大人気コンパクトミニバン「シエンタ」はどう買えばいい? 【調べてみた】トヨタ シエンタ購入ガイド!登録済み未使用車のコスパは?リセールバリューは?

取り回しのよいコンパクトなボディサイズながら広い車内空間と使い勝手の良さで人気となっている「トヨタ シエンタ」。一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表した2024年4月〜2025年3月期の乗用車販売台数ランキング(ブランド通称名別:軽自動車・外国車を除く)ではトヨタの「ヤリス」「カローラ」に次いで3位にランクインするなど、大人気となっています。そこで今回は、この「トヨタ シエンタ」を購入する際のアドバイスや、売却する場合のリセールバリューについてご紹介します。

ライター
トヨタ シエンタとは?
「トヨタ シエンタ」は、2003年に登場した“トヨタ最小ミニバン”を謳う5ナンバーサイズのコンパクトミニバンで、現行モデルは2022年にフルモデルチェンジされました。「コンパクトなボディにやさしさをいっぱい詰め込んだ一台」というスローガンのもと開発された現行モデルは、初代から続く「コンパクトカーの運転しやすさ」と「ミニバンの利便性」の両立をさらに成熟させ、2列目シートの居住性を向上。初代から続く「使い勝手のよい室内空間」にさらに磨きをかけています。
また、トヨタが展開する予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備しているほか、一部のグレードには高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の駐車アシスト機能「アドバンストパーク」を設定するなど、最新技術を搭載しています。クルマがWi-Fiスポットとなる「車内Wi-Fi」にも対応し、データ通信容量無制限でインターネットが利用できるのも特徴です。
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【クルマ大好きライター】井口裕右
新車の本体価格は、エントリーモデル「X」が約199万円〜約262万円、スタンダードモデル「G」が約233万円〜約292万円、最上位モデル「Z」が約264万円〜約323万円となっています。
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【クルマ大好きライター】井口裕右
そして最大のライバルはカー・オブ・ザ・イヤーも受賞したホンダの「フリード」!
小型ミニバンの双璧をなすこの両雄の対決がガチンコ過ぎて、ある意味でこの2車種以外にはライバルが不在の状態です。
未使用車に近い中古車のシエンタは選択肢になり得るか?
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【クルマ大好きライター】井口裕右
年間新車販売台数でも上位にランクインする大人気のシエンタ。新車納期については「店舗にお問い合わせください」となっていますが、ネット上の口コミなどをチェックすると即納での購入は難しい状況のようです。そこで、登録済み未使用車に近い条件で中古車の在庫を調べてみました。
今回調べてみたグレードは、最上位モデル「Z」のハイブリッド車。新車価格は7人乗りで約303万円〜323万円、5人乗りで約299万円〜約319万円となっています。
登録済み未使用車に近い条件に当てはまる、「2025年式」以降の高年式で「走行距離1,000キロ(0.1万Km)未満」の低走行車の中古車在庫をガリバー公式サイトで探してみました。
その結果、下記のような今年登録された「2025年式」の中古車の在庫が多数見つかりました。
※登録済未使用車とは、初度登録された車両で、かつ使用または運行に供されていない中古車と指します。

中古車在庫の例について
・上記は2025年4月25日現在の在庫情報をもとに、支払総額の一例として紹介しています。
・在庫の確保および価格を保証するものではありません。販売状況により変動します。
・購入時にオプションプランやサービスを選択された場合は、支払総額が変わります。
・中古車が展示されている店以外での購入には、車両運搬費がかかります。
・ご購入される店舗によって、車両運搬費や適用されるサービスが異なります。
支払総額について
・支払総額は、閲覧当月、店舗所在地の管轄内登録(届出)で店頭納車の場合の価格です。
シエンタの新車は納期の目安についてメーカーが公表していないため不明ですが、人気車種の最新モデルの登録済み未使用車やそれに近い高年式・低走行の中古車の場合、中古車価格が高額になることがあります。
しかし、登録済み未使用車の総額表示は、走り出すまでに必要な諸費用を含めた価格であり、人気のクルマの高年式・低走行の良質な中古車に早く乗り始められる、オプション装備が充実している中古車に出会えるというメリットがあり、新車も中古車も含め、クルマ選びの有力な選択肢になり得るでしょう。
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【クルマ大好きライター】井口裕右
カラーや装備がお好みに合えば、早期に納車できる登録済み未使用車も選択肢のひとつに。ただし、選びたいカラーや装備したいメーカーオプション、ディーラーオプションがはっきりしている場合には妥協する必要はありません。
2025年4月現在の「シエンタ」の納車時期は?すぐに手に入る?
トヨタ自動車は新車の納期について「工場出荷時期・納車時期の目処」というウェブページを公開していますが、シエンタの新車納期については「詳しくは販売店にお問い合わせください」としており、新車納期は不明となっています。新車購入を選択肢に入れている場合には、最寄りの販売店に問い合わせるとよいでしょう。
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【クルマ大好きライター】井口裕右
一方、2025年式のシエンタの中古車在庫をガリバー公式サイト(221616.com)で調べてみると、2025年4月25日現在で在庫は20台ほど。大半のクルマが走行距離1000キロ程度の登録済み未使用車となっています。またグレードについては最上位クラス「Z」のハイブリッド車がほとんどを占めており、それぞれカラーやオプション装備に違いがあります(※在庫数は日々変動します)。
良質な中古車である登録済み未使用車は在庫数も潤沢とは言えず、新車を早く購入したい層とも競合する可能性があります。購入を検討している方は、ガリバーの公式サイトでこまめに在庫状況をチェックして、探している条件に合うクルマが見つかったらすぐに問い合わせをされることをオススメします。
「シエンタ」のリセールバリューは?
ガリバーに持ち込まれた買取査定の実績を元に算出した、シエンタのリセールバリュー値(RV値)は、新車価格に対して56.5%〜86.0%(2025年4月25日現在)となっています。ライバル車と比較すると、ホンダ フリードは56.2%〜84.8%となっており、シエンタのリセールバリューはライバル車に対して若干高めとなっています。
※注:この記事に掲載のリセールバリュー値や残価値での買取を保証するものではございませんのでご注意ください。実際の買取金額は、クルマのグレードや装備、外装・内装の使用状態によって大きく異なります。

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【クルマ大好きライター】井口裕右
シエンタのリセールバリュー値はガソリン車とハイブリッド車の平均であるため、ハイブリッド車の場合にはリセールバリューが若干高くなる可能性があります。実際の買取査定額はモデルや走行距離、クルマの状態によって大きく変動しますが、シエンタは大人気の車種となっていることから現行モデルはリセールバリューが高い状態が続くかもしれません。なお、実際の買取査定額はモデルや走行距離、クルマの状態によって大きく変動します。
まとめ
リセールバリューの最小値については変動が見られますが、最大値については直近6ヶ月で安定して高い状態が続いているため、3年以内の早期乗り換えを想定して購入する場合には過走行にならないよう留意し、リセールバリューの維持を意識したカーケアやメンテナンスを行っていくとよいでしょう。