車中泊のための中古車選び 【2025年5月更新】予算200万円以下で「車中泊」にオススメな中古車購入ガイド

「車中泊」とは、クルマの中で寝泊まりする旅行のこと。ホテルや旅館に泊まるケースと比べて、宿泊費用や滞在時間などにとらわれ過ぎることがないのがメリットです。

自分のクルマで車中泊に挑戦したい人もいれば、「これからクルマを購入するなら、車中泊もできるクルマを選びたい!」「車中泊で旅費を節約したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
今回はそういった方のために、自動車情報サイトCORISMの大岡編集長や、車中泊で日本一周を成し遂げた黒木美珠さんのアドバイスを交えながら、今季注目の予算200万円(支払増額※)で購入できる、「車中泊」におすすめの中古車をピックアップしてみました。

ぜひ車中泊にぴったりな中古車選びの参考にしてください!

※2025年5月7日現在のガリバーの中古車販売情報をもとに紹介しています
※支払総額は閲覧した当月に店舗所在地の管轄内登録(届出)で店頭納車した場合の価格です。

【外部ライター】YA

クルマのことを調べならが学ぶライター

電車移動が基本の都内で生まれ育ってきたため、いままで触れてこなかったクルマの知識を猛勉強。自動車市場のアレコレを調べながらレポートします。

長時間の駐車をする場合は施設等のルールを確認し、駐車違反や近隣の迷惑とならないよう法令や条例を遵守しましょう。また、長時間の駐車時は必ずエンジンを停止させましょう。長時間のアイドリングは厳禁です。

キャンプと車中泊はどう違う?

まず車中泊についてよく知らない方のために、「キャンプ」と「車中泊」の違いを解説します。

「キャンプ」と「車中泊」は、どちらもアウトドアでの宿泊体験のことですが、そのスタイルには明確な違いがあります。

キャンプは主にテントなどで寝泊まりし、自然の中で過ごすことを目的としています。キャンプ場や自然豊かな場所での設営、焚火や調理器具を使用しての調理など、アウトドア全体を楽しむ活動が含まれるのが特徴です。

一方、車中泊は車内で寝泊まりする方法で、主に車内を拠点とした旅に適しています。旅行にかかるコストが減らしやすく、天候に左右されにくいという利点もあります。また、キャンプ道具の準備が不要なため、手軽に旅を楽しむことができるのも魅力です。

車中泊にはどんなクルマがおすすめ?自動車情報のプロに聞いてみた

まず車中泊するのに適したクルマとはどんなクルマなのでしょうか?自動車情報のプロに聞いてみました。

室内が広いクルマ

  • 【自動車情報のプロ】大岡智彦

    当然だけど、要は車内で快適に寝られることが重要なので、車中泊を意識するならスペースは広い方がおすすめ

大岡編集長いわく、「現在車中泊をしている人は、ミニバンや大きなSUVだけじゃなく、コンパクトカーでも軽自動車でも、いま自分が乗っているクルマで工夫して使っている人が多い。」とのこと。これはリセバ総研で行った調査の結果でも裏付けられています。

わざわざ車中泊のためにクルマを購入する人は少ないようですが、下記の調査結果では約36%の人が「車中泊を想定して車を購入・買い替えしたことがある」と回答しています。

車中泊を意識してクルマを買い替えるのならば、やはり室内スペースが広いクルマを選ぶのがおすすめです。

Q:これまでに「車中泊」を想定して車を購入・買い替えしたことはありますか?
調査結果は下記記事より引用

フルフラットになるシートがついているクルマ

フルフラットシートとは、シートをリクライニングさせて座面と背もたれをほぼ水平につなげることのできるシートのことです。
フルフラット対応シートであれば横になることができるので、「車中泊でもしっかり横になって寝たい!」という方におすすめです。

  • 【自動車情報のプロ】大岡智彦

    ただ、フルフラットにならないシートのクルマでも、市販マットなどで対応している人は多い。
    既にクルマを所有している人は、そういったグッズをチェックしてみよう。

「AC100V/1500W」コンセントがついているクルマ

一日中クルマの中で過ごす車中泊において、車内での電源は重要な問題です。
たとえば、シガーソケットからとる電源は最大150w程度。日常の通勤ではさほど問題なくとも、車中泊で使える電気機器は少なくなってしまいます。

旅慣れている人は、車載用電池を使うことも。
そこでおすすめなのが、「AC100V/1500W」コンセント付きのクルマです。
トヨタのハイブリッド車などに搭載されていますが、全ての車種に必ず装備されているわけでないので、クルマを選ぶ際は装備されているかチェックしてみましょう。

  • 【自動車情報のプロ】大岡智彦

    「AC100V/1500W」コンセントがついていれば、湯沸かしポットやコーヒーメーカーなど、様々な家電が使えるようになるぞ。

車中泊の旅行は交通費と宿泊費をどれだけ安くできるの?

