中古車の“バリュー”はこうして磨かれる:関東商品化センターを徹底解剖!(点検・整備編)

前のオーナー様から買い取ったり、中古車オークションで落札したりすることで仕入れているガリバーの中古車。その中古車たちは、仕入れてからお客様の手に渡るまでの間にどのような旅をして、どのような手間と時間を掛け、新たな“バリュー”が吹き込まれているのでしょうか?
今回は、関東の店舗を中心に販売されるガリバーの中古車について点検・整備・カーケアを行なっている一大拠点「ガリバー関東商品化センター(千葉県野田市)」を工場見学してみることにしましょう!
この「点検・整備編」では、安全・快適なドライブに欠かせない中古車の点検・整備の工程をご紹介していきます。

厳重なチェックで、車の状態・安全性を確認!

関東商品化センターに入庫した車は、まずは安全で快適なドライブを提供するために整備が必要となる場所を特定するための点検から始めます。
入庫した車はまずここで「車の骨格(フレーム)の歪み有無の確認」「車内・車外の状態確認」「装備品の動作チェック」などを行なっていき、チェックシートを作成していきます。

第一段階のチェックを受けて、今度は関東商品化センターのスタッフによる“粗出し”と呼ばれる点検に移行します。

ここでは、第一段階のチェックシートによる所見を踏まえて、より精密な点検を行なっていき、保安基準に適合し安全・快適なドライブを実現するためにはどのような整備が必要か、その整備をするためにはどのような部品や材料を揃える必要があるのか、そして整備にはどれくらいの費用が掛かるかなどを洗い出していきます。いわば、“整備の設計図”を作る作業と言えるでしょう。この整備計画が出来上がった段階で、販売店と情報を共有して、整備のGOサインを待つことになります。

関東商品化センターの中には、カー用品店があるんです!

二段階の点検を経て整備する場所の特定や整備内容の計画が決まると、実際に整備するために必要な交換パーツや油脂類などの資材を揃える必要があります。一般ドライバーの方はカー用品店に行って材料を揃えると思いますが、ここ関東商品化センターにはなんと施設内にカー用品を扱う問屋さんが常駐してくれています。

なので、一部の取り寄せが必要なパーツを除いて、一般的な交換部品や油脂類はすぐに手に入り、速やかに整備作業を始めることが可能なのです。ちなみに、外国車の部品や既に絶版になってしまった車種の固有部品といったものついては、それぞれの車種を取り扱うメーカーやカーディーラーに問い合わせて取り寄せることもあります。

1台ずつ魂を込めて、徹底的に整備!そして車検取得まで対応!

整備計画が決まり、必要な交換パーツが揃ったら、ここからが関東商品化センターの整備士たちの出番です。整備計画に基づいて1台1台の車を徹底的に整備していきます。一般的な整備ではエンジンパッドやフィルター類といった消耗したパーツの交換やエンジンオイル、ブレーキオイルといった油脂類の交換などを行いますが、整備計画によってはエンジンそのものを載せ替えるといった重整備を行うケースも。ガリバーで販売する中古車に“安全・快適”という“バリュー”を吹き込むために、一切の妥協をしない点検・整備を行っています。
※消耗品や油種類の交換は、別途ケアパック(有償)の付帯が必要になります。また、別途交換基準等の条件がございます。

そして、ここ関東商品化センターでは車検の認証工場としての機能も兼ね備えているのが大きな特徴。整備を終えた車は必要に応じてそのまま施設内で車検取得・更新や法定点検に必要な検査を行い、車検取得に必要となる「保安基準適合証」を発行しています。多い日では1日あたり30台程度が車検に必要な検査を受けています。

今回は、2回に渡って「ガリバー関東商品化センター」のカーケア部門と点検・整備部門の様子をご紹介しながら、ガリバーの中古車がお客様のもとに届くまでにどのような過程を辿り“バリュー”を吹き込まれているかについてご紹介しました。

別記事では、この「ガリバー関東商品化センター」で活躍する整備士の方々にお話をお伺いし、カーケア部門と点検・整備部門それぞれでどのようなこだわりや信念を持ってガリバーの中古車を仕上げているのかについてお届けします。ぜひこちらもご覧ください。

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