自動車情報メディア「CORISM」の大岡編集長が語る! マツダのSUV 「CX」シリーズ大研究 “魂動(こどう)-Soul of Motion”

CX-3 、CX-30、CX-5、CX-60、CX-8といったマツダのCXシリーズは、スタイリッシュなデザインや優れた上質感が漂うインテリアなどが魅力だ。
そしてデザイン性を重視したタウンユースのSUVながらも、最低地上高は十分に確保されており、実は4WD車なら悪路走破性にも優れているのも特徴。

各社ともSUVが主力と言える状況の中で、他社にはないマツダらしさを感じさせるCXシリーズの買取価格や販売価格に注目されている方も多い。
人気のトヨタ車以外でSUVを選びたいという顧客からの引き合いも多く、ガリバーの仕入れ担当者からも「お客様の選択肢として展示しておきたい車種」であると聞く。

一方で、統一されたデザインテーマで設計されているがゆえに、CXシリーズそれぞれの特徴や違いについてわかりにくさを感じている方も多いのではないだろうか。
そこで今回は「CXシリーズが気になるけど、どれを選べば良いのかわからない・・・」という方のために、CXシリーズのリセールバリューはもちろん、各車種の特徴やおすすめグレードなどを解説していこう。

【自動車情報のプロ】大岡智彦

自動車情報メディア「CORISM」編集長

自動車情報専門のWebサイト「CORISM」編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポート、カスタムカーまで幅広くこなす。クルマは予防安全性能や環境性性能を重視しながらも、走る楽しさも重要。趣味は、コスパの高い中古車探しと、まったく上手くならないゴルフ。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。

大岡編集長が独断で決定!「マツダCXシリーズの特性比較」

CORISM大岡編集長の視点

マツダのCXシリーズは、マツダが提唱する共通のデザインテーマ“魂動(こどう)-Soul of Motion”に基づき、各車種が「マツダの都会派SUVデザイン」として共通のラインを持っている。
CXシリーズと他社の主要なSUVを価格とデザインテイストで比較分類すると、下記の図のような配置になる。
価格幅が大きい車種もあるが、約300万円の価格帯を中心としつつ、各車の売れ筋グレードの価格をベースにザックリと配置している。

マツダ CXシリーズと他社の主要なSUV群との比較マップ

2024年7月現在、新車として販売されているCXシリーズは、CX-3 、CX-30、CX-5、CX-60の4車種だ。これに、夏から秋にかけてCX-80も加わる。
これらの車種は、中古車でも人気車種であり、すでに発売終了しているCX-8は中古車でも人気は継続している。

また、CXシリーズではないが、マツダのSUVにはMX-30もある。
MX-30は、EV(電気自動車)やロータリーEV(PHEV)、マイルドハイブリッドと多彩なパワーユニットが用意されている。

マツダ CXシリーズ全体の特徴

現在、世界各国向けのグローバル展開でも多彩なCXシリーズが用意されているが、今回は国内で発売されているCXシリーズをざっくりとまとめてみると、以下のような特徴がある。

  • 【自動車情報のプロ】大岡智彦

    マツダのデザインコンセプトである「魂動デザイン」を採用。このデザインコンセプトをベースに、それぞれの車種コンセプトに合わせデザインされている。

  • 一部車種には、よりアウトドアを意識したオフローダーテイストのグレードを設定しているものの、基本的に都会派SUVデザイン。

  • ハイブリッドやPHEVなどの電動化パワーユニットは少なく、主力はディーゼルとガソリン。徐々に電動化が進んできている。

  • 車種が増え過ぎた結果、整合性が取れなくなってきたようにも見えるが、CX-”**”の数字が小さいほどボディサイズが小さく、大きいほどボディサイズが大きくなる。

*ボディサイズは人気グレード。搭載エンジンは、販売終了のものも含める。燃費はすべてWLTCモードでAT車、4WD車含。最高出力・最大トルクは、最新モデルの数値。価格帯は、最新の新車価格帯。中古車相場は、2024年7月調べ。

マツダ CX-3について

マツダ CX-3の特徴


ボディサイズ(全長×全幅×全高):4275×1765×1550mm
搭載エンジン種類 最高出力(㎰)/最大トルク(Nm) 燃費(㎞/L):
・1.5Lガソリン 111/144 15.7~17.0
・2.0Lガソリン 150/195 15.2~16.0
・1.8Lディーゼルターボ 130/270Nm 19.0~20.0
・1.5Lディーゼルターボ 105/270 21.0~23.0(JC08モード)
新車価格帯:2,279,200~3,434,200円
中古車相場:2021年式 約190~220万円、2019年式 約140~190万円


