最新の中古車市場と相場情報をプロから学ぶ 中古車のプロに聞いてみた(第21回):中東紛争とホルムズ海峡封鎖ははたして中古車業界に影響があったのか?
中古車マーチャンダイジング部門管理職
リセールバリュー総合研究所 管理運営者
※当記事のインタビューは2026年4月上旬に行われています。
※当記事の内容は、各担当者の経験に基づく主観的な感想や予想を中心とした個人の見解です。
2026年2月28日、そのとき中古車業界の反応は?
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リセバ総研所長 床尾一法
さて、2026年の第1四半期の振り返りですが、最後はホルムズ海峡封鎖の影響について聞いていきたいと思います。
まずは、2月28日に米国がイランを攻撃した際、やはり業界はかなりザワつきましたか?
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
ザワつきましたが・・・
実はその時点では言うほど業界内に動揺はなかったんですよね。
所長的には意外でしょ?
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リセバ総研所長 床尾一法
あら、たしかに意外ですね。
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
もちろん、米国とイランという大きな国同士の紛争なので、今更言うまでもないですが、世界中が影響を受けています。
実際に流通の滞りで社会に大きな影響が出てしまいました。
ただ、こと中古車業界に絞ってみてみると、中古車輸出のルート上にはこれまでも至る所で小さな紛争が起きていたり海賊などが出没したりと、流通のリスクがあったのです。
物を運ぶのに危険な海域というのはホルムズ海峡に限った話ではなく、世界中にたくさんあるんです。
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リセバ総研所長 床尾一法
仕向国の情勢を考えると、たしかに危険な海域がたくさんあるようですね。
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
加えて、昨年はいわゆるトランプ関税が話題になりましたが、中古車の輸出は貿易相手国によっては関税がめまぐるしく変わりますし、大幅に増税されることもあります。
そちらのほうが(紛争による海運の滞りよりも)インパクトがあるわけです。
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リセバ総研所長 床尾一法
2月28日に端を発したホルムズ海峡の事実上封鎖も、紛争が勃発した当時は中古車業界的に世界中で生まれているインシデントのひとつとして受け止めていた、というところでしょうか?
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
そうです。
実際、ホルムズ海峡以上に(海運の視点で)危険な海域というのはたくさんあったので、当初はあまり深刻に受け止めていないようでした。
一方で、一番深刻に受け止めたのは、中古車の輸出ビジネス全体を見ている人たちでしょうね。ホルムズ海峡が封鎖されたことで取引が止まってしまったので。
中古車在庫を「調達する人」「輸出する人」「仕入れて売る人」たちは、そんなに動揺していなかったと感じます。
とはいえ、さすがにここまで事態が長期化したとなると、やはり影響は避けられないと捉えているでよう。
事態の長期化に中古車業界の雰囲気が変わったのは・・・
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リセバ総研所長 床尾一法
ホルムズ海峡の影響で業界の雰囲気が変化していったのは、いつ頃からだったんでしょうか?
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
3月中旬くらいからですね。
「なんとかなるだろう」から「マジでやばいかも」という雰囲気に変わって、現在に至ると。
当初は「早く終わらせてくれ」という雰囲気で、海運業者も船を(ホルムズ海峡の周辺に)待機させていたり、輸出業者も出荷を待っていたのですが、事態が膠着してくると「もう無理」と諦めて船を引き上げはじめたようです。
「この状態がこのまま続くとさすがにまずい」というのが、現在(2026年4月時点)の業界の雰囲気です。
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リセバ総研所長 床尾一法
この焦りの中で、中古車業界ではどのような動きが生まれているのでしょうか?
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
抱えている在庫を中古車オークションに流し、相場が下落する前になるべく早く捌いてしまおうという動きが加速していますね(2026年4月上旬時点)。
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リセバ総研所長 床尾一法
最近はオートオークションの出品台数が過去最高記録を更新し続けていますね。
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
そうですね。
タイミングも非常に悪かったですね・・・3月は自動車業界では決算が集中する時期ですし、例年4月末からは海外への輸出が活性化していきます。
自動車業界にとっては最悪のタイミングで紛争が始まってしまったと言えます。
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リセバ総研所長 床尾一法
今後の見通しとして、中古車業界の界隈ではどのような話が出ていますか?
