自動車情報メディア「CORISM」の大岡編集長が決めた! プチ神コスパ中古車:BMW3シリーズ(G20型)セダン購入ガイド!中古車が「買い」である3つの良いところ


自動車情報メディア「CORISM」編集長
目次
- CORISM大岡が提唱する「神コスパ中古車」の定義とは?
- BMW 3シリーズ(G20型)セダンって、こんなクルマ
- BMW 3シリーズセダン(G20型)2020年式 グレード「320d xDrive Mスポーツ」の中古車相場を確認してコスパチェック
- BMW 3シリーズセダン(G20型)が「ぷち」神コスパな中古車となるワケとは?
- BMW 3シリーズセダン(G20型)のぷち神コスパ中古車を買いたくなる! 3つの良いところ
- BMW 3シリーズセダン(G20型)の主な改良など歴史・概要
- BMW 3シリーズセダン(G20型)の中古車を選ぶときの注意点
- BMW 3シリーズセダン(G20型)の中古車を探すならおすすめのグレードと年式は?
- BMW 3シリーズセダン(G20型)のリセールバリューは?
- BMW 3シリーズセダン(G20型)のボディサイズ、燃費などスペック
CORISM大岡が提唱する「神コスパ中古車」の定義とは?
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【自動車のプロ】大岡智彦
神コスパ中古車の定義(1)
中古車市場では需要が少なく、リセールバリューが良いとは言えないモデルである。
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【自動車のプロ】大岡智彦
神コスパ中古車の定義(2)
専門家からみて「とても良いクルマ!」と断言できおすすめできるモデルなのに、手頃な中古車価格である。
その中でも、神コスパとまでは言えないが、十分にコスパが高いと言える中古車が、「プチ」神コスパ中古車だ。
BMW 3シリーズ(G20型)セダンって、こんなクルマ
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【自動車のプロ】大岡智彦
7世代目となるBMW 3シリーズセダン(G20型)は、2019年3月に発売が開始された。
輸入セダンの中では、メルセデス・ベンツCクラスと国内販売台数ナンバー1を争う人気モデル。そのため、国内でも馴染み深い車種といえる。
最新モデル(2025年8月現在)の搭載パワートレインは、出力違いのガソリン直4 2.0Lターボが2タイプ(318iと320i)、直4 2.0LターボエンジンにモーターをプラスしたPHEV(330e)、直6 3.0Lターボ(M340i)、2.0Lディーゼルターボ(320d)と、計5タイプと豊富に用意されている。
だが、2019年デビューということもあり、内燃機関車が中心で電動化されたモデルは330eのみというのが少々残念な部分だ。
予防安全性能は、高いレベルにある。3眼カメラを搭載したドライビング・アシスト・プロフェッショナルを装備。3眼カメラによる優れた前方監視能力により、2019年デビュー時から、高速道路渋滞時ハンズオフを可能としている。この機能をもつモデルは、現在でも数少ない。
3シリーズセダン(G20型)の人気グレードは、優れた低燃費性能と十分な力強さを両立した2.0Lディーゼルターボの320d系。高いリセールバリューが期待できるのは、Mスポーツ系になる。
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【自動車のプロ】大岡智彦
3シリーズ(G20型)セダンの運動性能は、とても高く運転していて楽しい。
特に専用エアロやサスペンションを装備したMスポーツは、硬めの乗り心地となるものの、わずかなステアリング操作に対して俊敏に反応する。
約50:50の前後重量配分により、ドライバーとクルマの一体感も加わり、とても刺激的な走りが楽しめる。この走りの良さだけで欲しくなるほどだ。
BMW 3シリーズセダン(G20型)2020年式 グレード「320d xDrive Mスポーツ」の中古車相場を確認してコスパチェック
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【自動車のプロ】大岡智彦
3シリーズセダン(G20型)の中古車相場は以下の通り。
中古車相場は、2025年8月15日調べである。
プチ神コスパ中古車 | 参考比較車 | |
車種 | BMW 3シリーズセダン | トヨタ クラウンハイブリッド |
型式 | G20型 | 220系 |
年式 | 2020年式 | 2020年式 |
調査グレード | 320d xDrive Mスポーツ | RSアドバンス |
駆動方式 | 4WD | 4WD |
新車価格帯 | 約641万円 | 約590万円 |
中古車相場 | 約250~350万円程度 | 約290~390万円程度 |
