会場に行けない人たちのために! ジャパンモビリティショー2025:自動車メーカー各社のコンセプトカーを写真で一気にチェック!

10月30日から11月9日まで、東京ビッグサイトでは自動車メーカー各社が発売予定の新型車両や近未来のクルマを表現したコンセプトカーを一挙展示する「ジャパンモビリティショー2025」が開催されます。そこで今回は、自動車メーカー各社が展示している注目のコンセプトカー・参考出品車を写真で一気にご紹介します。私見をたっぷり含みますので、あらかじめご了承ください!

小さい頃からのクルマ好きで、大学生で免許を取ると貯めたバイト代で中古車をすぐに購入。以来、年間数万キロを走り回って無事故を維持していることを密かな誇りにしている。趣味は、ドライブ旅行とモータースポーツ。カメラを持ってサーキットに行くと流し撮りに命を懸ける。一般ドライバーの視点で、カーライフとリセールバリューの「これってどういうこと?」を紐解いていきます。
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ダイハツ K-OPEN(コンセプトカー)

2026年8月での生産終了が発表されたダイハツ コペン。しかし、次期型モデルがFRになって帰って来るかもしれません!車名の「K-OPEN」は、続けて読むと「KOPEN(コペン)」。会場ではすでに走行テストができる「ランニングプロトタイプ」も展示されていました。ちょっと”ジト目”なのが可愛い!

日産 マイクラ(欧州モデル)

日本名は「マーチ」。日本におけるマーチの歴史は2022年に終了しましたが、海外では「マイクラ」という名前でモデルチェンジを続けており、この車両は今年5月にモデルチェンジしたクルマ。電気自動車となり、かつてのマーチと比べて随分と大型化したのが印象的です。日本でもぜひ導入してほしい1台。

日産 パトロール(海外モデル)

日産自動車が主に中東地域などで展開している大型SUV。なんと日本への導入が決定しており、2027年度に登場するとのこと。日産のラインナップでは、日本国内で大型SUVに該当するクルマのポジションが空席なので、トヨタのランドクルーザーや三菱のアウトランダーといった人気の大型SUVどこまで勝負できるクルマになるか、大注目です。

三菱 ELEVANCE Concept(コンセプトカー)

多くの人が注目していた三菱の電動クロスオーバーSUV。カーボンニュートラル燃料に対応したPHEVシステムとクアッドモーター4WD式のS-AWCを搭載しているほか、AIのナビゲーターがドライバーをサポートしてくれるのが特徴。未来を感じさせる電動SUVになっています。

LUXUS LS CONCEPT(コンセプトカー)

レクサスを代表する高級サルーン「LS」の新たなコンセプトカーが、まさかの大型ミニバンで、そしてまさかの6輪のクルマとして登場!そして、LSの名前を持ったコンセプトカーはもう1台。「LS COUPE CONCEPT」はスタイリッシュなボディに観音開きのドアが印象的なクルマとなっています。どちらもコンセプトカーですが、実現すれば高級車の概念が変わる1台が誕生するかもしれません。

LEXUS SPORT CONCEPT(コンセプトカー)

レクサスのコンセプトカーはもう1台。レクサスには、かつて全世界でわずか500台という台数限定で販売された伝説のスーパースポーツ「LFA」がありますが、このコンセプトカーがLFAに続く新たなスーパースポーツとなるか、大注目です。

トヨタ カローラコンセプト(コンセプトカー)

リブランディングを成功させてイメージの若返りを果たしたトヨタの象徴「カローラ」。その新たなコンセプトカーは、現行モデルよりもさらにスポーティーさを増してクーペとセダンのクロスオーバーのようなイメージのクルマとなりました。あくまでコンセプトカーですが、今後カローラのモデルチェンジにデザインのエッセンスが反映されると、かなりかっこいいクルマになりそうな予感です。

Acura RSX Prototype(プロトタイプモデル)

ホンダが北米市場で展開するブランド「アキュラ」が発表したSUVタイプの電気自動車。エクステリアはクーペを彷彿とさせるようなスタイリッシュなデザインで、ホンダが独自に開発した次世代EVプラットフォームを採用。ユーザーの好みや運転行動を理解してドライバーに最適化するビークルOS「ASIMO OS」を搭載している点も注目です。

ホンダ Super One Prototype(プロトタイプモデル)

ホンダの新しい軽EVか?と思ったけれど、実は先日発売された「N-ONE e:」をベースに開発されたプロトタイプモデル。シンプルでスッキリしたデザインの「N-ONE e:」に対して、ブリスターフェンダーとリアスポイラーなどの専用装備でちょっとヤンチャな印象になっています。なんと市販化が予定されており、2026年に登場する予定です。

ホンダ 0(ゼロ)シリーズ(プロトタイプモデル)

ホンダブースでは、次世代電気自動車「ホンダ 0シリーズ」から「Honda 0 α」「Honda 0 SUV Prototype」、「Honda 0 SALOON Prototype」という3台のプロトタイプモデルを展示。「Honda 0 α」は初公開となりました。ホンダの次世代モデルは電動化へのシフトがハッキリと感じられるラインナップとなっています。ちなみに、この3台は2027年頃を目処に市販化され、日本市場をはじめグローバルに展開していくとのことです。

スズキ Vision e-Sky(コンセプトカー)

スズキも、電動SUV「eビターラ」から電動化戦略を本格化。そしてこの「Vision e-Sky」は新たな軽EVの市販化を前提としたコンセプトカーで、市販されればBYDが日本市場に投入する軽RV「RACCO」との一騎打ちになりそうな予感です。これまで軽自動車市場をリードしてきたスズキがどのような軽EVを実現するのか、コスパを含めて大注目です。

マツダ VISION X-COUPE(コンセプトカー)

ジャパンモビリティショーや東京オートサロンなどの展示会で新型クーペのコンセプトカーを出し続けているマツダ。ファンからはロータリーエンジンを搭載したスポーツカー「RX-7」の復活を待望されていますが、市販化の噂はなかなか聞こえてきません。ただ、この「VISION X-COUPE」もロータリーターボエンジンを搭載しており、マツダがロータリーエンジンに挑戦し続けていることを表現しています。いつかぜひ市販化してほしい!

スバル Performance-E STI concept(コンセプトカー)

「もしも、スバルのWRXが電気自動車として進化したら、こうなるんだろうな」と思わせるような、意欲的な電気自動車のコンセプトモデル。このままレースやラリーに出場できそうな完成度の高さです。市販化の予定はありませんが、電気自動車の可能性を感じられる1台となっています。

まとめ

今回は、ジャパンモビリティショーの会場に展示されていた各社のコンセプトカーや参考出品車両をご紹介してきました。全体の印象としては、「ガソリン車を探すほうが大変!」と思うほど、電気自動車、水素自動車、PHEVなどの電動化が当たり前になってきたということ。日本国内はまだまだ電気自動車を快適に利用するためのインフラ整備が道半ばですが、今後魅力的な電気自動車が市場を盛り上げるなかで充電スポットの整備や充電技術の進化がさらに進めば、日本のEVシフトはさらに加速するのではないでしょうか。