CX-3は、2015年2月に発売を開始したロングセラーモデルだ。CX-3は、Bセグメントと呼ばれるクラスのSUVで、ライバル車はヤリスクロスやヴェゼルなどである。
このクラスで、唯一のディーゼルターボエンジンを搭載する。ディーゼルターボ車は、270Nmという大トルクを誇り、コンパクトSUVながら余裕ある走りが可能だ。

また、都会派SUVということもあり、全高を1550mmに抑え、都市部に多い全高1550mm、全幅1800mmという立体駐車場にも収容可能となっている。
加えて、内外装デザインが今でも古く見えないほどレベルが高く、インテリアの質感も良い点が魅力。カラーにもこだわっており、数々の特別仕様車も投入されている。
デビュー時は、1.5Lディーゼルターボのみの設定だったが、2017年6月の改良で2.0Lガソリンエンジンが追加された。
2018年5月の改良では、排気量が1.5Lディーゼルターボから1.8Lディーゼルターボにアップした。そして2020年5月の改良で、1.5Lガソリンが追加された。

CX-3がもっと気になる方はこちらの「マツダ CX-3大研究」をチェック!

CX-3のオススメ中古車

CX-3は長期間販売されていたクルマであり、しかも毎年のように改良が加えられている。そのため、なるべく年式の新しいモデルを購入した方が、より完成度の高いCX-3を手に入れることができる。

パワーユニットの選択でのおすすめは、1.8Lディーゼルターボだ。燃費もよく力強い。
軽油が燃料なので、レギュラーガソリンより20円/L前後も燃料費がお得だ。そのため、燃料費という視点では、ハイブリッド車に近いレベルになりお得感がある。
おすすめグレードは、前期のモデルではレザーシートなど贅沢装備が標準装備となったLパッケージ系。
中期モデルでは、Lパッケージをベースとしたリッチな仕様のエクスクルーシブモッズ、後期ではより洗練された仕様となったスーパーエッジ系がおすすめだ。

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マツダ CX-30について

マツダ CX-30の特徴


ボディサイズ(全長×全幅×全高):4395×1795×1540mm
搭載エンジン種類 最高出力(㎰)/最大トルク(Nm) 燃費(㎞/L):
・2.0Lガソリンマイルドハイブリッド 156/199 16.2~15.5
・2.0Lガソリン(SPCCI)+マイルドハイブリッド 190/240 16.6~17.4
・2.0Lガソリン 156/199 14.8~15.4
・1.8Lディーゼルターボ 130/270 18.7~19.5
新車価格帯:2,759,900~3,685,000円
中古車相場:2021年式 約190~260万円、2019年式 約180~240万円


2019年10月に発売が開始されたマツダCX-30。Cセグメントと呼ばれるクラスに属するコンパクトSUVで、ライバル車はトヨタ カローラクロスやスバル クロストレックなどである。
CX-30もマツダのデザインコンセプトである「魂動デザイン」をベースとしている。日本独自の「引き算の美学」を取り入れており、シンプルな面で構成されたデザインが特徴だ。
インテリアも同様で、シンプルながら気品あるデザイン。質感の良さも魅力的だ。
CX-30は、都会派SUVとして開発されている。
CX-30は全高1,540mm、全幅1,795mmというボディサイズで、都市部に多い立体駐車場(全高1,550mm、全幅1,800mm以内)にも入るように設計されている。また、最低地上高は175mmを確保している。
極端な悪路は厳しいが、アウトドアやウインタースポーツなどでの悪路程度であれば、十分な走破性を得ている。

CX-30デビュー時に設定されたエンジンは、2.0Lガソリンと1.8Lディーゼルターボ。そして世界初の技術となるSPCCI(Spark Controlled Compression Ignition:火花点火制御圧縮着火)」を採用した2.0Lガソリンエンジン(スカイアクティブX)の3タイプ。
スカイアクティブXは、ディーゼルとガソリンの良い所を合わせ持つエンジン。ガソリンエンジンながら、高トルクと低燃費を両立している。しかし、車両価格が高く、あまり売れなかった。

CX-30の走りは、都会派SUVということもあり、スポーティなハンドリングが楽しめる。ただし、リヤサスペンションがトーションビーム式なため、連続するような凸凹道が続くと、ややゴツゴツした突き上げ感がある。

CX-30がもっと気になる方はこちらの「マツダ CX-30大研究」をチェック!