調査日 | 2025年8月15日時点 | 2025年8月15日時点 |
価格比 | 約39~55% | 約49~66% |
BMWは、高級ブランドとして有名。そのため、新車価格も高めだ。高級車としてのイメージが強いBMWだが、3シリーズセダン(G20型)リセールバリューに関しては、人気が低迷するセダンモデルであることもあり、低めの結果となっている。
多くの人は、高級車だから中古車も高価だと思っているかもしれないが、リセールバリューは、高級車かどうかが重要なのではなく、中古車としての需要があるかどうかが決め手となる。
参考として、国産セダンのクラウンハイブリッド(220系)と比べてみると、新車と中古車相場の価格比(%)は約10ポイントもクラウンハイブリッド(220系)が上回る。
これは、中古車マーケットでは、クラウンハイブリッド(220系)の方が、3シリーズセダン(G20型)よりも人気が高いということを意味している。
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【自動車のプロ】大岡智彦
このBMW 3シリーズは、2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤーの「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したモデルで、専門家からも高く評価された。
性能面では非常に高いレベルにあり、しかもプレミアムブランドのBMW車。
中古車の3シリーズセダン(G20型)なら、在庫によってはクラウンハイブリッド(220系)の中古車より安価に買える機会があるのだから、とてもリーズナブルだと感じる。
極端に安価なわけではないものの、十分にぷち神コスパ中古車ではあると言える。
BMW 3シリーズセダン(G20型)が「ぷち」神コスパな中古車となるワケとは?
中古車価格やリセールバリューは、中古車マーケットの需要と供給で決まる。よりリセールバリューが高くなるのは、需要が多いのに供給が少ない状態。つまり、人気があるのに、中古車流通台数が少ないクルマが、リセールバリューが高くなる傾向にある。逆に人気がなく在庫が豊富であれば、リセールバリューは低くなる。
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【自動車のプロ】大岡智彦
BMW 3シリーズセダン(G20型)が「ぷち」神コスパになっている理由としては、PHEVがあるものの電動化が進まず、燃費性能が少々物足りない点が考えられる。
また、輸入車の高級セダンはリセールバリューが低い車種が多く
・高級車を好む高所得者は新車で購入する
・それゆえ中古車の需要が少ない
・だが中古車の流通量は十分にある
・そもそも市場ではセダンが不人気であるといった点が要因だろう。こうした傾向は同じドイツのプレミアムブランドであるメルセデス・ベンツのCクラスも同様だ。
BMW 3シリーズセダン(G20型)のぷち神コスパ中古車を買いたくなる! 3つの良いところ
良いところその1!スポーツセダンの代名詞ともいえるデザインでワイド&ローなスタイリング
先代の3シリーズセダン(F30型)は、国内都市部に多いマンションなどの立体駐車場に駐車できる全幅の目安となる1,800mmを守り、日本国内ユーザーが購入しやすいようにしてきた。
だが、現行型の3シリーズセダン(G20型)では、全幅が先代より+25mm広い1,825mmとして登場。全幅1,800mm以下の制限がある立体駐車場を使うことが前提の顧客は購入することができなくなった。
しかしデザイン的には得たものも大きい。全高も10mm(320d Mスポーツ比)低くなったこともあり、よりワイド&ローなスタイリングになり、スポーティさがグッと増している。
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【自動車のプロ】大岡智彦
セダンモデルは市場で人気が無いものの、国内BMW(ミニを除く)で最も売れているのがこの「3シリーズ」。
スポーティなデザインが人気理由のひとつだろう。
BMWのアイデンティティともいえるキドニーグリルは、従来の2パーツに分かれたデザインから、1つのフレームで縁取られ、より立体的な造形となった。
また、ヘッドライトは、下辺部の中央に鋭角の切り欠きを入れることで、より睨みの効いた精悍なタイプになっている。
良いところその2!切れ味鋭いハンドリングに陶酔
3シリーズセダン(G20型)のボディサイズは、ホイールベースが+40mm拡大。トレッドもフロントが43 mm、リアが21 mmワイドになっている。さらに、-10mm重心が下がったシャシー構造で、約55kg軽量化された。その結果、キレのある走行性能が飛躍的に向上している。
