自動車情報メディア「CORISM」の大岡編集長が語る! プチ神コスパ中古車! 三菱アウトランダーPHEV(GG型) あのPHEVが6年で約50%オフ!?
自動車情報メディア「CORISM」編集長
目次
- 神コスパ中古車の定義とは?
- リセールバリューの要点を押さえて神コスパ中古車を探す!
- 新車で人気車種だから、リセールバリューが高くなるとはかぎらない!
- 不人気車種でもリセールバリューが高いモデルがある!
- リセールバリューが高くても良いクルマであるとは限らない
- あのPHEVが6年落ちで、新車価格の約50%オフ!? 三菱アウトランダーPHEV(GG型)
- 初代三菱アウトランダーPHEV(GG型)の中古車相場
- 初代三菱アウトランダーPHEV(GG型)特徴
- 三菱アウトランダーPHEV(GG型)の歴史・概要
- 三菱アウトランダーPHEV(GG型)中古車を選ぶときの注意点
- 三菱アウトランダーPHEV(GG型)中古車のおすすめグレード、年式は?
- 三菱アウトランダーPHEV(GG型)最終モデルの新車価格
- 三菱アウトランダーPHEV(GG型)のリセールバリューは?
- 三菱アウトランダーPHEV(GG型)EV航続距離、燃費、ボディなどスペック
神コスパ中古車の定義とは?
(1)中古車需要が少なく、リセールバリューが良くないモデル。
(2)激安中古車なのに、専門家からみて「とても良いクルマ!」と断言できおすすめできるモデル。リセールバリューの要点を押さえて神コスパ中古車を探す!
リセールバリューとは、クルマの売却価格、査定価格など金額のこと。 リセールバリューや売却価格、査定価格などが高ければ、中古車価格は高価になり、安いと中古車価格は安価になる。
リセールバリューは、端的に言えば、中古車マーケットでの需要と供給で決まる。 つまり、需要が供給を上回ればリセールバリューは高くなり、需要より供給が多くなればリセールバリューは低くなる。新車で人気車種だから、リセールバリューが高くなるとはかぎらない!
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
ここで、勘違いしてほしくない点がある。
それは、新車で爆発的に売れた人気車だからと言って、必ずしもリセールバリューが高くなるとはかぎらないのだ。
たとえば、新車時にとても人気があって売れたモデルでも、中古車流通台数が多すぎると、人気車なのに中古車価格は安くなることがある。これは、需要より供給が上回っているパターンに該当する。とくに、コンパクトカーが、こうした傾向になりやすい。
不人気車種でもリセールバリューが高いモデルがある!
一方、新車販売台数は少なくても、マニアック層に熱烈な支持を得ているモデルは、中古車流通量台数も少ないため、中古車価格は高くなる。 特にスポーツカーなどが、こうした傾向にある。 さらに、中古車の場合、海外への輸出もリセールバリューに大きな影響を与えている。 最近では、円高の影響もあり、海外のバイヤーが日本の中古車を買い漁っているため、海外で人気があるモデルの中古車価格が高騰中だ。
こうした傾向が強く、長年高リセールバリューを維持している代表格がトヨタ ランドクルーザーなどだ。
また、日本ではほとんど売れずに生産を終了してしまったトヨタ プレミオ/アリオンなどは、一部のアジアの国で大人気。日本では、ほとんど売れない中古車なのに、リセールバリューは新車価格に近い価格が付いていたこともあった。リセールバリューが高くても良いクルマであるとは限らない
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
それとは逆に、クラストップレベルの実力をもつ良いクルマであっても、リセールバリューが低くなることも珍しくない。
あのPHEVが6年落ちで、新車価格の約50%オフ!?
三菱アウトランダーPHEV(GG型)
PHEVって、どんなクルマ?
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
今回ピックアップしたのは、初代三菱アウトランダーPHEV(GG型)だ。
PHEVのメリットは・・・
- ・短距離では、ほぼEVとして走行するためゼロエミッション
- ・短距離であれば、ガソリンより安価な電力では走行できるので経済的
- ・長距離では、容易に手に入るガソリンを使いハイブリッド車として走れるため、BEV(バッテリー電気自動車)のように電欠の心配がない
PHEVのデメリットは・・・
- ・駆動用大容量バッテリー、モーターがあるため車両価格が高価
- ・長距離走行では車重が重いため、ハイブリッド車より燃費が悪化傾向
初代三菱アウトランダーPHEV(GG型)の中古車相場
- ・中古車相場 約220~260万円
- ・新車価格 約479万円
- ・新車価格比 約46~54%
- ・中古車相場 約220~280万円
- ・新車価格 約448万円
- ・新車価格比 約49~63%
激安の理由は? 補助金? PHEVの認知?
