自動車情報メディア「CORISM」の大岡編集長が語る! プチ神コスパ中古車! 三菱アウトランダーPHEV(GG型) あのPHEVが6年で約50%オフ!?

【自動車情報のプロ】大岡智彦

自動車情報メディア「CORISM」編集長

自動車情報専門のWebサイト「CORISM」編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポート、カスタムカーまで幅広くこなす。クルマは予防安全性能や環境性性能を重視しながらも、走る楽しさも重要。趣味は、コスパの高い中古車探しと、まったく上手くならないゴルフ。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。

目次

神コスパ中古車の定義とは?

(1)中古車需要が少なく、リセールバリューが良くないモデル。

(2)激安中古車なのに、専門家からみて「とても良いクルマ!」と断言できおすすめできるモデル。

リセールバリューの要点を押さえて神コスパ中古車を探す!

リセールバリューとは、クルマの売却価格、査定価格など金額のこと。 リセールバリューや売却価格、査定価格などが高ければ、中古車価格は高価になり、安いと中古車価格は安価になる。

リセールバリューは、端的に言えば、中古車マーケットでの需要と供給で決まる。 つまり、需要が供給を上回ればリセールバリューは高くなり、需要より供給が多くなればリセールバリューは低くなる。
リセールバリューについて、詳しくはこちらもチェック!

新車で人気車種だから、リセールバリューが高くなるとはかぎらない!

  • 【自動車情報のプロ】大岡智彦

    ここで、勘違いしてほしくない点がある。
    それは、新車で爆発的に売れた人気車だからと言って、必ずしもリセールバリューが高くなるとはかぎらないのだ。

たとえば、新車時にとても人気があって売れたモデルでも、中古車流通台数が多すぎると、人気車なのに中古車価格は安くなることがある。これは、需要より供給が上回っているパターンに該当する。とくに、コンパクトカーが、こうした傾向になりやすい。

不人気車種でもリセールバリューが高いモデルがある!

一方、新車販売台数は少なくても、マニアック層に熱烈な支持を得ているモデルは、中古車流通量台数も少ないため、中古車価格は高くなる。 特にスポーツカーなどが、こうした傾向にある。 さらに、中古車の場合、海外への輸出もリセールバリューに大きな影響を与えている。 最近では、円高の影響もあり、海外のバイヤーが日本の中古車を買い漁っているため、海外で人気があるモデルの中古車価格が高騰中だ。

こうした傾向が強く、長年高リセールバリューを維持している代表格がトヨタ ランドクルーザーなどだ。

また、日本ではほとんど売れずに生産を終了してしまったトヨタ プレミオ/アリオンなどは、一部のアジアの国で大人気。日本では、ほとんど売れない中古車なのに、リセールバリューは新車価格に近い価格が付いていたこともあった。

リセールバリューが高くても良いクルマであるとは限らない

リセールバリューや売却価格、査定価格などが高いクルマであれば、よいクルマであると思うのも当然のことだ。ところが、リセールバリューが高いからといって、必ずしも良いクルマとは限らない。専門家からみて「ちょっと残念なクルマなのに、なぜ高リセールバリュー?」なんて、モデルもある。
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    それとは逆に、クラストップレベルの実力をもつ良いクルマであっても、リセールバリューが低くなることも珍しくない。

こうした状況となるのは、前述したようにリセールバリューは需要と供給で決まる。クルマの良し悪しは関係ないのだ。   クルマの実力はクラストップレベル。しかし、中古車人気はイマイチで、リセールバリューが低く、中古車価格は激安。と、いうモデル「神コスパ中古車」と、ここでは呼ぶ。安価で優れたモデルを手に入れることができる賢い中古車購入術だ。   今回は、「神コスパ中古車」まではいかないものの、それに次ぐコスパに優れたモデルを「プチ神コスパ中古車」としてピックアップした。

あのPHEVが6年落ちで、新車価格の約50%オフ!?
三菱アウトランダーPHEV(GG型)

PHEVって、どんなクルマ?