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
この紛争がいつまで続くかは誰にもわからないので、耐えなければならない時間はしばらく続くだろうと。
(中東方面以外の輸出が活性化する)5月から7月にかけてはある程度の回復が見込めるとは思いますが、相場価格としては「高騰しすぎたクルマの価格が元に戻る」という状況になる可能性があります。
これまで人気の中古車は価格が高すぎて、新車価格を上回ることも多かったですが、本来は中古車の価格が新車よりも安価であるはずなのです。
ごく当たり前のことなのですが、この異常な高年式中古車の高騰が落ち着く可能性もあると考えられます。
| 国産登録車の平均売却予想額 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 経年 | 年式 | 2026年 4月5日週 | 2026年 4月12日週 | 2026年 4月19日週 | 2026年 4月26日週 | 2026年 5月3日週 | 2026年 5月10日週 |
| すべての年式 | ¥1,316,625 | ¥1,370,810 | ¥1,362,410 | ¥1,315,268 | ¥1,256,918 | ¥1,377,807 | |
| 前週比 | ←104% | ←99% | ←97% | ←96% | ←110% | ||
| 当年式 | 2026年式 | ¥3,474,137 | ¥4,724,750 | ¥4,143,703 | ¥4,180,909 | ¥4,456,250 | ¥3,901,224 |
| 前週比 | ←136% | ←88% | ←101% | ←107% | ←88% | ||
| 1年落ち | 2025年式 | ¥4,172,841 | ¥4,086,586 | ¥4,258,571 | ¥4,279,310 | ¥4,155,525 | ¥4,300,108 |
| 前週比 | ←98% | ←104% | ←100% | ←97% | ←103% | ||
| 2年落ち | 2024年式 | ¥3,541,465 | ¥3,913,104 | ¥3,711,061 | ¥3,754,071 | ¥3,573,687 | ¥3,934,018 |
| 前週比 | ←110% | ←95% | ←101% | ←95% | ←110% | ||
| 3年落ち | 2023年式 | ¥3,032,881 | ¥3,130,260 | ¥3,101,027 | ¥3,049,073 | ¥3,023,790 | ¥3,086,852 |
| 前週比 | ←103% | ←99% | ←98% | ←99% | ←102% | ||
| 4年落ち | 2022年式 | ¥2,600,669 | ¥2,414,336 | ¥2,511,330 | ¥2,506,101 | ¥2,555,439 | ¥2,662,470 |
| 前週比 | ←93% | ←104% | ←100% | ←102% | ←104% | ||
| 5年落ち | 2021年式 | ¥2,110,816 | ¥2,201,777 | ¥2,232,780 | ¥2,135,882 | ¥2,125,902 | ¥2,231,484 |
| 前週比 | ←104% | ←101% | ←96% | ←100% | ←105% | ||
| 6年落ち | 2020年式 | ¥1,797,000 | ¥1,919,528 | ¥1,901,464 | ¥1,786,012 | ¥1,838,054 | ¥1,870,474 |
| 前週比 | ←107% | ←99% | ←94% | ←103% | ←102% | ||
| 7年落ち | 2019年式 | ¥1,515,422 | ¥1,583,283 | ¥1,628,614 | ¥1,567,022 | ¥1,524,061 | ¥1,615,112 |
| 前週比 | ←104% | ←103% | ←96% | ←97% | ←106% | ||
| 8年落ち | 2018年式 | ¥1,362,689 | ¥1,357,703 | ¥1,332,313 | ¥1,368,747 | ¥1,323,986 | ¥1,299,822 |
| 前週比 | ←100% | ←98% | ←103% | ←97% | ←98% | ||
| 9年落ち | 2017年式 | ¥1,001,857 | ¥1,003,509 | ¥993,017 | ¥1,060,324 | ¥990,036 | ¥998,400 |
| 前週比 | ←100% | ←99% | ←107% | ←93% | ←101% | ||
| 10年落ち | 2016年式 | ¥879,175 | ¥908,463 | ¥816,833 | ¥842,505 | ¥830,416 | ¥908,424 |
| 前週比 | ←103% | ←90% | ←103% | ←99% | ←109% | ||
| 11年落ち | 2015年式 | ¥696,990 | ¥631,195 | ¥766,027 | ¥666,905 | ¥693,960 | ¥718,089 |
| 前週比 | ←91% | ←121% | ←87% | ←104% | ←103% | ||
| 12年落ち | 2014年式 | ¥541,964 | ¥530,864 | ¥535,778 | ¥481,761 | ¥543,272 | ¥534,140 |
| 前週比 | ←98% | ←101% | ←90% | ←113% | ←98% | ||
| 13年落ち | 2013年式 | ¥392,071 | ¥396,589 | ¥369,686 | ¥359,373 | ¥380,156 | ¥388,073 |
| 前週比 | ←101% | ←93% | ←97% | ←106% | ←102% | ||
| 14年落ち | 2012年式 | ¥364,892 | ¥385,813 | ¥335,814 | ¥284,773 | ¥369,317 | ¥330,601 |
| 前週比 | ←106% | ←87% | ←85% | ←130% | ←90% | ||
| 15年落ち | 2011年式 | ¥260,075 | ¥303,082 | ¥286,544 | ¥259,193 | ¥286,580 | ¥255,163 |
| 前週比 | ←117% | ←95% | ←90% | ←111% | ←89% | ||
| © 2026 IDOM Inc. リセールバリュー総合研究所 | |||||||
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リセバ総研所長 床尾一法
車種によって明暗がわかれるという可能性もありますか?