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
こうした傾向は、多少モデルにより差があるものの、PHEV全般に言える。
初代三菱アウトランダーPHEV(GG型)特徴
迫力系フロントフェイスデザインに刷新
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
インテリアは、重厚感のあるSUVらしい力強いデザイン。滑らかな面で構成されており、全体的にややラグジュアリーな空間になっている。
短距離移動なら、ほぼガソリンを使わないPHEV
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
ガソリン価格が高騰&高止まりしている状態だと、ガソリンより安価な電力を使えるPHEVは経済的と言える。
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
中古車の場合、気になるのがバッテリーの劣化。使用状況によって劣化は異なるので、劣化チェックが必要だ。
強大なトルクで、力強い走り
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
しかも、モーターは瞬時に最大トルクを発揮できる特性をもっている。そのため、アクセル操作に対するレスポンスが抜群によい。だから、運転していても楽しい。
とにかく、良く曲がる! 乗り心地は、やや柔らかめ
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
アウトランダーPHEV(GG型)の乗り心地は、しっとり系の柔らかめ。多くのシーンで快適な移動が可能。ただ、高速域で若干大きな波打つような路面を走ると、車重が重いこともありやや収まりに物足りなさを感じるかもしれない。
三菱アウトランダーPHEV(GG型)の歴史・概要
2015年7月
- ・フロントフェイスを中心にデザインを刷新。ダイナミックシールドを採用。
- ・シートの表皮デザインや素材を変更。スポーティなブラック本革内装に加え、ラグジュアリーなブラウンの本革内装を新採用。
- ・新デザインの4本スポークステアリングを採用。
- ・ボディ剛性を向上。リヤのショックアブソーバーのシリンダーを大径化することにより、走行安定性と乗り心地の両立など走りの質感を高めた。
- ・静粛性を向上。
- ・ハイブリッド燃費、充電電力使用時走行距離(JC08 モード)をそれぞれ向上。
- ・運転席パワーシートを全車標準装備。
- ・100V AC電源(1500W)を最上級グレード「G Premium Package」に標準装備。
- ・「マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)」、「ステアリングヒーター」を標準装備(「M」を除く)。
2017年2月
- ・発電のためのエンジン始動を遅らせることで、今まで以上にEV走行を維持できるよう改良。
- ・駆動用バッテリーの電力消費を抑える「バッテリーセーブモード」、充電する「バッテリーチャージモード」に加え、EV走行を優先させ、可能な限りエンジン始動を抑える「EVプライオリティモード」を新設定。
- ・充電制御を改良し、約80%までの急速充電時間を約30分から約25分に短縮。
- ・ショックアブソーバーのバルブ構造見直しと減衰力の最適化により、操縦安定性と接地性を向上させるなど、さらに快適で安心感の高い走りを実現。
- ・予防安全技術「e-Assist」(いずれも「M」グレードを除く)「衝突被害軽減ブレーキ[FCM:Forward Collision Mitigation system]」のセンサーをミリ波レーダーからカメラとレーザーレーダーを併用したシステムに変更。歩行者検知機能を追加するとともに、衝突回避性能を向上。
- ・「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW:Blind Spot Warning/LCA:Lane Change Assist]」、「後退時車両検知警報システム[RCTA:Rear Cross Traffic Alert]」を新たに採用し、「誤発進抑制機能(前進及び後退時)[UMS:Ultrasonic misacceleration Mitigation System]」、「パーキングセンサー(前後)」をセットとしてメーカーオプション設定。
- ・ハイビームからロービームへの切り替え、ハイビームへの復帰を自動的に行うヘッドライトシステム「オートマチックハイビーム[AHB:Automatic High Beam system]」を採用。
- ・ディスプレイオーディオにスマートフォンとの連携機能を追加した「スマートフォン連携ディスプレイオーディオ[SDA]」を最上級グレード「S Edition」に標準装備。
