オートオークション最前線こぼれ話:2025年7月4日(金)「ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズ」

弊社オフィスでは、全国各地のオートオークション(以下AA)の最前線に出向いている担当者たちから、リアルタイムで入札状況や売買の情報がどんどん上がってくる。まさに中古車流通の最前線だ。その様子を赤裸々に語ることは流石にできないが、ちょっとしたこぼれ話を不定期連載としてお届けしたい。

リセールバリュー総合研究所 管理運営者 兼 アナリスト
ダイハツ ロッキーのパールツートンが人気
関西のとあるAA会場では、令和7年式のダイハツ ロッキーとトヨタ ライズが人気のようだ。
人気のカラーはブラックマイカメタリック(屋根部分)とシャイニングホワイトパール(ボディ)のツートン、グレードは「プレミアムG HEV」。
5月頃にも相場が上昇していたようだが、「そこまでではないが良好な状況(担当者)」とのことだ。
ダイハツ ロッキーの平均売却予想額グラフ
それではリセバ総研のグラフを見てみよう。グラフでは令和7年式(2025年式)を扱ってはいないが、2024年式もグラフが高値に跳ねている。担当者が言うように、2025年5月と2月は200万円超えで大きく伸びている。査定件数はともに2件だ。
「2024年式でパールツートンのライズに乗っているけど買い替えようかな?」とお考えの方は、売却のチャンスかも知れない。
(上記コメントは2025年7月4日時点のものです。グラフは月次で変化します。)
兄弟車のトヨタ ライズは?
一方、兄弟車のトヨタ ライズの方はどうなっているだろうか?
側面衝突試験の不正問題で生産がストップした2023年式と、出荷が再開された2024年式で平均売却予想額に開きがあるものの、流通量が多いこともあり、グラフの形が整っている。
2024年式の平均売却予想額は200万円前後で、ダイハツ ロッキーと同じく2025年5月に急伸、218万円台まで伸びている。相場自体もダイハツ ロッキーよりワンランク上、といったところだ。
ダイハツは不正問題の打撃があったとはいえ、やはりトヨタブランド、強い。
(上記コメントは2025年7月4日時点のものです。グラフは月次で変化します。)