SUV、ミニバンも赤に注目!赤がきれいなクルマで家族ドライブをもっと楽しく[前編]

スポーティでエレガント、そして情熱的な印象を与える赤い車。実は、家族で使うクルマとしてもおすすめのモデルに注目が集まっているのをご存知でしょうか?近年の赤いクルマは、従来のスポーツカーのイメージを超えて、洗練されたデザインと実用性を兼ね備えた車種が登場しています。特に、最新のカラーテクノロジーにより、深みのある美しい赤色が実現され、街中でも目を引く存在感を放っています。今回は、家族で乗るのにぴったりな赤いクルマを、デザインや性能、維持費まで徹底的に比較してご紹介します。あなたの家族にぴったりな赤い車が、きっと見つかるはずです。

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クルマのことを調べならが学ぶライター

電車移動が基本の都内で生まれ育ってきたため、いままで触れてこなかったクルマの知識を猛勉強。自動車市場のアレコレを調べながらレポートします。

2025年に人気の赤いクルマ5選!デザインから性能まで徹底比較

マツダCX-5/CX-30

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    赤いボディカラーが印象的なクルマといえば、真っ先に挙げられるのが、マツダのCX5やCX30です。

マツダのクロスオーバーSUVが揃うCXシリーズを中心に採用されている、ソウルレッドクリスタルメタリックは、光の反射を巧みに活用した多層塗装技術により、見る角度によって色の表情が変化する、鮮やかかつ深みのある赤が実現されています。

CXシリーズの中でも最も人気の高いCX-5は、5人乗りのミドルサイズSUVで、オフロードを走るのにも適した走行性能を持つのが特徴です。CX-30はマイルドハイブリッドシステムを採用したモデルで、燃費性能に優れているうえ、発進時など電気モーターがエンジンをアシストしてくれるため、快適な乗り心地を楽しむことができます。

ファミリーカーとしても人気のSUVで、赤いクルマを探すなら、まず、マツダのCXシリーズをチェックしてみるのがおすすめです。

トヨタ プリウス/RAV4

トヨタでは、スポーツカーのイメージが強い「赤」を、意外なほどさまざまな車種に採用しています。

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    中でも、プリウスやRAV4のZグレードに採用されている「エモーショナルレッドⅡ」に注目が集まっています。

透明感のあるメタリックな赤色で、太陽光を受けると鮮やかに発色し、影に入ると深みのある表情を見せてくれます。光の加減で表情を変える赤は、車体の曲線美をより際立たせる効果があります。

トヨタを代表するハイブリッドカーであるプリウスでは、2018年のマイナーチェンジからエモーショナルレッドⅡが登場し、2023年に登場した5代目でもこのカラーを選ぶことができます。最新のプリウスは燃費性能はもちろん、走行性能や安全性能もグレードアップしていて、再び人気が高まっています。

ミドルクラスSUVのRAV4は、力強さを感じるデザイン、大容量のラゲッジスペース、パワフルな走りとSUVらしさの詰まった車種です。ZグレードでエモーショナルレッドⅡが選べるほか、G・X・Adventureでは、深みのある上品な色味のセンシュアルレッドマイカも採用されています。

日産 セレナ

ファミリーカーの定番として外せないミニバンでも、赤いクルマは手に入ります。

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    ミニバンの中で「赤」が印象的なクルマといえば、日産 セレナ。2022年のフルモデルチェンジでは、15種のボディカラーがラインナップされ、赤系はカーディナルレッドと、カーディナルレッド×スーパーブラックのツートンカラーが揃います。

「カーディナル=深紅色」という名の通り、深みのある上品な赤が特徴。また、先代セレナまで採用されていた、栗色を思わせる深みのある赤のマルーンレッドは、中古車でも手に入りやすくなっています。

ミニバンの中でも高い人気を誇るセレナは、家族での使用に適した広く使い勝手のよい室内空間が人気の車種です。さらに、日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」、先進運転支援システム「プロパイロット」など、燃費性能、走行性能、安全性能も高く評価されています。

赤いクルマの魅力とメンテナンスの基礎知識

赤いクルマが映える季節と撮影スポット

キレイな赤が目を引くクルマは、写真映えも抜群です。撮影する季節やシーンにこだわることで、その魅力を存分に引き出すことができるでしょう。

春は桜並木や菜の花畑をバックにすることで、赤の鮮やかさがより一層際立ちます。また、秋の紅葉シーズンでは、赤と黄金色のグラデーションが織りなす絶景の中で撮影すれば、赤いクルマが主役として輝きを放ちます。

山の緑や海の青といった自然を背景にすると、さらに赤いクルマの美しさが引き立ちます。反対に、モダンな建築物やガラス張りのビル街、海辺のマリーナなど、スタイリッシュな背景と組み合わせることで、赤い車の都会的な魅力を引き出すことができます。

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    撮影のコツは、屋外で自然光を活かすこと。太陽の優しい光が車体にあたることで、赤色が深みのある色合いに変化し、美しい表情を見せてくれるはずです。

赤い車のメンテナンスと洗車のコツ

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    濃い赤色の車体は、一般的に傷が目立ちやすく、色褪せしやすいといわれています。ボディカラーの塗装技術も年々進化しているとはいえ、赤いクルマの美しさを長く保ちたいなら、適切なメンテナンスが欠かせません。

基本のメンテナンスとして、月に1~2回を目安に洗車をしましょう。塗装面に微細な傷がつく原因となる砂ぼこりなどを水で洗い流してから、中性のカーシャンプーや柔らかいマイクロファイバータオルで優しく洗います。

鳥の糞や虫の死骸、泥汚れ、融雪剤などは塗装を痛める原因となるため、付着したらすぐに除去することが大切です。

また、紫外線による色褪せを防ぐため、可能な限り屋内駐車場を利用し、やむを得ず屋外に駐車する場合は車体カバーを使うのがおすすめです。また、3か月に1回程度のワックスがけにより、塗装面の保護効果を高めることができます。

さらに、ガラスコーティングを施すのも、傷や汚れを防ぎ、塗装の鮮やかさを保つために有効です。市販のコーティング剤もありますが、不慣れな場合は、専門業者に相談しましょう。