  • 【自動車情報のプロ】大岡智彦

    今回ピックアップしたのは、初代三菱アウトランダーPHEV(GG型)だ。

PHEVとはPlug-in Hybrid Electric Vehicleの略。家庭のコンセントなどにプラグを挿し、外部電力で車載用バッテリーを充電。通常時は、その電力を使いEV(電気自動車)として走る。電力を使い切ると、搭載されているエンジンで発電するなどして、ハイブリッド車として走行するモデルをPHEVと呼ぶ。

PHEVのメリットは・・・

  • ・短距離では、ほぼEVとして走行するためゼロエミッション
  • ・短距離であれば、ガソリンより安価な電力では走行できるので経済的
  • ・長距離では、容易に手に入るガソリンを使いハイブリッド車として走れるため、BEV(バッテリー電気自動車)のように電欠の心配がない

PHEVのデメリットは・・・

  • ・駆動用大容量バッテリー、モーターがあるため車両価格が高価
  • ・長距離走行では車重が重いため、ハイブリッド車より燃費が悪化傾向

初代三菱アウトランダーPHEV(GG型)の中古車相場

さて、今回レポートする初代三菱アウトランダーPHEV(GG型)は、2013年から2021年まで発売された国内PHEVのパイオニアともいえるモデルだ。その技術力も高いレベルにあり2013-2014 日本カー・オブ・ザ・イヤーデビュー イノベーション部門賞を受賞している。 今回は、デビューが2013年であり、年式が古くなりすぎるため、2015年7月に発売された大幅改良後のモデルを中心にレポートする。
初代三菱アウトランダーPHEV(GG型)の中古車相場は以下の通りだ。 *中古車相場は2025年1月調べ
・アウトランダーPHEV(GG型)Gプレミアムパッケージ(2019年式) 
  • ・中古車相場 約220~260万円
  • ・新車価格 約479万円
  • ・新車価格比 約46~54%
  ・アウトランダーPHEV(GG型)Gプラスパッケージ(2019年式)
  • ・中古車相場 約220~280万円
  • ・新車価格 約448万円
  • ・新車価格比 約49~63%
上記のように、アウトランダーPHEV(GG型)の中古車価格は、6年年落ち(2025年比)で、新車価格の約46~63%まで下がってきている。Gプラスパッケージが最上級グレードのGプレミアムパッケージより中古車価格が高い結果となったが、これは中古車流通台数が少ないことによる誤差のようなものだ。気にすることのないレベル。 ただ、下限価格も同等なので、最上級グレードのGプレミアムパッケージの方がお買い得という珍しい結果となった。 当時、最先端技術の粋を集めたPHEVが、200万円台で手に入るというのは、まさにプチ神コスパ車といえる。

激安の理由は? 補助金? PHEVの認知?

アウトランダーPHEV(GG型)の中古車が、安価傾向になっているのは、やはり補助金が大きな理由のひとつ。2015年の大幅改良後モデルで当時、最大で29万円の補助金が出ていた。ザックリ、この補助金を引いた金額が実質のアウトランダーPHEV(GG型)の実質新車価格ということになる。この価格がベースとなり、リセールバリューや買取価格、査定価格などが算出されているようだ。
その結果、正規の新車価格と比べると、リセールバリューが低くなり、買い得感のある中古車価格になっている。
  • 【自動車情報のプロ】大岡智彦

    こうした傾向は、多少モデルにより差があるものの、PHEV全般に言える。

初代三菱アウトランダーPHEV(GG型)特徴

*スペックなどは、最終モデルのもの

迫力系フロントフェイスデザインに刷新

2015年の大幅改良では、フロントフェイスのデザインが一新されている。三菱のデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用。 左右から包み込むバンパーサイドの造形により、人とクルマを守る機能をダイナミックで力強い形として表現している。さらに、ランプ類をLED化。より先進的なイメージとした。
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    インテリアは、重厚感のあるSUVらしい力強いデザイン。滑らかな面で構成されており、全体的にややラグジュアリーな空間になっている。

