注目度急上昇中のクルマはどう買えばいい? 【調べてみた】ホンダ フリード購入ガイド!登録済み未使用車のコスパは?リセールバリューは?

2024-2025年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したホンダの人気コンパクトミニバン「フリード」。3代目となる現行型は2024年6月に発売されましたが、今年2月には一部改良を行い、注目を集めています。日常使いに便利な取り回しの良さと居住性の高さ、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイ―ブイ)」搭載による燃費性能の良さなどが評価されており、中古車市場でも人気の1台となっています。今回は、この「フリード」を購入する際のアドバイスや、売却する場合のリセールバリューについてご紹介します。

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目次
ホンダ フリードとは?
ホンダのコンパクトミニバン「フリード」は、「日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマ」という開発思想のもと、取り回しのしやすいボディーサイズ、室内の使い勝手の良さや乗り心地の良さ、車幅のイメージをつかみやすいタイヤ配置やボディデザイン、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」による高い燃費性能、標準搭載されたホンダ独自の安全運転支援システム「Honda SENSING」による安全性能などを兼ね備えています。
上質で洗練されたシンプルなデザインの「FREED AIR」と力強く遊び心に溢れるデザインの「FREED CROSSTAR」という2つのタイプのグレードを設定しており、今年2月の一部改良では塗装素材を変更してボディの艶感と耐久性が向上しました。
これに伴い、新車販売価格も改定されており、すべてのグレードで一律16万5000円値上げされています。
フリードはミニバンとして初めてカー・オブ・ザ・イヤーを受賞
ホンダ フリードは、ミニバンとしての初めて、第45回 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーは「ホンダ フリード」を受賞しました。 ホンダ車の受賞は2010-2011の「CR-Z」以来、14年ぶりの受賞です。
日本市場を重視した5ナンバーサイズで、3列シートの居住性や使い勝手、操縦安定性の進化、ホンダ独自のハイブリッド「e:HEV」などが評価されました。
未使用車に近い中古車のフリードは選択肢になり得るか?
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【クルマ大好きライター】井口裕右
「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したフリードの現行型は、2024年6月に発売されました。ネットの情報を見ると、当初は納車までの期間も長かったようですが、現在ではガソリン車なら一般的な新車の納期感になっている様子です。
そこで、登録済み未使用車に近い条件で中古車の在庫を調べてみました。
今回、調べてみたグレードは「フリード e:HEV AIR」。新車の価格帯は約302万円〜325万円ほどになります。
登録済み未使用車に近い条件に当てはまる、「2024年式」以降の高年式で「走行距離1,000キロ(0.1万Km)未満」の低走行車の中古車在庫をガリバー公式サイトで探してみました (2024年式〜、走行距離5000km以下でフリードの中古車を検索した結果を見てみる) 。
その結果、下記のような2025年式、つまり今年登録されたばかりの中古車の在庫も見つかりました。
※登録済未使用車とは、初度登録された車両で、かつ使用または運行に供されていない中古車と指します。

中古車在庫の例について
・上記は2025年3月1日現在の在庫情報をもとに、支払総額の一例として紹介しています。
・在庫の確保および価格を保証するものではありません。販売状況により変動します。
・購入時にオプションプランやサービスを選択された場合は、支払総額が変わります。
・中古車が展示されている店以外での購入には、車両運搬費がかかります。
・ご購入される店舗によって、車両運搬費や適用されるサービスが異なります。
支払総額について
・支払総額は、閲覧当月、店舗所在地の管轄内登録(届出)で店頭納車の場合の価格です。
ホンダ フリードの新車の供給は比較的安定しているようですが、人気車種の最新モデルの登録済み未使用車やそれに近い高年式・低走行の中古車の場合、中古車価格が高額になることがあります。
しかし、登録済み未使用車の総額表示は、走り出すまでに必要な諸費用を含めた価格であること、人気のクルマの高年式・低走行の良質な中古車に早く乗り始められるというメリットがあり、新車も中古車も含め、クルマ選びの有力な選択肢になり得るでしょう。
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【クルマ大好きライター】井口裕右
カラーや装備がお好みのものであれば、早期に納車できる登録済み未使用車も選択肢のひとつに。ただし、お好みのカラーや装備がはっきりしている場合には妥協する必要はありません。
2025年3月現在の「フリード」納車時期は?すぐに手に入るの?
ホンダはメーカー公式サイトで納期の目安について公開しておらず、在庫状況はカーディーラーに確認が必要です。ハイブリッド車のe:HEVはまだ納期が長めのようで、希望するグレードによっては新車の納車までの期間が長くなることも考えられます。
一方、最新モデルにあたる2024年式のフリードの中古車在庫をガリバー公式サイト(221616.com)で調べてみると、2025年3月1日の時点で30台以上の在庫があり、走行距離も1000km以下の低走行車が目立ちます。
しかし、中古車の在庫は1.5Lガソリン車が中心で、2024年式最新モデルのe:HEVは中古車の在庫も少なめ。ハイブリッド車の新車納期にはまだ時間を要しているようですから、中古車の品薄感につながっているのかもしれません(※在庫数は日々変動します)。
良質な中古車である登録済み未使用車は、新車を早く購入したい層とも競合する可能性があります。購入を検討している方は、ガリバーの公式サイトでこまめに在庫状況をチェックして、探している条件に合うクルマが見つかったらすぐに問い合わせをされることをオススメします。
「フリード」のリセールバリューは?3年後にいくらで売却できる?
ガリバーに持ち込まれた買取査定の実績を元に算出したリセールバリュー値(RV値)は、新車価格に対して最低59.3%〜最高82.1%(2025年3月1日現在)で、特に2024年式は平均売却予想価格が190万円台から200万円台を超えるなど新車発売以降高い水準で推移しています。
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【クルマ大好きライター】井口裕右
これはモデルや走行距離、クルマの状態によって大きく変動しますが、カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した人気のコンパクトミニバンということもあって、リセールバリューが高い状態は今後も続くことが予想されます。

このリセールバリューを先程ご紹介した登録済み未使用車の「フリード e:HEV AIR」に当てはめた場合、総額329.8万円に対してRV値最低59.3%〜最高82.1%を適用すると、3年後の査定予想価格の目安はおよそ195万円から270万円になります。
まとめ
特に2024年式は安定してリセールバリューが高い傾向にあるため、3年以内の早期乗り換えを想定して購入する場合には過走行にならないよう留意し、リセールバリューの維持を意識したカーケアやメンテナンスを行っていくとよいでしょう。