速報:2025-2026 カー・オブ・ザ・イヤーはスバル フォレスター!大幅進化のハイブリッドが高評価

今年1年を代表するクルマを決定する「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会と授賞式が12月4日に開催され、今年のカー・オブ・ザ・イヤーには「スバル フォレスター」が選ばれました。

小さい頃からのクルマ好きで、大学生で免許を取ると貯めたバイト代で中古車をすぐに購入。以来、年間数万キロを走り回って無事故を維持していることを密かな誇りにしている。趣味は、ドライブ旅行とモータースポーツ。カメラを持ってサーキットに行くと流し撮りに命を懸ける。一般ドライバーの視点で、カーライフとリセールバリューの「これってどういうこと?」を紐解いていきます。

2025-2026 カー・オブ・ザ・イヤー「スバル フォレスター」の授賞理由

SUBARU フォレスターは、走行性能、実用性、快適性、オフロード性能、そしてスバルが一貫して重視してきた安全性を高い次元で融合したSUVとして高く評価された。待望のストロングハイブリッド(S:HEV)の採用により、独自技術である水平対向エンジンは、燃費性能と走りの愉しさを両立する“SUBARUらしい環境エンジン”へと進化。さらに、アイサイトXをはじめとした先進運転支援技術や、歩行者だけでなくサイクリストの傷害低減にも寄与するエアバッグなど、安全装備の進化も高い評価を集めた。

https://www.jcoty.org/result/

ハイブリッドシステムと新世代アイサイトを搭載し大きく進化したフォレスター

2025年春に発売された6代目のスバル フォレスターは、「安心と愉しさ」というフォレスターのアイデンティティを継承しながら、デザイン、走行性能、安全性のすべてにおいて大きく飛躍しているのが特徴です。技術面での大きなポイントは、待望のハイブリッドシステム「S:HEV(ストロングハイブリッド)」が搭載された点。スバル独自の「シンメトリカルAWD(四輪駆動)」機構を維持したまま、飛躍的な燃費向上と、モーター駆動による力強い加速を実現しています。

 

また、スバル独自の運転支援システム「アイサイト」も最新世代へアップデートされ、カメラが3眼化されたことで交差点での自転車や歩行者の検知能力が大幅に向上したほか、ドライバーの居眠りや脇見運転を検知する機能や、ドライバーが意識を失った際に自動で減速・停止する「ドライバー異常時対応システム」などを搭載しています。

今回の受賞について、株式会社SUBARU 商品事業本部 プロジェクトゼネラルマネージャー 只木克郎さんは授賞式の壇上で次のようにコメントしています。

  • 株式会社SUBARU 商品事業本部 プロジェクトゼネラルマネージャー 只木克郎さん

    このフォレスターは6代目ですが、歴代のフォレスターが一貫してきた価値は、“いつでも、どんなときでも使う人の期待に応えること”ということだと思います。アウトドアはもちろん、日常でも不便なく使える点や、ライスステージに応じてクルマの用途や行動範囲が変化しても同じように使い続けることができる。それが、フォレスターの良さだと思います。

     

    今回、そこにストロングハイブリッドを導入して、フォレスターらしさはそのままに環境性能をぐっと押し上げました。デザイン、乗り心地、安全性に至るまで、あらゆることを妥協せずに作ってきた自信作です。おかげさまで発売直後から大変好評で、受注件数の初速は我々の想像以上の規模でした。お客さまから心待ちにしてもらえるようなクルマを開発することができたことは、我々の誇りです。

     

    スバルは、安全安心と楽しさが提供価値です。今回いただいたカー・オブ・ザ・イヤーを励みにして、この価値をますます高めて極めていきたいと思います。スバルのクルマを通じて、お客さまの人生や生活がより楽しく豊かになることに少しでも貢献できればと考えています。

今回行われた最終選考会では、60名の選考委員が最終選考に残った10台(10ベストカー)すべてのクルマに最大25点から最小1点まで評価を行い、その結果を集計して今年のカー・オブ・ザ・イヤーを決定しました。選考会の様子や各専攻委員の評価やコメントは、YouTubeでライブ配信されました。カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたスバル フォレスターに対して、選考委員からは待望のハイブリッド搭載による燃費性能の高さや安全性能、走行性能、コストバリュー(価格に対して得られる価値や満足感・幸福感)の高さなどを評価するコメントが集まっていました

日本カー・オブ・ザ・イヤー最終選考会・授賞式の模様はこちらから視聴できます
現行フォレスターの中古車在庫はこちらからチェック!

インポートカー・デザイン・テクノロジーの各賞や特別賞も発表!

今回の最終選考会と授賞式では、各部門賞も発表されました。最終選考会で最高得点を獲得した輸入車に贈られる「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」には「フォルクスワーゲン ID.Buzz」が選ばれ、優れたデザイン性を備えたクルマに贈られる「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」とのダブル受賞に。また、革新的な技術を搭載したクルマに贈られる「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」は「ポルシェ 911 カレラ GTS」がそれぞれ選ばれました。なお、「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」と「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」は、「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされた35台すべてのクルマが選考対象になっています。

2025-2026 インポート・カー・オブ・ザ・イヤーとデザイン・カー・オブ・ザ・イヤーのダブル受賞となった「フォルクスワーゲン ID.Buzz」

2025-2026 インポート・カー・オブ・ザ・イヤーの受賞理由

フォルクスワーゲン ID.Buzz は、BEV(電気自動車)のフルサイズミニバンという、現在国内市場では唯一無二の存在であり、BEVとしての完成度も極めて高い。電気自動車ならではのパッケージングが、ミニバンとしてゆとりある居住空間を実現し、BEVミニバンという新たなカテゴリーを切り開いた。さらに、“ワーゲンバス”として親しまれたType 2の魅力を現代的に継承したエクステリアデザインは、運転者のみならず周囲の人々までも笑顔にする存在感を放ち、高い評価を獲得した。

2025-2026 デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーの受賞理由

いまなお色褪せない人気を誇るワーゲンバス(Type 2)のヘリテージを受け継ぎ、それを現代的に解釈した ID.Buzz のエクステリアデザインは、ひと目でわかる強い個性を備えながら、誰にでも懐かしさと愛らしさを感じさせる魅力を放っている。テクノロジー優先で無機質になりがちな時代において、自動車にはエモーショナルな価値が不可欠であることを改めて示した意義は大きく、その存在はデザインのあり方に新たな視点を投げかけた。

2025-2026 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「ポルシェ 911 カレラ GTS」

2025-2026 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーの受賞理由

ポルシェ 911 の長い歴史の中で初めて採用されたハイブリッドシステム「T-Hybrid」は、運動エネルギーだけでなく熱エネルギーまで回生する、モータースポーツ由来の先進技術を搭載している点が大きな特徴である。電動化=エコという既成概念にとらわれない、ハイブリッド技術の新たな方向性を示すとともに、スポーツカーとしての走りの魅力を一切損なうことなく環境性能を高めたポルシェの技術力は高く評価された。

実行委員会特別賞

そのほか、今回の授賞式では実行委員会特別賞も発表され、ポルシェのポテンシャルを引き出した本格的なスポーツ走行が楽しめる体験型施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」(千葉県木更津市)と、日本最大級の参加型レース「スーパー耐久シリーズ(S耐)」を運営する「一般社団法人 スーパー耐久未来機構」がそれぞれ選ばれました。