リセールバリュー白書 2025年第3四半期 中古車買取査定/売却相場レポート

2025年7〜9月のガリバー買取査定データをもとに、前四半期(2025年4〜6月)のデータと比較検証しながら中古車買取相場をレポートします。

リセバ総研所長 床尾一法

リセールバリュー総合研究所 管理運営者

中古車情報誌の最大手での制作、自動車メディアの立ち上げ責任者などを経験。20年以上マーケティングのインハウスやコンサルタントで活動。2017年に人材開発へ転向。対話空間や学習空間の設計、言語化と構造化設計を得意とする。CompTIA CTT+ Classroom Trainer Certification取得。2023年より、マーケティングに復帰。中古車マーチャンダイジングの研究とともに、メディア運営設計を担っている。実は元カメラマン。

目次

2025年第3四半期の中古車買取査定件数と平均売却予想額

平均売却予想額とは?

買取査定に持ち込まれ査定検査したクルマがオートオークション等で落札または売却される際の金額を予測し、全査定件数で平均化した金額です。

※平均売却予想額は、あくまで中古車流通における売却金額の予測値を平均化した数値であり、ガリバー店頭での買取金額とは異なります。

※ガリバー店頭での実際の買取金額は、クルマのグレードや装備、使用状態によって異なります。

2025年第2四半期と2025年第3四半期の中古車買取査定件数と平均売却予想額を比較

ほぼ例年通り査定件数を伸ばしている。査定件数の伸び率を比較すると、2024年の同四半期比較よりも国産車は3ポイント高く、軽自動車は同様。輸入車は7ポイント高くなっている。

2024年第2四半期と2024年第3四半期の中古車買取査定件数と平均売却予想額を比較

平均売却予想額(買取価格の相場)の伸び率は、国産車のみ2024年と同様だが、軽自動車は4ポイント、輸入車は5ポイント高くなっている。

2024年第3四半期と2025年第3四半期の中古車買取査定件数と平均売却予想額を比較

ところが、2024年と2025年で第3四半期どうしを比較してみると、査定件数は輸入車を除き微増だが、平均売却予想学は減少傾向にある。特に輸入車は7%も減少している。

興味深い点としては、平均走行距離の上昇だ。これは2025年の第2四半期から見られた傾向だが、改めて2024年の同四半期同士で比べてみると、軽自動車が2千km近く伸びている。
リセールバリュー白書でも述べている傾向だが、査定に持ち込まれる中古車の走行距離は年々増加傾向にある。特に国産の自動車は長く乗られるようになった。

2025年第3四半期の中古車買取査定件数と平均売却予想額を過去20年の登録年式別で前四半期と比較

国産車の中古車買取査定件数と平均売却予想額を年式別に比較

軽自動車の中古車買取査定件数と平均売却予想額を年式別に比較

輸入車の中古車買取査定件数と平均売却予想額を年式別に比較

ミニバンの中古車買取査定件数と平均売却予想額を年式別に比較

SUVの中古車買取査定件数と平均売却予想額を年式別に比較

2025年第3四半期の中古車買取査定件数が上位の車種

国産車で中古車の買取査定件数が上位の20車種

軽自動車で中古車の買取査定件数が上位の20車種

輸入車で中古車の買取査定件数が上位の20車種

2025年第3四半期の中古車買取査定件数が前四半期と比較して増加している車種

中古車査定件数の増加率が高い車種

※四半期内での査定件数が30件以上の車種

中古車査定件数の減少率が高い車種

※四半期内での査定件数が30件以上の車種

2024年第4四半期と前四半期を比較して中古車買取査定の平均売却予想額が変動した車種

中古車買取査定の平均売却予想額が50〜99.9万円で前四半期より増額率が高い車種

※四半期内での査定件数が30件以上の車種

中古車買取査定の平均売却予想額が100〜199.9万円で前四半期より増額率が高い車種

※四半期内での査定件数が30件以上の車種

中古車買取査定の平均売却予想額が200〜299.9万円で前四半期より増額率が高い車種

※四半期内での査定件数が30件以上の車種

中古車買取査定の平均売却予想額が300〜399.9万円で前四半期より増額率が高い車種

※四半期内での査定件数が30件以上の車種

中古車買取査定の平均売却予想額が400万円以上で前四半期より増額率が高い車種

※四半期内での査定件数が30件以上の車種

中古車買取査定の平均売却予想額が前四半期より減額率が高い車種

※四半期内での査定件数が30件以上の車種