とくに、専用サスペンションなどにより車高を10mmほど下げたMスポーツ系は、走る楽しさが凝縮されている。街中では「少々硬いなぁ」と感じてしまう乗り心地はデメリットでもあるのだが、山道に入ると、この少々硬いサスペンションが大きなメリットとなるのだ。
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【自動車のプロ】大岡智彦
走ることが好きな人であれば、一度は試し見るべきモデル。中古車であれば、リーズナブルに優れた走りを堪能できるメリットがある。
ターンインでは、車体のロールをしっかりと抑え込み、フロントタイヤからのメッセージは、ステアリングに伝わり手のひらへ。アクセルをグッと踏み込むと、リヤタイヤへの荷重が移り、リヤタイヤからのメッセージはお尻へと伝わってくる。
さらに、約50:50の重量配分により、ドライバーはクルマの中心にいる感覚となり、クルマとの一体感がグッと増してくる。
ステアリング操作に対して、正確無比は車体の動きは、想定している走行ラインを容易にトレース。とにかく、走ることが楽しくなる。これは、3シリーズセダン(G20型)最大の美点だ。
良いところその3!スムースさが際立つパワートレイン
*スペックは最新モデル(2025年8月現在)のもの。燃費はすべてWLTCモード。
2.0L直4ガソリンターボエンジン
318iと320iには、出力違いの2.0L直4ガソリンターボエンジンが搭載されている。スペックは以下の通り。
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【自動車のプロ】大岡智彦
街中中心であるな318iでも十分。
ただ、高速道路などでの移動が多かったり、より走りを楽しみたいというのであれば、パワフルな320iがおすすめだ。
両エンジン共に、低回転で最大トルクを発揮するタイプなので、運転がしやすい。
グレード | 318i | 320i |
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最高出力 | 156㎰ | 184㎰ |
最大トルク | 250Nm | 300Nm |
燃費 | 13.0㎞/L | 15.8㎞/L |
3.0L直6ガソリンターボエンジン
スペック的にも、3シリーズセダン(G20型)の最上級グレードに搭載されるエンジン。
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【自動車のプロ】大岡智彦
サーキット走行も楽しめるレベルに仕上げられていて、BMW伝統の直6エンジンの魅力を存分に楽しめる!
グレード | 340i |
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最高出力 | 387㎰ |
最大トルク | 500Nm |
燃費 | 10.6㎞/L |
2.0L直4ガソリンターボエンジン+モーター
320iのエンジンをベースとして、高出力モーターを組み合わせたPHEV。通常時は、モーターのみで走行が可能。大きなパワーが必要な場合、エンジンの出力が加わる。
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【自動車のプロ】大岡智彦
エンジンとモーターの力が合算されると、とてもパワフル。
ターボエンジンのラグもモーターがフォローするので、秀逸なアクセルレスポンスを誇り、実に楽しい運転が楽しめる。
燃費性能がやや物足りないのが難点。
グレード | 330e |
---|---|
エンジン最高出力 | 184㎰ |
エンジン最大トルク | 300Nm |
モーター最高出力 | 109㎰ |
モーター最大トルク | 250Nm |
燃費 | 12.8㎞/L |
充電電力使用時走行距離 | 100㎞ |
2.0L直4ディーゼルターボエンジン
燃費値は320iと同等程度だが、使用燃料がハイオクガソリンより約30円/Lも安価な軽油のため、燃料費は大幅に下がるメリットがある。
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【自動車のプロ】大岡智彦
しかも、最高出力と最大トルク共に320iを上回るほどパワフル。
力強く、燃料経済性が高いエンジンだ。3シリーズセダン(G20型)の中では、最もおすすめできる。
グレード | 320d |
---|---|
最高出力 | 190㎰ |
最大トルク | 400Nm |
燃費 | 15.6㎞/L |
BMW 3シリーズセダン(G20型)の主な改良など歴史・概要
2019年1月
発表
2019年5月
320d xDriveを追加
2019年12月
2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー、インポート・カー・オブ・ザ・イヤー受賞
2020年5月
限定車320d xDrive M Sport Edition Sunrise、2タイプ計250台販売を発表。
2020年8月