短距離移動なら、ほぼガソリンを使わないPHEV

アウトランダーPHEV(GG型)最終モデルの充電電力使用時走行距離(WLTCモード) は57.6km/L。つまり、フル充電した状態でEV走行できる走行距離だ。この57.6㎞という距離が短いか長いか、という判断は人それぞれ。短距離の通勤や買い物、送迎など、日常的な使い方であれば、ほぼガソリンを使うことがない。 ただ、真冬や真夏など、ヒーターやエアコンを強力に使うシーンでは、エンジンが始動する。
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    ガソリン価格が高騰&高止まりしている状態だと、ガソリンより安価な電力を使えるPHEVは経済的と言える。

充電電力を使い切ると、エンジンで発電しモーターで走行するハイブリッド車となる。ハイブリッド車としての燃費は16.4㎞/L(WLTCモード)。駆動用リチウムイオンバッテリーが重いため、ハイブリッド車としてみると、当時同じクラスのハイブリッド車と比べると、若干低い数値となっている。
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    中古車の場合、気になるのがバッテリーの劣化。使用状況によって劣化は異なるので、劣化チェックが必要だ。

強大なトルクで、力強い走り

アウトランダーPHEV(GG型)は、前後にモーターを設置したツインモーター4WDを採用。モーター出力はモーターフロント60kW、リヤ70kW、モーター最大トルクはフロント137Nm、リヤ195Nmと非常にパワフルな数値となっているので、グイグイと力強い走りが可能だ。
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    しかも、モーターは瞬時に最大トルクを発揮できる特性をもっている。そのため、アクセル操作に対するレスポンスが抜群によい。だから、運転していても楽しい。

また、モーターでの走行は、とてもスムースで静粛性も高いのも特徴だ。

とにかく、良く曲がる! 乗り心地は、やや柔らかめ

アウトランダーPHEV(GG型)は前後にモーターを設置したツインモーター4WDを採用している。この4WDを制御するのが、三菱独自のS-AWC(Super All Wheel Control)。この技術は、4輪の駆動力・制動力を最適に制御することで優れた操縦性と高い走行安定性を実現。1,880~1,920㎏という重い車重のクルマながら、S-AWCによりとても軽快でよく曲がる。走行モードを「スポーツ」にすれば、雪道などではドリフトも楽しめるほど。
また、大きく重い駆動用リチウムイオン電池を床下に搭載していることから、他のガソリンSUVなどと比べると、かなり低重心化されている。カーブなどでは、ピタッと安定・安心感ある走りも得ている。
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    アウトランダーPHEV(GG型)の乗り心地は、しっとり系の柔らかめ。多くのシーンで快適な移動が可能。ただ、高速域で若干大きな波打つような路面を走ると、車重が重いこともありやや収まりに物足りなさを感じるかもしれない。

しかし、Sエディションと呼ばれるグレードは別。ビルシュタイン製のショックアプソーバーを採用し、ボディ剛性もアップされている。Sエディションは、他のグレードとは全く違うやや硬めの乗り心地。低速で大きな凹凸がある路面だと、ややゴツゴツ感が伝わってくる。しかし、カーブではフラットな姿勢を保ち、ステアリング操作に対する反応もスポーティ。スポーティさを最優先するのであればSエディションがおすすめだ。

三菱アウトランダーPHEV(GG型)の歴史・概要

・2013年1月 デビュー *以下、2015年7月に発売された大幅改良後

2015年7月

  • ・フロントフェイスを中心にデザインを刷新。ダイナミックシールドを採用。
  • ・シートの表皮デザインや素材を変更。スポーティなブラック本革内装に加え、ラグジュアリーなブラウンの本革内装を新採用。
  • ・新デザインの4本スポークステアリングを採用。
  • ・ボディ剛性を向上。リヤのショックアブソーバーのシリンダーを大径化することにより、走行安定性と乗り心地の両立など走りの質感を高めた。
  • ・静粛性を向上。
  • ・ハイブリッド燃費、充電電力使用時走行距離(JC08 モード)をそれぞれ向上。
  • ・運転席パワーシートを全車標準装備。
  • ・100V AC電源(1500W)を最上級グレード「G Premium Package」に標準装備。
  • ・「マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)」、「ステアリングヒーター」を標準装備(「M」を除く)。

