【調べてみた】丸目ライトの中古車購入ガイド！表情豊かな軽自動車と輸入コンパクトカーを探そう！

クルマの普及が始まった当初、ヘッドライトはすべて丸目ライトでした。当時、自動車製造の先進国だったアメリカで、ヘッドライトの規格化が進み、1940年から1974年まで丸型ヘッドライトの使用が義務付けられていたためです。日本でも1960年代に発売されたクルマは、丸目ライトが主流となりました。



その後、ヨーロッパで登場した「角目」とも呼ばれる四角いヘッドライトが流行すると、1967年の2代目ファミリアや1968年の3代目クラウン ハードトップで、日本初の角形ヘッドライトが登場します。

1980年代に入ると、車体に沿うような形状で段差の少ない「異形ヘッドライト」が世界的に普及。1980年代には、「プロジェクタヘッドライト」、1990年代には「HIDヘッドライト」が登場し、灯体の小型化が進みました。

そして2007年には、世界で初めてLEDヘッドライトを搭載したレクサスLS600hが登場。LEDは小さな光源を点で配置できるため、デザインの自由度が飛躍的に向上しています。

時代と共に進化を遂げてきたヘッドライトですが、丸目ライトのどこか懐かしさを感じさせる魅力の秘密は、時代ともに進化してきたヘッドライトの歴史の中にも垣間見ることができます。

また、丸目ライトのクルマと言えば、丸い目と丸みを帯びたボディが印象的な、かわいらしいデザインを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし、現代の丸目ライトを持つクルマには、クラシック感のあるシンプルなボディラインのコンパクトカーや、オフロードの走破性に優れたSUVなどもあります。「かわいい」「かっこいい」「クラシック」「スポーティー」……ボディタイプやデザインによってさまざまな表情を見せてくれるのが、丸目ライトのクルマの大きな魅力です。

レトロな雰囲気が魅力の丸目ライトのクルマですが、現在入手できる比較的新しいモデルの中には、先進の走行性能や安全技術を備えたクルマも多くあります。現代の丸目ライトのクルマは、レトロな雰囲気のデザインの中に、先進の機能性も合わせ持っているのです。

スクエアなボディに丸目ライトを組み合わせた柔らかな印象のデザインが特徴です。

やや横長の丸目ライトがかわいらしく、スライドドアを備えたハイトワゴンであるため使い勝手のよさも魅力の一つとなっています。

大人気の軽自動車「Nシリーズ」の中で唯一、丸目ライトを採用しているモデルです。

1967年に発売されたホンダ初の軽自動車「N360」をモチーフにした、どこか懐かしさを感じさせるデザインに加え、4WDやターボ車もラインナップされており、パワフルな走りも叶います。

ウサギをモチーフにしたかわいらしいデザインで、女性に人気です。

2015年に発売された3代目も丸目ライトを採用し、セダンを思わせる箱型ながら丸みのあるボディと合わせてクラシカルな印象を演出しています。

これらの車種は、単にかわいらしいだけでなく、運転のしやすさや燃費、安全性能などの実用性も兼ね備えており、デザイン性と機能性を両立しています。

アニメの活躍でも有名な先代「チンクエチェント（イタリア語で「500」の意味）」の登場から50周年を迎えた2007年で登場したモデルです。

先代の特徴を新しいデザインテイストで再現し、丸目ヘッドライトも引き継いでいます。3ドアのコンパクトで丸いフォルムは変わらぬまま、15年以上ロングセラーとなっています。

イギリスで生まれ40年近く愛された名車をBMWが引き継いだ「MINI」も、丸目ライトが特徴的なおしゃれな車として知られています。

ボディタイプは、ハッチバックタイプの3ドア、5ドア、コンバーチブル、クラブマンなど多様なタイプがあり、グレードもエントリーモデルの「ワン」、中間グレードの「クーパー」、上級グレードの「クーパーS」などが展開されています。デザインのおしゃれさだけでなく、「ゴーカートフィーリング」とも呼ばれる操作性も人気の理由の一つです。

また、BMWに引き継がれる以前のMINIは、クラシックMINIなどと呼ばれ、中古車市場で今なお高い人気を誇っています。

アメリカンテイストを求める方には、ジープ レネゲードもおすすめです。

街乗りにも適したコンパクトなSUVながら、7スロットグリルと丸目ヘッドライトを採用した、ジープらしい逞しい外観が魅力となっています。