親の免許返納を考えている人必見!高齢者ドライバーにおすすめの安全運転診断アプリ

ニュースなどで高齢者ドライバーによる自動車事故の報道を見かける度に、「うちの親にも免許を返納させなきゃ……」と考える人は多いのではないでしょうか。
しかし、免許返納を検討してもらいたい親に限って「まだまだ自分は大丈夫!」と渋っていませんか?
いざという時に事故を起こしてしまうと、生命の危険があるのはもちろんのこと、クルマが傷つくことによってリセールバリューが下がってしまうことも考えられます。

そこで今回、高齢者の自動車事故状況と、高齢者ドライバーにおすすめの全運転診断アプリを調べてみました。
ぜひこちらの記事の情報をもとに、説得に挑戦してみてください。

【リセバ総研編集部員】YA

リセールバリュー総合研究所 編集部員

主に記事の執筆・編集・取材などを担当している。書籍の編集プロダクション、雑誌の編集プロダクション、バラエティ雑貨メーカー、PR会社などを転々と渡り歩き、様々なジャンルのコンテンツを制作してきた。クルマよりも電車が身近な東京都23区で生まれ育ってきたため、クルマについては現在勉強中。割とガジェット好きな一面があり、某フリマアプリで売買を繰り返しては、色々なガジェットを試している。

高速道路で逆走した運転手の年齢、65歳以上が約7割!

NEXCO東日本が発表した「高速道路における逆走の発生状況」によると、「2023年の逆走した運転手の年齢」は以下のようになります。

30歳未満 20件(9%)
30~65歳未満 52件(23%)
65~75歳未満 49件(22%)
75歳以上 102件(46%)
不明 1件(0%)


注目したいのは、やはり65歳以上の高齢者の多さです。
「65~75歳未満」の発生率と「30~65歳未満」の発生率が同じだったり、75歳以上が102件(46%)と全体の半数だったりと、高齢者が多く逆走している状況が露わになっています。

このことからも、65歳になったら、自動車の免許返納を検討した方がよいと言えるでしょう。

2023年に逆走した運転手の年齢
くわしくはこちら

無料運転診断アプリ「GOOD DRIVE」に注目!

とはいえ、冒頭に書いた通り、子供がいくら言っても親はなかなか素直に言うことを聞いてくれませんよね。
そこで、安全運転ができているかを診断してくれるアプリの力を借りてみるのはいかがでしょうか?
たとえば、ソニー損保がリリースした、運転診断アプリ「GOOD DRIVE」などがおすすめです。

「GOOD DRIVE」とは?

「GOOD DRIVE」は、スマートフォンでドライバーの運転特性を計測することができるアプリです。
常時「運転スコア」を表示してくれたり、それぞれのドライバーの傾向に合った「事故リスクを低減させるためのアドバイス」を提示してくれたりします。
アプリによって運転能力が可視化されるので、親に自分の運転能力について、改めて振り返ってもらいましょう。

さらにソニー損保の自動車保険「安全運転でキャッシュバックプラン」に契約すると、このアプリで表示された運転スコアに応じて、保険料のキャッシュバック(最大30%)が受けられます。

今回の目的は「親の運転能力を外部の目で診断してもらい、免許返納を検討してもらうこと」ですが、もし自動車保険を検討しているようであれば、親子で挑戦してみてはいかがでしょうか?

他にもある!安全運転をしているかを診断してくれるアプリ

「GOOD DRIVE」以外にも、色々な安全運転を診断してくれるアプリが出ています。

「SOMPO Drive」(販売元:損保ジャパン)

「SOMPO Drive」も、損保ジャパンでの保険契約の有無にかかわらず無料で利用可能な安全運転診断アプリです。
「走行時間が通算10時間以上かつ走行日数が5日以上」という条件を満たすと、スマホアプリ内に安全運転スコアが表示されるようになっているとのこと。
こちらも「GOOD DRIVE」と同じく、損保ジャパンの自動車保険を契約すると、安全運転スコアの高さに応じて「安全運転割引」(最大20%)が受けられます。

「JA共済安全運転アプリ」(販売元:全国共済農業協同組合連合会(JA共済連).)

「JA共済安全運転アプリ」は、ドライバーの安全運転を診断してくれるだけでなく、安全運転診断の結果を家族に共有してくれるアプリです。
JA共済の契約者でなくても利用可能で、事故や故障時の緊急時、対応手順をナビゲートしてスムーズにレッカー・ロードサービスの手配や連絡ができるようになっています。
また安全運転診断の結果を家族に共有できる「家族見守り機能」付きなので、離れて暮らしていても結果を確認することができます。

まとめ

高齢の親に「そろそろ免許を返納しよう」と説得するのって、なかなか勇気がいりますよね。
とくに親がクルマ好きだったり、よく運転していたりする場合、年齢を理由に免許返納を提案するのは心苦しいと思います。
まずはこの記事で紹介した安全運転診断アプリをダウンロードして、「本当に自分が安全運転ができているか」を振り返ってもらうことから、免許返納の説得を始めてみてはいかがでしょうか。