新たに独立したフリーランスの方にもオススメ! 移動オフィス!?リモートワーク向け中古車購入ガイド!ノマドワークやワーケーションにピッタリのギアも紹介!

自宅や街中のカフェなど自分の好きな場所でお仕事ができるリモートワーカーやノマドワーカーの方にとって、「素敵な景色が見える場所にお出かけして、リフレッシュした気分で仕事がしてみたい」「旅行に行くいくつでにいつもとは違う場所で仕事がしてみたい」というのは憧れのひとつ。仕事(ワーク)をしながら旅行(バケーション)もしっかり楽しむ「ワーケーション」という言葉も一般的になってきました。そこで今回は、クルマをそのまま自分のオフィススペースとして活用する「移動オフィス」におすすめのクルマやアイテムをご紹介します。

ライター
長時間の駐車をする場合は施設等のルールを確認し、駐車違反や近隣の迷惑とならないよう法令や条例を遵守しましょう。また、長時間の駐車時は必ずエンジンを停止させましょう。長時間のアイドリングは厳禁です。
「移動オフィス」に最適なクルマを選ぶポイント
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まずは、移動オフィスを実現するために必要な条件と便利な機能をご紹介します!
広い後部座席空間でのびのびと仕事をしよう
クルマのなかで仕事をする際には、運転席や助手席は窮屈感がありあまりオススメできません。快適に仕事をする際には後部座席を活用するのがよいでしょう。
足元の空間や頭上の空間が広く、のびのびと過ごせる空間であれば、クルマのなかであることを忘れて仕事に没頭できるのではないでしょうか。特に、書類やノートPCなどを広げても支障がないよう運転席・助手席と2列目シートの間に広い空間が作れるクルマがおすすめです。
電子機器を充電できる給電機能があると便利
クルマのなかでの仕事では、ノートPCやタブレット端末、スマートフォンの使用が想定されます。いずれの機器もバッテリーで動作するため、バッテリー切れのリスクを回避するためにクルマにAC電源やUSB充電プラグなどの給電機能が装備されているととっても便利です。もしシガーソケットしかないクルマでも、シガーソケット用のUSB充電器などを装着すれば充電が可能です。なお、エンジンを止めたクルマで長時間の充電を行うとクルマのバッテリーが上がってしまう恐れがありますので、ご注意ください。
広い空間と給電機能を備えたおすすめのクルマ
日産 セレナ

日産セレナ e-POWERであれば、ミニバンクラスで最大級の居住空間に加え、車内外で最大1,500 Wを供給できるAC100 Vコンセントを備えています。移動オフィスとして、電源確保に優れた車種といえます。
三菱 デリカミニ

三菱デリカミニは、軽ハイトワゴンながら広い居住空間が特徴。また、標準装備のDC12 V/120 Wアクセサリーソケットと後席USBでは、ノートPCやモバイル機器の充電が可能です。
「スズキ スペーシアベース」は移動オフィスにぴったりなお仕事クルマ!

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【クルマ大好きライター】井口裕右
数あるクルマのなかでも、「車内で仕事」という使い方に最適化された1台もあります。それが、スズキの「スペーシアベース」です。スズキ スペーシアベースは、「遊びに仕事に空間自由自在。新しい使い方を実現する軽商用バン」というコンセプトのもと、商用車ならではの広い室内空間や荷物スペース、使い勝手のよさと、乗用車としてのデザイン性や快適性、運転のしやすさを兼ね備えているのが特徴です。
仕事のしやすさを実現する装備としては、書類やパソコンを置く机として使用できるマルチボードを標準搭載しているほか、USB電源ソケットはUSB Type AとUSB Type Cの1種類を用意。車内の収納スペースも充実しており、荷室の左右側面に計10ヶ所配置されたユーティリティーナットを活用すれば、車内のカスタマイズも可能です。
ただ、中古車の流通量は少なく、なかなか見つかりません。
状態のよい中古車が入荷したらおすすめの1台と言えるでしょう。ガリバーのウェブサイトでは新着の中古車が公開された際に新着通知を受け取ることができますので、興味のある方は登録をおすすめします。
代案として中古車流通量が多いスズキ スペーシアギアもオススメ!