家族で旅行となると、どうしても気になるのが宿泊費。特にペットも連れて旅行となると宿泊施設も限られますし、利用料もアップ。その点、車中泊なら相当に節約できそうな気がしますが、果たしてどうなんでしょうか?詳しくは下記の記事をチェックしてみてください。

編集部セレクト!車中泊におすすめのクルマ5選

日産 4代目セレナ(C26型)

  • 【外部ライター】YA

    「ミニバンで車内が広い」をご希望なら、日産 4代目セレナ(C26型)がおすすめ。

    広いキャビンとフラットな床設計が魅力で、家族やグループでの移動にも適しています。燃費性能が良く、マイルドハイブリッドモデルも用意されています。

ホンダ 4代目ステップワゴン(RK型)

  • 【外部ライター】YA

    「とにかく室内空間が広いクルマをチェックしたい!」ということであれば、ホンダ 4代目ステップワゴン(RK型)もおすすめ。使い勝手が良く、広い室内スペースが特徴です。スライドドアやシートアレンジも多彩で、家族での利用にぴったりです。

ホンダ フリード+

  • 【外部ライター】YA

    ホンダのコンパクトミニバン・フリードの派生モデル「ホンダ フリード+」もおすすめ。こちらは車内がフルフラットにできる点に加え、上下二段式のラゲッジスペースがあり、フルフラットにしても床下に荷物が収納できる点が魅力です。

トヨタ シエンタ ファンベース

  • 【外部ライター】YA

    コンパクトミニバンとして人気の「トヨタ シエンタ」に2018年に追加されたのが「FUNBASE」グレード。2列シート5人乗りでフルフラットになる上にラゲッジスペースも広い。
    またハイブリッド車は、100V/ 1500W電源がオプション装着した中古車もある場合が。見つけたらチェックしておきましょう!

SJ系スバル フォレスター

  • 【外部ライター】YA

    SUVとしては広めの室内空間を持ち、特に後部座席の足元スペースがゆったりしているのが特徴です。後部座席の背もたれを前に倒すことでフルフラットな空間が作れるため、寝心地のいい空間が作れるのが嬉しいポイント。また、荷室が広くて荷物がたくさん積めるので、長期間の移動のため多く荷物を積みたい方にもおすすめです。

車中泊で日本一周を実現した黒木美珠さんのアドバイス

車中泊で日本一周を実現した黒木美珠さんへのインタビュー記事では、車中泊で役立つアイテムとしてこんなアドバイスも。

車中泊に必要なものや役立ったオススメのアイテムは?

  • 【クルマ系YouTuber / 自動車ライター】黒木美珠

    まずはマットレスですね。
    折りたたんでコンパクトに収納できるタイプがオススメですが、(前編で話した通り)長期の車中泊ですと身体の疲れをしっかり取る必要があるので2枚重ねにするなど厚みを持たせて寝心地がよい空間を作ることが大切だと思います。枕は自宅で使っているものを持っていきました。寝具はしっかりこだわったほうがいいと思います。
    ちなみに、寝るときにはスウェットなど夜中にトイレに行きたいときやちょっとコンビニなどへ外出したいときでも着ていられるものをチョイスしました。

    あとはポータブル電源ですね。
    車中泊するときにはエンジンを掛けっぱなしにすることはNGなので、カメラやスマートフォンなどを充電できるポータブル電源は便利です。ポータブル電源にはシガーソケットから充電できるタイプで、運転中に充電させていたほか、一般的なAC電源でも充電できるので、Wi-Fiを求めてネットカフェなどを利用した際にポータブル電源の充電をさせてもらったりもしていました。
    車中泊をされる方のなかにはソーラー充電ができるタイプを利用している方もいるみたいですね。

まとめ

  • 【外部ライター】YA

    気になるクルマは見つかったでしょうか?
    車中泊が自分のクルマでできるかどうかは、運転手や同行者の性格や性質によって、大きく違います。自分の目的や特性に合ったクルマを選びましょう。思わぬストレスにつながって、楽しいはずの旅も満足に楽しめなくなります。

    リセバ総研では車中泊に関する記事がたくさん用意されていますので、参考にしながら車中泊にピッタリなクルマ選びを楽しんでみてください。