オートオークション最前線こぼれ話:2025年7月4日(金)「ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズ」

弊社オフィスでは、全国各地のオートオークション(以下AA)の最前線に出向いている担当者たちから、リアルタイムで入札状況や売買の情報がどんどん上がってくる。まさに中古車流通の最前線だ。その様子を赤裸々に語ることは流石にできないが、ちょっとしたこぼれ話を不定期連載としてお届けしたい。

リセバ総研所長

リセールバリュー総合研究所 管理運営者 兼 アナリスト

中古車情報誌の最大手での制作、自動車メディアの立ち上げ責任者などを経験。20年以上マーケティングのインハウスやコンサルタントで活動。2017年に人材開発へ転向。対話空間や学習空間の設計、言語化と構造化設計を得意とする。CompTIA CTT+ Classroom Trainer Certification取得。2023年より、マーケティングに復帰。中古車マーチャンダイジングの研究とともに、メディア運営設計を担っている。実は元カメラマン。

ダイハツ ロッキーのパールツートンが人気

関西のとあるAA会場では、令和7年式のダイハツ ロッキーとトヨタ ライズが人気のようだ。
人気のカラーはブラックマイカメタリック(屋根部分)とシャイニングホワイトパール(ボディ)のツートン、グレードは「プレミアムG HEV」。

5月頃にも相場が上昇していたようだが、「そこまでではないが良好な状況(担当者)」とのことだ。

ダイハツ ロッキーの平均売却予想額グラフ

それではリセバ総研のグラフを見てみよう。グラフでは令和7年式(2025年式)を扱ってはいないが、2024年式もグラフが高値に跳ねている。担当者が言うように、2025年5月と2月は200万円超えで大きく伸びている。査定件数はともに2件だ。

「2024年式でパールツートンのライズに乗っているけど買い替えようかな?」とお考えの方は、売却のチャンスかも知れない。

(上記コメントは2025年7月4日時点のものです。グラフは月次で変化します。)

  • 平均売却予想額
  • 査定件数
  • 平均走行距離

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兄弟車のトヨタ ライズは?

一方、兄弟車のトヨタ ライズの方はどうなっているだろうか?
側面衝突試験の不正問題で生産がストップした2023年式と、出荷が再開された2024年式で平均売却予想額に開きがあるものの、流通量が多いこともあり、グラフの形が整っている。

2024年式の平均売却予想額は200万円前後で、ダイハツ ロッキーと同じく2025年5月に急伸、218万円台まで伸びている。相場自体もダイハツ ロッキーよりワンランク上、といったところだ。

ダイハツは不正問題の打撃があったとはいえ、やはりトヨタブランド、強い。

(上記コメントは2025年7月4日時点のものです。グラフは月次で変化します。)

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