女性だからこそ知りたい！コンパクトカーの選び方ガイド[前編]　コスパや安全性能、収納力をチェック

例えば、バックで駐車する際も、車体が小さいため周囲の確認がしやすく、安心して操作できます。多くのコンパクトカーは最小回転半径が5メートル以下と小さいため、Uターンや狭い道での方向転換も楽に行えます。

街中の運転でも、車線変更や交差点での右左折がスムーズにできるのが特徴です。女性ドライバーの中には「大きな車は苦手」という声もありますが、コンパクトカーなら自信を持って運転できるでしょう。実際に、多くの女性ドライバーがコンパクトカーの扱いやすさを高く評価しています。

特にホンダのフィットは、雰囲気の異なる5つのタイプが揃うのが大きな特徴となっています。精悍なスタイルの「RS(アールエス)」、アウトドア使用をイメージした「CROSSTAR(クロスター)」、高級感のある「LUXE(リュクス)」など、個性的なデザインを選べます。

ほかにも、スポーティーさが際立つマツダのMAZDA2、アウトドアシーンにも似合うSUVタイプのスズキ クロスビー、ハッチバックの丸みを帯びたシルエットがかわいらしい日産 マーチなど、各メーカーの個性が光るコンパクトカーが揃います。

さらに、コンパクトカーは、定番のモノトーンのほかに、パステルカラーの明るい色も用意されていることが多いため、色選びも楽しみの一つです。

これらの多様なデザインと色展開により、女性ドライバーは自分の好みやライフスタイルに合わせた一台を見つけやすくなっています。

コンパクトカーの魅力の一つに、優れた燃費性能とコストパフォーマンスがあります。

コンパクトカーは重量や排気量が小さいため、普通車よりも燃費がよいのが一般的です。さらに、最新のコンパクトカーは、ハイブリット車も多く、軽自動車と比べても燃費がよい場合があり、ガソリン代を低く抑えたい人にもおすすめの選択肢となっています。また、車体が小さいぶん、タイヤやバッテリーなどの消耗品も比較的安価で、維持費の節約にもつながります。

さらに、人気のコンパクトカーは中古市場での需要も高く、リセールバリューが維持されやすい傾向にあります。これは、将来の乗り換えや売却を考える際に、大きなメリットになるといえるでしょう。

多くのコンパクトカーには、衝突被害軽減ブレーキやブラインドスポットモニターなどの安全装備が搭載されています。これらの先進的な安全機能は、万が一の際に乗員を守る重要な役割を果たします。

また、360度カメラシステムや駐車支援機能も、小回りの利く車体と相まって、安全な運転をサポートしてくれます。子どもを乗せる機会が多い方は、チャイルドシートを安全に固定できる国際規格であるISOFIX(アイソフィックス)に対応しているかどうかもチェックしましょう。

さらに、ACC(オートクルーズコントロール／車間距離制御装置)や車線逸脱警報装置などの運転支援システムが搭載されていれば、長距離ドライブ時の疲労軽減にも役立ちます。

家族の安全を守るためにも、コンパクトカーを選ぶときには、どんな安全機能が装備されているのかチェックしておきましょう。

コンパクトカーに多いハッチバックタイプの場合、ラゲッジスペースは300L前後で、ベビーカーや買い物の荷物を積むのには困らない容量であることがほとんどです。ラゲッジスペースの開口部のサイズや地上高などはカタログでも確認できますが、販売店などで実際の使い勝手を試してみましょう。ハッチバックタイプで人気の車種には、トヨタ ヤリス、日産 ノート、ホンダ フィットなどがあります。

積載性を重視するなら、トールワゴンタイプのコンパクトカーも選択肢のひとつです。スズキのソリオやトヨタのルーミーなどは、両側スライドドアで室内の高さもあり、ハッチバックよりも多くの荷物を積むことができます。

シートアレンジの柔軟性も注目すべきポイントです。リアシートが左右別々に倒せるモデルなら、3人で乗りながら長さのある荷物を積むことができます。また、リアシートを格納できるタイプなら、広々としたラゲッジスペースを確保できます。

さらに、ドアポケットや小物入れが充実しているモデルは、日常的な使い勝手が大幅に向上します。おもちゃやスナック、ティッシュなどを手の届く場所に収納できるのは、子育て中の女性にとって大きな魅力ですね。