取りたい、という人にはすごくいいと思うよ。
でかいほうが優先順位が高い、燃費はそこまで気にしない、という人なら、これだけの見栄えと広さのクルマが手頃な値段で手に入るわけだからね。