2017年2月

  • ・発電のためのエンジン始動を遅らせることで、今まで以上にEV走行を維持できるよう改良。
  • ・駆動用バッテリーの電力消費を抑える「バッテリーセーブモード」、充電する「バッテリーチャージモード」に加え、EV走行を優先させ、可能な限りエンジン始動を抑える「EVプライオリティモード」を新設定。
  • ・充電制御を改良し、約80%までの急速充電時間を約30分から約25分に短縮。
  • ・ショックアブソーバーのバルブ構造見直しと減衰力の最適化により、操縦安定性と接地性を向上させるなど、さらに快適で安心感の高い走りを実現。
  • ・予防安全技術「e-Assist」(いずれも「M」グレードを除く)「衝突被害軽減ブレーキ[FCM:Forward Collision Mitigation system]」のセンサーをミリ波レーダーからカメラとレーザーレーダーを併用したシステムに変更。歩行者検知機能を追加するとともに、衝突回避性能を向上。
  • ・「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW:Blind Spot Warning/LCA:Lane Change Assist]」、「後退時車両検知警報システム[RCTA:Rear Cross Traffic Alert]」を新たに採用し、「誤発進抑制機能(前進及び後退時)[UMS:Ultrasonic misacceleration Mitigation System]」、「パーキングセンサー(前後)」をセットとしてメーカーオプション設定。
  • ・ハイビームからロービームへの切り替え、ハイビームへの復帰を自動的に行うヘッドライトシステム「オートマチックハイビーム[AHB:Automatic High Beam system]」を採用。
  • ・ディスプレイオーディオにスマートフォンとの連携機能を追加した「スマートフォン連携ディスプレイオーディオ[SDA]」を最上級グレード「S Edition」に標準装備。
  • ・電動パーキングブレーキの採用。
  • ・ビルシュタイン製高性能ショックアブソーバーを採用し、構造用接着剤をボディの要所に塗布することでボディ剛性を向上させたプレミアムなスポーティグレード「S Edition」を新設定。

2018年8月

  • ・PHEVシステムの主要構成部品約9割を改良。EV航続距離をアップ。
  • ・エンジンの排気量を2.0Lから2.4Lへアップし、高効率な発電を実現。静粛性もアップ。
  • ・「S-AWC」の性能を向上させ、ドライビングモードを従来の「NORMAL」「LOCK」モードに加え、「SNOW」と「SPORT」の2つのドライブモードを追加。
  • ・ボディの一部に構造用接着剤を使用し、車体剛性を向上。S Editionは従来の塗布範囲を拡大。
  • ・フロント、リヤのショックアブソーバーをサイズアップし、新型バルブを採用。より上質な乗り心地と高い操縦安定性を両立 (S Editionを除く)。
  • ・ステアリングギヤ比をクイック化し、それに合わせた電動パワーステアリング制御を適正化。操舵時の質感向上と素直な応答性を実現。
  • ・ヘッドライト内部のデザインや空力性能を向上させるリヤスポイラーを追加など、エクステリアデザインを変更。
  • ・フロントシートのサイド形状を変更し、ホール
  • ・上級グレードには、フロント・リヤシートとドアトリムにダイヤキルティング本革を採用。
  • ・衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]と誤発進抑制機能(前進及び後退時)を標準装備。

2019年9月

  • 専用設計した「ミツビシパワーサウンドシステム」を新設定。
  • 8インチに拡大した「スマートフォン連携ナビゲーション」を新設定。
  • 運転姿勢を適正化させるパワーランバーサポート機能を採用。
  • セカンドシートの形状及びクッションを見直し、サポート性を向上。
  • 助手席のパワーシートを標準装備。 (G Limited Editionを除く)

三菱アウトランダーPHEV(GG型)中古車を選ぶときの注意点

自宅に充電設備が設置できるか要確認

三菱アウトランダーPHEV(GG型)は、搭載された駆動用リチウムイオンバッテリーを充電する必要がある。基本的に戸建ての自宅であれば、家の外部に200Vのコンセントを設置する工事が必要。設置費用は、5~10万円前後と言われている。 マンションなどの集合住宅の場合、充電器の設置不可という場合が多い。占有できる駐車場に充電器の設置が難しいことがあげられる。だが、最近では、集合住宅にも充電器を設置する場合に補助金が支給している自治体も増えてきている。徐々に、充電環境が整いつつある。