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
下落する車種もあれば、輸出需要が維持されて高値で取引される車種もありで、中古車が2極化していくでしょう。
この4月(インタビュー時点)以降、その動きが徐々に相場価格に見えてくると思います。
例えば軽自動車ですが、4月の相場は下落傾向でした。年式によっては年初から10万円程度下落しています。軽自動車の価格帯で10万円となると相当なインパクトがあります。
こういった車種や年式による格差が広がっていく可能性があります。
| 軽自動車の平均売却予想額 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 経年 | 年式 | 2025年11月 | 2025年12月 | 2026年1月 | 2026年2月 | 2026年3月 | 2026年4月 |
| すべての年式 | ¥478,309 | ¥469,989 | ¥476,604 | ¥479,431 | ¥456,091 | ¥457,155 | |
| 前月比 | ←98% | ←101% | ←101% | ←95% | ←100% | ||
| 当年式 | 2026年式 | — | — | ¥1,380,000 | ¥1,275,000 | ¥1,556,666 | ¥1,450,000 |
| 前月比 | — | — | ←92% | ←122% | ←93% | ||
| 1年落ち | 2025年式 | ¥1,479,130 | ¥1,487,850 | ¥1,486,069 | ¥1,499,271 | ¥1,415,107 | ¥1,413,093 |
| 前月比 | ←101% | ←100% | ←101% | ←94% | ←100% | ||
| 2年落ち | 2024年式 | ¥1,443,333 | ¥1,359,574 | ¥1,388,206 | ¥1,385,591 | ¥1,311,306 | ¥1,275,567 |
| 前月比 | ←94% | ←102% | ←100% | ←95% | ←97% | ||
| 3年落ち | 2023年式 | ¥1,267,553 | ¥1,240,849 | ¥1,234,670 | ¥1,208,973 | ¥1,188,950 | ¥1,163,656 |
| 前月比 | ←98% | ←100% | ←98% | ←98% | ←98% | ||
| 4年落ち | 2022年式 | ¥1,125,843 | ¥1,167,588 | ¥1,136,162 | ¥1,102,679 | ¥1,069,691 | ¥1,069,447 |
| 前月比 | ←104% | ←97% | ←97% | ←97% | ←100% | ||
| 5年落ち | 2021年式 | ¥1,031,602 | ¥1,052,530 | ¥992,682 | ¥987,295 | ¥962,839 | ¥908,915 |
| 前月比 | ←102% | ←94% | ←99% | ←98% | ←94% | ||
| 6年落ち | 2020年式 | ¥876,208 | ¥907,893 | ¥904,773 | ¥860,531 | ¥822,967 | ¥791,006 |
| 前月比 | ←104% | ←100% | ←95% | ←96% | ←96% | ||
| 7年落ち | 2019年式 | ¥766,273 | ¥747,500 | ¥734,199 | ¥768,496 | ¥734,134 | ¥690,196 |
| 前月比 | ←98% | ←98% | ←105% | ←96% | ←94% | ||
| 8年落ち | 2018年式 | ¥667,804 | ¥626,466 | ¥641,578 | ¥639,214 | ¥597,436 | ¥565,655 |
| 前月比 | ←94% | ←102% | ←100% | ←93% | ←95% | ||
| 9年落ち | 2017年式 | ¥496,225 | ¥479,496 | ¥477,407 | ¥469,032 | ¥464,940 | ¥420,380 |
| 前月比 | ←97% | ←100% | ←98% | ←99% | ←90% | ||
| 10年落ち | 2016年式 | ¥420,802 | ¥401,182 | ¥409,882 | ¥425,918 | ¥401,898 | ¥371,957 |
| 前月比 | ←95% | ←102% | ←104% | ←94% | ←93% | ||
| 11年落ち | 2015年式 | ¥330,780 | ¥310,728 | ¥300,310 | ¥315,542 | ¥297,704 | ¥285,485 |
| 前月比 | ←94% | ←97% | ←105% | ←94% | ←96% | ||
| 12年落ち | 2014年式 | ¥239,987 | ¥243,902 | ¥253,877 | ¥254,160 | ¥245,698 | ¥225,785 |
| 前月比 | ←102% | ←104% | ←100% | ←97% | ←92% | ||
| 13年落ち | 2013年式 | ¥176,407 | ¥163,086 | ¥162,006 | ¥173,821 | ¥160,937 | ¥140,077 |
| 前月比 | ←92% | ←99% | ←107% | ←93% | ←87% | ||
| 14年落ち | 2012年式 | ¥146,211 | ¥136,368 | ¥157,882 | ¥163,023 | ¥134,917 | ¥134,089 |
| 前月比 | ←93% | ←116% | ←103% | ←83% | ←99% | ||
| 15年落ち | 2011年式 | ¥109,642 | ¥105,328 | ¥107,212 | ¥119,491 | ¥105,815 | ¥90,158 |
| 前月比 | ←96% | ←102% | ←111% | ←89% | ←85% | ||
| © 2026 IDOM Inc. リセールバリュー総合研究所 | |||||||
流通の見通しが難しい状況下で中古車業界の今後はどうなる?
