【知っておきたい】純正品と社外品の違いについて解説!

車を補修するときやカスタマイズする際に選べる部品として、純正品と社外品があります。
「純正品と社外品の違いは?」や「それぞれのメリットは?」と、気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は、純正品と社外品の違いについて徹底解説していきます。
純正品と社外品はどちらが選ばれているのか、「補修用部品」なのか「カスタマイズ部品」なのかについても解説していくので、ぜひ参考にしてください。

純正品とは

純正品とは、自動車メーカーで販売されている部品のことです。 トヨタ車ならトヨタから、ホンダ車ならホンダからと、メーカーで補修用やカスタマイズ用の部品が販売されています。 補修用部品であれば、各メーカーで販売されているため、新車搭載時と同じ規格・品質のままアフターパーツとして使用可能です。 タイヤやガソリン以外の部品には、全て純正品が存在しており、ディーラーに部品交換を依頼すると、原則純正品が使用されるのです。 また、メーカーが展開しているカスタム用部品なども純正品として扱われます。 例えば、トヨタのモデリスタや日産のオーテックなどが挙げられます。 純正品の中には、メーカーオプションなど、新車購入時にしか選べない内容もあることを把握しておきましょう。

純正品を使用するメリット

純正品を使用するメリットは、以下の3つです。

  • ・保証期間がある
  • ・地図データ更新などのサービスが充実している
  • ・純正品の方がリセールは高くなる可能性がある

それぞれのメリットを1つずつ解説するので、ぜひご覧ください。

保証期間がある

純正品を使用するメリットは、保証期間が設けられていることです。 メーカー純正品は、品質が高いことを保証されているのです。 一定の期間内に万が一不具合が生じた場合は、無償で交換してもらえます。 また、他の純正品などとの相性も確認されているので、部品交換後も安心してドライブを楽しめます。 純正品は、補修用部品・カスタマイズ用部品問わず、トラブルが少なく安心して利用できる部品です。

地図データ更新などのサービスが充実している

純正品のカーナビゲーションの場合、地図更新などのデータのバージョンアップを無償で行ってもらえるなど、サービスが充実しています。 サービスが充実していることに加え、バックカメラや先進機能との連動しているため、使いやすいこともメリットです。 また、純正ETCとも連動できることや、ハンドルの操作ボタンの機能を全て生かして連動できることは、純正カーナビゲーションだからこそと言えるでしょう。

純正品の方がリセールは高くなる可能性がある

純正品のカスタマイズ部品を使用している場合は、リセールが高くなる可能性があります。 補修用部品については、買取時にそこまで査定することはないため、リセールには大きく影響しません。 一般的な買取店では、トヨタモデリスタや日産オーテックなどの純正のカスタマイズ部品を装着している場合、プラス査定となる傾向です。 一方で、純正品であっても大幅にカスタマイズされた車は、マイナス査定に繋がります。

社外品とは

社外品とは、自動車製造メーカー以外の会社が作った部品のことです。 具体的には、トヨタや日産・ホンダといった自動車メーカー以外が生産した部品のことを指します。 社外品は、補修用部品とカスタマイズ用部品どちらも製造されている部品です。 大手量販店や街の整備工場など、メーカー問わず点検や整備できる工場で取り扱われています。 部品は簡単に手に入るため、自分で交換すれば作業費を浮かせることも可能です。 しかし、専門知識が必要な部品は、プロに依頼することがおすすめです。 また、カーナビゲーションやオーディオ・ドライブレコーダーなど、純正品と同じような性能を持つ部品が、大手量販店などで社外品扱いとして販売されています。