- ・電動パーキングブレーキの採用。
- ・ビルシュタイン製高性能ショックアブソーバーを採用し、構造用接着剤をボディの要所に塗布することでボディ剛性を向上させたプレミアムなスポーティグレード「S Edition」を新設定。
2018年8月
- ・PHEVシステムの主要構成部品約9割を改良。EV航続距離をアップ。
- ・エンジンの排気量を2.0Lから2.4Lへアップし、高効率な発電を実現。静粛性もアップ。
- ・「S-AWC」の性能を向上させ、ドライビングモードを従来の「NORMAL」「LOCK」モードに加え、「SNOW」と「SPORT」の2つのドライブモードを追加。
- ・ボディの一部に構造用接着剤を使用し、車体剛性を向上。S Editionは従来の塗布範囲を拡大。
- ・フロント、リヤのショックアブソーバーをサイズアップし、新型バルブを採用。より上質な乗り心地と高い操縦安定性を両立 (S Editionを除く)。
- ・ステアリングギヤ比をクイック化し、それに合わせた電動パワーステアリング制御を適正化。操舵時の質感向上と素直な応答性を実現。
- ・ヘッドライト内部のデザインや空力性能を向上させるリヤスポイラーを追加など、エクステリアデザインを変更。
- ・フロントシートのサイド形状を変更し、ホール
- ・上級グレードには、フロント・リヤシートとドアトリムにダイヤキルティング本革を採用。
- ・衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]と誤発進抑制機能(前進及び後退時)を標準装備。
2019年9月
- 専用設計した「ミツビシパワーサウンドシステム」を新設定。
- 8インチに拡大した「スマートフォン連携ナビゲーション」を新設定。
- 運転姿勢を適正化させるパワーランバーサポート機能を採用。
- セカンドシートの形状及びクッションを見直し、サポート性を向上。
- 助手席のパワーシートを標準装備。 (G Limited Editionを除く)
三菱アウトランダーPHEV(GG型)中古車を選ぶときの注意点
自宅に充電設備が設置できるか要確認
バッテリーの劣化が気になるが・・・
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
やはり、気になるのは駆動用リチウムイオンバッテリーの劣化。中古車店では、バッテリーの状況をしっかりチェックする必要がある。
だが、点検整備記録簿があり、定期点検をしっかりと受けているなどしている場合、それほど心配する必要もない。三菱アウトランダーPHEV(GG型)には、バッテリー保証があるからだ。
三菱アウトランダーPHEV(GG型)中古車のおすすめグレード、年式は?
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
そこでおすすめなのが、2018年8月の大幅改良後モデル。PHEVシステムの主要構成部品約9割を改良。EV航続距離をアップ。エンジンの排気量を2.0Lから2.4Lへアップし、高効率な発電を実現し静粛性もアップするなど、最も完成度が高い。
-
【自動車情報のプロ】大岡智彦
Sエディションは、中古車流通台数も少なく、人気も高いため、他のグレードより高価な中古車価格となっている。走りにこだわりたい人向けだ。
三菱アウトランダーPHEV(GG型)最終モデルの新車価格
- G 4,364,800円
- ブラックエディション 4,468,200円
- Gプラスパッケージ 4,637,600円
- Gプレミアムパッケージ 4,991,800円
- Sエディション 5,294,300円
三菱アウトランダーPHEV(GG型)のリセールバリューは?
三菱アウトランダーPHEV(GG型)EV航続距離、燃費、ボディなどスペック
代表グレード | Gプラスパッケージ(2018年大幅改良後モデル) |
---|---|
全長×全幅×全高 mm | 4,695×1,800×1,710 |
ホイールベース mm | 2,670 |
乗車定員 名 | 5 |
車両重量 kg | 1,900 |
駆動方式 | ツインモーター4WD |
モーター最高出力[kw] | 60(フロント)/70(リヤ) |
エンジン最大トルク[N・m] | 137(フロント)/195(リヤ) |
一充電走行距離WLTCモード[km] | 57.6 |
ハイブリッド燃料消費率(km/L) | 16.4(WLTCモード) |
駆動用電池 | リチウムイオン電池 |
総電力量 | 13.8kWh |
エンジン型式 | 4B12型 |
エンジン種類 | 2.4L 直列4気筒DOHC16バルブ |
エンジン最高出力[kw(㎰)/rpm] | 94(128)/4,500 |
エンジン最大トルク[N・m(㎏-m)] | 199(20.3) |
タイヤサイズ | 255/55R18 |