CX-30のオススメ中古車

CX-30の場合、年式によって異なるが、やはりおすすめなのは1.8Lディーゼルターボだ。燃料がレギュラーガソリンより20円/L前後も安価な軽油なので、燃料費視点ではハイブリッド車に近いコストで済むのは大きなメリットである。

しかも、270Nmとトルクも十分で、キビキビと良く走る。ハイブリッド車全盛の時代にあえて、ガソリン車を選ぶ理由はあまり見当たらない。
おすすめグレードは、前期ならレザーシートなど豪華装備が標準装備されているLパッケージ。後期モデルなら、バランスの良い装備のXDプロアクティブツーリングセレクションがおすすめ。
また、CX-30も毎年のように改良が施されてきたモデルである。走りの質や予防安全装備など、より完成度の高い車両を求めるなら、なるべく年式が新しい車両を選ぶとよいだろう。

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マツダ CX-5(2代目 KF系)について

マツダ CX-5(2代目 KF系)の特徴


ボディサイズ(全長×全幅×全高):4575×1845×1690mm
搭載エンジン種類 最高出力(㎰)/最大トルク(Nm) 燃費(㎞/L):
・2.0Lガソリン 156/199 14.0~14.6
・2.5Lガソリン 190/252 13.0~13.8
・2.5Lガソリンターボ 230/420 12.2~12.6
・2.2Lディーゼルターボ 200/450 16.6~17.4
新車価格帯:2,909,500~4,225,100円
中古車相場:2021年式 約240~290万円、2019年式 約180~250万円


2代目にあたるKF系のCX-5は、2017年に登場した。そろそろモデルチェンジ時期が近付いており、3代目新型CX-5の登場が期待されている。
現行型のKF系のCX-5も、やや電動化が遅れているモデルだ。既存のパワーユニットには、すべて電動化技術が投入されていない。

そのため、人気が高いのは、2.2Lディーゼルターボだ。
最新モデルは、200㎰&450Nmと非常にパワフルである。豪快な加速力を誇り、どんなシーンでも余裕ある走りが楽しめる。最もCX-5に似合うパワーユニットと言えるだろう。
また、ベーシックな2.0Lガソリンは、価格面でも魅力的だ。

2代目CX-5は、初代CX-5から大きくイメチェンしている。
従来はカジュアル系の内外装デザインだったが、2代目CX-5になってからはラグジュアリーなSUVへと大きく変貌を遂げている。
迫力と上質感をもつ外観デザインに、質感の高いラグジュアリーな室内空間の組み合わせは絶妙。落ち着いた大人のSUVといった印象だ。

そしてラグジュアリーSUVながらも、最低地上高は210mmと十分。見た目からは、想像できないくらい悪路走破性が高い。

このKF系のCX-5も、毎年のように改良が加えられている。
大きな改良では、2018年2月に2.0Lと2.5Lのガソリンエンジン、2.2Lディーゼルターボエンジンがそれぞれパワーアップしている。
同年10月の改良では、2.5Lガソリンターボエンジンが追加された。さらに2020年10月の改良では、2.2Lディーゼルターボエンジンの出力がアップされた。
2021年8月の改良では、スポーティ仕様の新グレード「スポーツアピアランス」、オフローダー使用の「フィールドジャーニー」が追加され、フロントフェイスデザインも変更された。

CX-5がもっと気になる方はこちらの「マツダ CX-5大研究」をチェック!

2代目KF系CX-5のオススメ中古車

現行型のKF系CX-5は、2017年デビューということもあり、予算や好みに合わせ、幅の広い年式から選ぶことができる。

電動化技術の投入が遅れていることもあり、おすすめエンジンは2.2Lディーゼルターボだ。
大トルク450Nmという、現在でもクラストップレベルの大トルクを誇る。2020年10月の改良後のモデルでは、高回転域まで気持ちよく伸びる加速感がアップし、より魅力的になった。
これだけの大トルクを誇るモデルなので、悪路などではより効率よく駆動力をかけることができる4WDがおすすめだ。

おすすめグレードは、前期モデルだとレザーシートなどを装備した豪華仕様のLパッケージである。
後期モデルでは、さらにラグジュアリー感をアップしシートベンチレーション機能が付いたエクスクルーシブモードや、スポーティな内外装のスポーツアピアランス、オフローダー的な内外装となったフィールドジャーニーがおすすめだ。

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マツダ CX-60について

マツダ CX-60の特徴


ボディサイズ(全長×全幅×全高):4740×1890×1685mm
搭載エンジン種類 最高出力(㎰)/最大トルク(Nm) 燃費(㎞/L):
・2.5Lガソリン 188/250 13.0~14.2
・2.5LガソリンPHEV 327/500 14.6(ハイブリッド燃費) 
・3.3Lディーゼルターボ 231/500 12.2~18.3
・3.3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド 254/550 21.0~21.1
新車価格帯:3,223,000~6,462,500円
中古車相場:2023年式 約310~480万円


マツダCX-60は、2022年9月にデビューした新型車だ。ラージと呼ばれる新開発の後輪駆動用プラットフォーム(車台)を採用している。
マツダは、このプラットフォームをベースに、中・大型SUV車種を増やしていく予定だ。