スペーシアベースが見つからなかったときは、同じくスズキのスペーシアギアはいかがでしょうか?
アウトドアスタイルで、ついついお出かけしたくなってしまうクルマです(と、先代MK53型スペーシアギアが「推し」のリセバ総研所長も申しております)。
こちらもラゲッジスペースにシガーソケットが備えられているので、ポータブル電源を積んで走行中に充電しておけば、安心してお仕事ができるでしょう。
「移動オフィス」を実現するためにおすすめのアイテム
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【クルマ大好きライター】井口裕右
それでは、一般的なミニバンを移動オフィスとして活用した際に、どのようなアイテムがあると仕事が捗るでしょうか?いくつかおすすめアイテムをご紹介しましょう。
ワークテーブル
書類やノートPCを広げて仕事に集中する際にはテーブルが不可欠です。カー用品を探してみると後部座席で使用することができるテーブルがいくつか見つかるので、自分のクルマのサイズに合うものを探してみるとよいでしょう。なお、テーブルを探す際には天面の耐荷重と広さをチェックすることをおすすめします。
また、テーブルの代用品として十分な厚みと適度な硬さのあるクッションや膝の上に置ける箱などを使用してもよいですが、ノートPCの位置が自分の視線に対して低くなってしまうと長時間の作業で首や腰を痛めてしまう恐れがありますので、自分の身体のサイズにあったものを選ぶようにしましょう。
サンシェード
日差しのある環境で仕事をすると、クルマに差し込んでくる直射日光が気になってしまう場合があります。特にノートPCの画面に日差しが差し込むと画面が非常に見えにくくなってしまいますので、日差しを遮るサンシェードは必須級のアイテムです。フロントガラス用だけでなくドアガラス用に大きめのサンシェードを用意しておくとよいでしょう。
モバイルバッテリー
クルマの給電機能を活用できたとしても、エンジンを止めた状態でノートPCやスマートフォンを長時間充電し続けることはできません。そうした際に安定してノートPCやスマートフォンに電源を供給できるよう、大きめのモバイルバッテリーを用意しておくことをおすすめします。また、本格的に車内をオフィス空間として活用する際には、モバイルバッテリーよりさらに大きな電力供給が可能なモバイル電源をクルマに載せておくこともオススメです。
長いUSB充電ケーブル
一般的な市販のUSB充電ケーブルは1メートル程度の長さですが、車内のUSB充電ソケットが前席にしかない場合、そこから後部座席のノートPCやスマートフォンを充電する必要があります。短いUSBケーブルでは後部座席まで届かない可能性があるため、2メートル〜3メートルの長いUSBケーブルを用意しておくと便利です。また、ノートPCによっては専用の電源ケーブルが必要になる場合がありますので、自分の電源ケーブルが車内で使用できるかは事前に確認するようにしましょう。
車内Wi-Fi/モバイルWi-Fiルーター(あると便利)
車内をオフィスとして活用する際に、電源と並んで重要なのが通信環境の確保です。最近のスマートフォンではテザリング機能を使ってノートPCに通信環境を提供することができますが、テザリング機能はバッテリーの消費が激しいので専用のモバイルWi-Fiルーターがあると便利です。またスマートフォンのテザリング機能やモバイルWi-FiルーターをノートPCで長時間使用するとデータ通信量も多く消費しますので、データ通信量の契約プランにもご注意ください。ちなみに、本格的に車内をオフィスとして活用する際には「車載用Wi-Fiルーター」を検討することもよいでしょう。
自分のクルマでお仕事する際の注意点
自分が気に入った場所で自由に仕事をする「移動オフィス」は、魅力がある反面注意すべき点もいくつか存在します。
注意(1):駐車は施設のルールを厳守!
クルマを駐車する場所には注意が必要です。長時間駐車して問題ない場所かどうかは十分に確認するようにしましょう。
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【クルマ大好きライター】井口裕右
コンビニや商業施設など店舗の駐車場に長時間駐車したり、駐車を禁止している場所にクルマを停めておくのはルール違反!
注意(2):アイドリングはストップ!
当然ですがエンジンをかけっぱなしで排気ガスを出し続けることは、周囲の環境に悪影響を及ぼします。エンジンを掛けっぱなしにした状態での駐車は自治体のアイドリングストップ条例で禁止されている場合が多いため、駐車中は原則的にクルマのエンジンはオフにするようにしましょう。
また、クルマのエンジンは走る前提で設計されています。空気の循環が悪くなってオーバーヒートの原因にもなります。それにアイドリング時はオルタネーター(発電機)の回転数も低いですから、ガジェットにガンガン充電しているとバッテリーも充電が追いつかず、「バッテリーあがり」になるおそれもあります。
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【クルマ大好きライター】井口裕右
環境やエコの観点でも当然ながらアイドリング状態での駐車は厳禁!
エンジンやバッテリーのトラブルリスクを減らす観点でも、エンジンのかけっぱなしは避けましょう!
注意(3):体調管理にも気を使う!
そして、注意しなければならないのが「エコノミークラス症候群」です。クルマのシートに長時間座ったままでいると脚に血栓ができやすくなり、エコノミークラス症候群になるリスクが高まります。
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【クルマ大好きライター】井口裕右
仕事中は水分補給を十分に行い、1時間に1度程度は車外に出て身体を伸ばしたりなどのストレッチをすることをおすすめします。
まとめ
車内で仕事をするために役立つ便利アイテムは数多くあるため、自分のニーズに合わせたアイテムで車内空間をアレンジして、環境や駐車のルールを守りながら快適な移動オフィスを実現してみましょう。まずは近隣にある、長時間の駐車が可能な道の駅や公園の駐車スペースなどを選んで、短時間の車内ワークを試してみるのがオススメです。もちろん、アイドリングはストップです!