10月の新車登録台数でホンダ N-BOXが首位陥落!ダイハツ ムーヴが軽自動車1位に浮上!

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2025年10月の新車登録台数を発表し、車種別の登録台数ではトヨタの「ヤリス」が1万7,041台で首位に。一方、これまで首位を独走していたホンダの「N-BOX」は軽自動車トップの座からも陥落し、1万2,784台で全体5位(軽自動車のみで4位)という結果に。今年6月にフルモデルチェンジを果たしたダイハツの「ムーヴ」が1万6,015台で軽自動車の首位に返り咲きました。

小さい頃からのクルマ好きで、大学生で免許を取ると貯めたバイト代で中古車をすぐに購入。以来、年間数万キロを走り回って無事故を維持していることを密かな誇りにしている。趣味は、ドライブ旅行とモータースポーツ。カメラを持ってサーキットに行くと流し撮りに命を懸ける。一般ドライバーの視点で、カーライフとリセールバリューの「これってどういうこと?」を紐解いていきます。

復活を遂げたダイハツ ムーヴ、発売1ヶ月で3万台を受注

2025年10月の新車登録台数ランキング

普通乗用車と軽自動車それぞれの登録台数ランキングを統合してみると、登録台数上位5台のうち4台は軽自動車という結果に。これまで全体の首位を譲らなかったN-BOXは、軽自動車のなかでも「ダイハツ ムーヴ」「スズキ スペーシア」「ダイハツ タント」の3台に抜かれ、全体で5位という結果になっています。また、普通乗用車のみに目を向けると、10台中8台がトヨタのクルマという結果に。ホンダが「フリード」と「ヴェゼル」でランクインしていますが、一方で日産自動車は、軽自動車で「ルークス」がランクインするのみで、普通乗用車では1台も上位にランクインしていないという状況になっています。

 

軽自動車で首位に返り咲きを果たした「ムーヴ」ですが、当初2023年にモデルチェンジを予定していました。しかし、ダイハツのいわゆる不正認証問題によってフルモデルチェンジが無期限延期となり、今年6月に満を持して7代目ムーヴがデビュー。2023年7月に販売が終了したことによってムーヴは新車登録台数ランキングからも姿を消していましたが、フルモデルチェンジを果たすと発売1ヶ月で当初の販売予定台数の6倍となる3万台を受注するなどスタートダッシュに成功。登録台数も徐々に増加し、そして10月に一気にライバルたちを抜き去り軽自動車で首位に立ちました。

ダイハツ ムーヴについてはこちらの試乗記もご覧ください

現行ダイハツ ムーヴの中古車在庫状況は?

  • 【クルマ大好きライター】井口裕右

    ダイハツは新車の納期目安について公式な発表をしていませんが、販売店のページなどを見ると「12月下旬以降」、またグレードによってはさらに納期が延びる可能性があることが記載されており、人気のグレードは納期が長期化している可能性があります。では中古車の在庫状況はどうでしょうか?

ガリバーのウェブサイトで現行モデルとなる「2025年式」のダイハツ ムーヴを調べてみたところ、ヒットした在庫は全国にわずか9台。加えて、その支払総額も新車価格を上回るプレミア価格となっている在庫が多く、中古車としても入手困難であることが伺えます。コスパのよい在庫が出てきた場合には争奪戦になることも考えられることから、購入を検討されている方はこまめに在庫状況をチェックされることをおすすめします。

11月7日現在の情報です

◆ 支払総額について
支払総額は、記事執筆または取材した時点の当月に在庫掲載店舗の所在地で管轄内登録(届出)し、店頭で納車したの場合の価格です。

◆ 中古車在庫の例について
・上記の在庫例は、2025年11月7日時点での在庫情報の取材をもとに、一例として紹介しています。
・在庫の確保および価格を保証するものではありません。販売状況により変動します。
・購入時にオプションプランやサービスを選択された場合は、支払総額が変わります。
・中古車が展示されている店以外での購入には、車両運搬費がかかります。
・ご購入される店舗によって、車両運搬費や適用されるサービスが異なります。

※登録済未使用車とは、初度登録された車両で、かつ使用または運行に供されていない中古車と指します。

2025年式のダイハツ ムーヴの在庫をチェック

まとめ

発売からのスタートダッシュに成功し、ついに王者ホンダ N-BOXに替わって単月ベースながら軽自動車の登録台数トップに返り咲いたダイハツ ムーブ。一方で、日産自動車もフルモデルチェンジした「ルークス」の納車を10月27日に開始しており、こちらも9月の発表から1ヶ月で1万1000台を受注するなど好調な滑り出しを見せています。各社ともに主力車種のモデルチェンジが進むなか、軽自動車の勢力図がどのように変化していくのか、その動向に注目です。