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リセバ総研所長 床尾一法
最後に、2026年4月から6月にかけて、第2四半期の中古車市場はどのように動いていくと予想されますか?
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
国内、輸出を含めて、今後の需給バランスが読めない状況ではあります。
さきほどの2極化の件もありますが、相場が下がる車種や年式次第で、これまで国内で在庫不足と言われてきた、値頃感のある中古車価格帯の供給が回復するのではないかと個人的には見ています。
結果的に、市場における覇権が少し変わる可能性があるとも思いますね。
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リセバ総研所長 床尾一法
覇権?
覇権というのは車種ベースでということでしょうか?
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
そうです。
これまでお話した動きの中で、主軸のとなる車種が入れ替わる可能性もあります。
加えて、これまでは圧倒的に売り手市場だった中古車市場が、買い手(選ぶ側の)市場になっていく可能性もあると思います。
そうなると、顧客ニーズに沿って引き合いの多い車種やカテゴリーが変化するかもしれません。
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リセバ総研所長 床尾一法
まとめると・・・
コスパの良いクルマが仕入れやすくなり供給が安定するので、ここに顧客ニーズがシンクロして特定車種や年式の需要がリズムに乗ると販売も好調になり、主軸となる車種やジャンルが変化する可能性があるのではないか?ということでしょうか。
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
はい。
・・・ですが、それが具体的にどの車種なのか、どのジャンルになのか、あるいは中古車ではなく新車にニーズが高まるのか、さすがにそこまでは見通せません。
それでも、中古車在庫の供給が安定することで、新たに需要を掘り起こす可能性はあると考えられます。
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リセバ総研所長 床尾一法
4月から6月は新型車が発売されるタイミングでもないですし、トヨタ ランドクルーザーFJや日産 エルグランドの発売は今年の夏に発売といわれていますから、乗り換え需要で買取車も増えるかもしれませんから、中古車のニーズが高まる可能性もありますね。
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
そうですね。
むしろ新車界隈はむしろあまり元気がないようですし、新車あっての中古車在庫ですから。
日産 リーフも海外で廉価モデル(日本のB5モデルに相当)の販売を無期限延期しましたが・・・あれはもう発売されないかもしれません。ホンダも新型EVの開発を凍結しましたし・・・。
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リセバ総研所長 床尾一法
トヨタ以外は相当厳しそうですね。
ホンダは報道にもある通り巨額の損失を出していますし、いま販売好調なクルマはN-BOXという状況です。
私もホンダのエンジンフィールを味わうために何台も乗り継いだ経験があり、なんとか復活して欲しいという思いは強いのですが・・・厳しい状況ですよね。
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
ホンダが復活させた「プレリュード」はハイブリッドですが、本来のホンダの強みとは違うところに行ってしまっている印象です。
ホンダに求められていることって「そこなんだろうか?」という気持ちもあります。
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リセバ総研所長 床尾一法
ちょっと話が脱線してしまいました・・・
今後の3か月の見通しに戻りましょう。
5月下旬の相場が回復する時期に、需要と供給のバランスが合えば結構いい市場になってくる可能性があるということですね。
あとは海運が回復するかどうかによって、その影響が市場に反映されてくるでしょう。
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【中古車相場のプロ】〝OKB〟
はい。
輸出が持ち直すということは4月はまず期待できません。5月には例年輸出が伸びていく時期ですが、それが(ホルムズ海峡の影響で)遅れる可能性が高い。(※1)
そうなると国内需要のほうが動く可能性があるので、5月頃から国内販売が伸びていくと思います。(※2)
私たちは輸出業者ではないので、国内販売が伸びると私たちにとっては良い状況になるでしょう。
在庫供給が安定することで小売の相場も落ち着いてくれば、お客様にとってコスパのいい在庫が増えていく可能性も高くなります。
注釈:※1/※2
記事中段の表「国産登録車の平均売却予想額」にあるように、2026年5月10日週から買取相場は上昇傾向にある。
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リセバ総研所長 床尾一法
今回もロングインタビューにご協力いただきありがとうございました。
それではまた、7月上旬のインタビューで2026年第2四半期を振り返ってみたいと思います。
次回もよろしくお願いいたします。
(第22回に続く)