走行性能にこだわって後輪駆動用プラットフォームを開発したこともあり、サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン式、リヤにマルチリンク式というスポーツカーのようなサスペンション形式を選択。
その結果、マツダ車らしい走りの楽しいクルマに仕上がった。ただ、一定周波数の凹凸が続くと、リヤサスペンションが跳ね気味になる傾向を感じる。
搭載されたパワーユニットは4タイプ。直4 2.5Lガソリン、直4 2.5LガソリンPHEV、直6 3.3Lディーゼルターボ、直6 3.3Lディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッドとなる。
3.3Lディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッドシステムの最大トルクは、なんと550Nm。豪快な走りと低燃費を両立した。
CX-60もマツダのデザインコンセプトである「魂動デザイン」を基本に、長いボンネットと短いフロントオーバーハングとした。
ひと目で後輪駆動車であることをイメージさせ、他のCX系とは異なるシルエットとなった。
インテリアは、他のCX系と同じく、シンプルで上質感のあるデザインとなっている。

CX-60のオススメ中古車

CX-60の中古車は、新車での販売がやや低調なことを受け、リセールバリューが低めだ。その結果、SUVとしては比較的リーズナブルな中古車価格になっている。
中古車選びでは、まずパワーユニットの選択から始めたい。2.5Lガソリンは、電動化が加速する現在ではやや選びにくい。
おすすめなのは、低燃費とパワフルさを両立した3.3Lディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド、もしくはモータードライブらしさを味わえる2.5L PHEVだ。

この2タイプのパワーユニットの上級グレードは、大きく分けてラグジュアリー系のモダン、スポーティ系のスポーツに分類できる。
それぞれ、エクスクルーシブとプレミアムの設定があり、大きな装備差はないが、プレミアムがより上質な仕様となっている。両グレード共にレザーシートが標準装備。そのため、エクスクルーシブ系とプレミアム系がおすすめだ。

CX-60のリセールバリューが気になる方はこちらもチェック

マツダ CX-8(生産終了)について

マツダ CX-8の特徴


ボディサイズ(全長×全幅×全高):4925×1845×1730mm
搭載エンジン種類 最高出力(㎰)/最大トルク(Nm) 燃費(㎞/L):
・2.5Lガソリン 190/252 12.2~12.4
・2.5Lガソリンターボ 230/420 11.6~12.0 
・2.2Lディーゼルターボ 200/450 15.4~15.8
新車価格帯:2,994,200~5,058,900円
中古車相場:2021年式 約320~410万円 2019年式 約210~330万円


マツダCX-8は、2017年12月~2023年12月まで発売されたモデルだ。CX-8は、3列シートをもつSUVで、6/7人乗りが設定されている。
3列目シートがあるとはいえ、ミニバン並みのスペースはない。3列目の乗員は、小柄な大人の短距離用と、ある程度割り切ったほうがよいだろう。また、2列目シートがキャプテンシートとなる6人乗りは、CX-8らしいラグジュアリーな空間を楽しめる。

そして、マツダCX系モデルの多くが、スポーティなハンドリングを持つ。しかしCX-8は3列目シート車というキャラクターもあり、機敏なハンドリングというよりは、ロングツーリングに向く穏やかなハンドリングとなっている。
しっとりとした乗り味のサスペンションとの組み合わせ良好で、ロングツーリングでの疲労も少ない。

こうしたキャラクターに合うエンジンは、450Nmという大トルクを誇る2.2Lディーゼルターボだ。高速道路では、余裕ある走りだけでなく、想像以上の低燃費性能も魅力である。
2020年12月の改良では、CX-8のラグジュアリー感をより際立たせた上質感ある新グレード「エクスクルーシブモード」が追加された。
2022年11月の改良では、スポーティ仕様の「スポーツアピアランス」を追加。同時に、フロントフェイスなどに若干のデザイン変更が加えられている。

CX-8がもっと気になる方はこちらの「マツダ CX-8大研究」をチェック!

CX-8のオススメ中古車

CX-8は、中古車流通量が少ないことと、3列目シートをもつSUVということもあり、リセールバリューは高め。中古車価格もやや幅があるので、納得いく中古車を見つけるためには、時間をかけてじっくりと探すとよいだろう。
このCX-8も、電動化技術が使われていない。そのため、ガソリン車は選択肢から外した方が無難だ。
とくに2.5Lガソリンは、高速道路などではやや非力感がある。CX-8は、ロングツアラー的キャラクターをもつため、低燃費と力強さを併せ持つ2.2Lディーゼルターボがおすすめだ。

グレード選びでは、レザーシートやキャプテンシートに、電動スライド&リクライニング機構やベンチレーション機能を装備した「エクスクルーシブモード」がおすすめ。乗員全員が快適に移動できる仕様となっている。予算重視というのなら、バランスのよい装備でリーズナブルな価格設定となっていた、「ブラックトーンエディション」も良いだろう。

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