バッテリーの劣化が気になるが・・・

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    やはり、気になるのは駆動用リチウムイオンバッテリーの劣化。中古車店では、バッテリーの状況をしっかりチェックする必要がある。

    だが、点検整備記録簿があり、定期点検をしっかりと受けているなどしている場合、それほど心配する必要もない。三菱アウトランダーPHEV(GG型)には、バッテリー保証があるからだ。

年式や車体番号により、若干異なるものの、概ね初度登録後8年以内かつ走行距離16万km以内で、駆動用バッテリー容量が70%を下回った場合に、無償で修理・交換を実施してくれるとある。中古車でも保証継承されていれば、一部有料となる点検整備が必要となるものの、こうした保証が受けられる。 また、自身で使う場合、急速充電はなるべく控えることがおすすめだ。一般的に、急速充電を頻繁に使うとバッテリーの劣化が進みやすいとされている。

三菱アウトランダーPHEV(GG型)中古車のおすすめグレード、年式は?

アウトランダーPHEV(GG型)の中古車選びでは、まず年式を中心に選択したい。何度も改良が行われており、その都度、クルマの完成度が上がっているからだ。
  • 【自動車情報のプロ】大岡智彦

    そこでおすすめなのが、2018年8月の大幅改良後モデル。PHEVシステムの主要構成部品約9割を改良。EV航続距離をアップ。エンジンの排気量を2.0Lから2.4Lへアップし、高効率な発電を実現し静粛性もアップするなど、最も完成度が高い。

この大幅改良モデルのグレード構成は、エントリーグレードのGリミテッドエディション、G、Gプラスパッケージ、Gプレミアムパッケージ、Sエディションという順でグレードがアップし、Sエディションが最上級グレードとなる。
Sエディションを除くグレードの中古車価格は、新車価格差ほどの差が無い。そのため、本革シートなどが標準装備され充実装備のGプレミアムパッケージがおすすめだ。満足度は、グッと高くなる。
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    Sエディションは、中古車流通台数も少なく、人気も高いため、他のグレードより高価な中古車価格となっている。走りにこだわりたい人向けだ。

三菱アウトランダーPHEV(GG型)最終モデルの新車価格

  • G  4,364,800円
  • ブラックエディション  4,468,200円
  • Gプラスパッケージ  4,637,600円
  • Gプレミアムパッケージ  4,991,800円
  • Sエディション  5,294,300円

三菱アウトランダーPHEV(GG型)のリセールバリューは?

すでに2代目が登場して3年以上経過しており、旧型になったことで一度落ち幅が大きかった初代アウトランダーPHEV(GG型)のリセールバリューが、再び急激に下がるということはないだろう。 むしろ、2代目アウトランダーPHEV(GN)型のリセールバリューが高めで推移。また、PHEVモデルの人気が徐々に高まっていることから、初代アウトランダーPHEV(GG型)のリセールバリューは、現状維持もしくはとても緩やかに下降していく可能性がある。
ただ、現状の中古車相場を見ていると、10年落ちくらいから急激に中古車相場が下落している。そのため、長期間高いリセールバリューを維持するのは難しいかもしれない。

三菱アウトランダーPHEV(GG型)EV航続距離、燃費、ボディなどスペック

代表グレード Gプラスパッケージ(2018年大幅改良後モデル)
全長×全幅×全高 mm 4,695×1,800×1,710
ホイールベース mm 2,670
乗車定員 名 5
車両重量 kg 1,900
駆動方式 ツインモーター4WD
モーター最高出力[kw] 60(フロント)/70(リヤ)
エンジン最大トルク[N・m] 137(フロント)/195(リヤ)
一充電走行距離WLTCモード[km] 57.6
ハイブリッド燃料消費率(km/L) 16.4(WLTCモード)
駆動用電池 リチウムイオン電池
総電力量 13.8kWh
エンジン型式 4B12型
エンジン種類 2.4L 直列4気筒DOHC16バルブ
エンジン最高出力[kw(㎰)/rpm] 94(128)/4,500
エンジン最大トルク[N・m(㎏-m)] 199(20.3)
タイヤサイズ 255/55R18