社外品を使用するメリット

社外品はさまざまな部品が多く流通しています。 ここからは社外品を使用するメリットを紹介します。

  • ・価格が安価
  • ・デザインが豊富
  • ・純正品よりも性能が優れている物もある

各メリットを1つずつ解説するので、参考にしてみてください。

価格が安価

社外品の最大のメリットは、価格が安価ということです。 補修用部品に関しては、純正品と比較して安価に手に入るため、交換費用が安く済みます。 また、カーナビゲーションなどのカスタマイズ用部品も、純正品より安価になる傾向です。 注意点として、品質や保証のリスクがあることを理解しておきましょう。 部品の寿命が短いなど、安いなりの理由がある場合もあります。 交換する部品によってできるだけ情報を集めて部品を決める必要があるでしょう。

デザインが豊富

社外品のメリットは、カスタマイズ用部品のデザインが豊富ということです。 例えば、外装のカスタム部品の場合、社外メーカーが多く販売されています。 各メーカーによってカスタマイズ部品のテーマが異なり、装着することで、見た目も大きく変わります。 そのため、自分好みのデザインの部品を見つけられるでしょう。 このように社外品のカスタム用部品は、さまざまなデザインの中から部品を選択できるメリットがあります。

純正品よりも性能が優れている物もある

社外品の中には、純正品よりも性能が優れている物があります。 カーナビゲーションが良い例です。 単純にカーナビのスペックを見ると、純正品よりも社外品の方が優れている部品があります。 メーカーによって大きく差が出るカーナビは、社外品の方が搭載機能に優れている物もあるでしょう。 注意点としては、保証期間が短いことや、その他車の保証に影響が生じる可能性があります。 ディーラーやカーナビ取り付け業者に、保証に関して一通り確認しておくと安心です。

純正品と社外品はどちらを選ぶ?

部品交換の際に、純正品と社外品のどちらを選ぶか迷う方もいるでしょう。 結論として、品質か価格のどちらを選ぶかで使用する部品が異なります。 品質や保証を選ぶのであれば純正品、価格を選ぶのであれば社外品がおすすめです。 ここからは、以下2つの項目を解説します。

  • ・純正品が多く選ばれている理由
  • ・社外品を選んだ際の純正品はどうする

1つずつ解説していくので、部品交換の際に役立ててください。

純正品が多く選ばれている理由

純正品と社外品では、純正品の方が多く選ばれています。 選ばれている理由としては、新車購入時にしか選べない部品があることや、品質・充実したサポートが評価されています。 補修用部品の交換は、品質が担保されている純正品が選ばれやすい傾向です。 一方で、カスタマイズ用部品のカーナビゲーションなどは、性能や品質・価格がピンキリということもあり、自分に合った部品を見つけやすいことから社外品も選ばれています。 純正品は多く選ばれていますが、価格と品質のバランスを見て部品を選ぶことがおすすめです。

社外品を選んだ際の純正品はどうする?

もともと純正品が付いている部品を社外品に変える場合は、純正品は大切に保管しておきましょう。 車を売却する際に、純正品も用意することでマイナス査定を免れ、プラス査定につながる可能性があります。 社外品は、部品によってスペックなどがわからないため、買取価格が下がってしまう場合があります。 一方で、純正品は品質面などの信頼性が高いことから、売却時に高値が付きやすい傾向です。 社外品で車をカスタマイズする際には、細かな部品でも大切に保管し、買取依頼するときに一緒に売却しましょう。

まとめ

純正品と社外品について詳しく解説してきました。
自動車製造メーカーが販売している部品を純正品、自動車製造メーカー以外が販売している部品を社外品と言います。
純正品は、補修用部品やカスタマイズ用部品の性能・品質が保証されており、安心して利用できる部品です。
一方で社外品は、カスタマイズ用部品のデザインが豊富で、補修用部品の価格が安価という部品です。
どちらを使用するにもそれぞれメリットがあり、状況によって選び分けることが大切と言えます。
社外品を選択する際は、交換する純正品は大切に保管しておくことがおすすめです。
車を売却するときにプラス査定につながる可能性があるので、買取依頼する際に一緒に買取してもらいましょう。