318iを追加
2021年5月
ビー・エム・ダブリュー株式会社設立40周年を記念し、300台の限定車318i 40th Anniversary Editionを発表。
2021年12月
上質感あふれる内外装などにした320i Exclusiveを追加。
2022年4月
マイナーチェンジ。ダブル・バー採用のキドニーグリル、フロントエプロンをワイド化。リアコンビネーションライトを、より細く水平なラインとした。テールパイプ径を90mmまたは100mmとしている。
インテリアは、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化したBMWカーブドディスプレイを採用。また、トランスミッションのシフトレバーを廃止し、パドルシフトを標準装備した。
2024年2月
BMW 318i M Sport、BMW 320d xDrive M Sportに特別仕様車「Edition Shadow」を設定。ブラックのフロントグリルとテールパイプを特別装備し、コンフォートパッケージ、19インチのBMW Individualホィール793Iを標準装備とした。
2024年10月
一部改良。Mパフォーマンスモデルを赤で塗装されたMスポーツブレーキ、ブラックのキドニーグリル、ライトシャドウライン、Mシートベルト等が含まれるMスポーツプロが標準装備となった。
PHEVの330eにおいては、harman&kardonサウンドシステム、TVチューナー、アコースティック・ガラスを含むサウンドパッケージ、および、上質なヴァーネスカ・レザーシートを標準装備。EV走行可能距離が85-101kmとなった。
2025年8月
BMW 3シリーズ誕生50周年記念特別限定車を設定。日本専用の限定モデルで、各グレード計710台を用意。50周年記念バッチの他、M系のスポーティパーツ類を多数装備した。
BMW 3シリーズセダン(G20型)の中古車を選ぶときの注意点
マイナーチェンジ前後で、中古車相場が大きく異なるものの・・・
2022年4月、3シリーズセダン(G20型)はマイナーチェンジを行っており、このマイナーチェンジ後のモデルはリセールバリューが高く、中古車相場は高値を維持している。
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【自動車のプロ】大岡智彦
たしかに中古車相場は高価なのだが、新車との価格比は約56~60%。
2023年式という高年式(2025年時点)でも、ここまで中古車と新車の価格比率が下がっているのであれば、とても買い得感がある。
イナーチェンジ後のモデルは、内外装ともデザインが刷新されている。
とくに、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化したBMWカーブドディスプレイは未来的な演出が感じられ、マイナーチェンジ前のモデルとは大きな違いがある。
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【自動車のプロ】大岡智彦
予算に余裕があるのなら、マイナーチェンジ後のモデルを狙ってみるのも良い。その方が満足度も高くなるだろう。
・BMW 3シリーズセダン(G20型) 320d xDrive Mスポーツ
・中古車相場(2023年式):約400~430万円
・当時の新車価格:約720万円
・新車価格比:約56~60%
BMW 3シリーズセダン(G20型)の中古車を探すならおすすめのグレードと年式は?
予算重視ならマイナーチェンジ前の2020年式320d xDrive Mスポーツ
前述した通り、2022年4月のマイナーチェンジ前後で、中古車相場大きく異なる。
予算重視というのであれば、マイナーチェンジ前の2020年式がおすすめ。中古車流通台数も比較的多く、選びやすいのもメリットだ。
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【自動車のプロ】大岡智彦
おすすめのグレードは、2.0L直4ディーゼルターボエンジンを搭載し、スポーティな専用エアロパーツやサスペンションを装備したMスポーツ。
低燃費でパワフル、そしてスポーティな走りとルックスをもち、とてもバランスの優れたグレードとなる。
また、中古車価格面では、2.0L直4ターボを搭載した320i Mスポーツとの差も少ない。ならば、低燃費でパワフルなディーゼルターボエンジンの320d xDrive Mスポーツの方が、満足度は高いだろう。
・BMW 3シリーズセダン(G20型) 320d xDrive Mスポーツ
・中古車相場(2020年式):約250~350万円
・当時の新車価格:約641万円
・新車価格比:約39~55%
・BMW 3シリーズセダン(G20型) 320i Mスポーツ
・中古車相場(2020年式):約250~300万円
・当時の新車価格:約594万円
・新車価格比:約42~51%
中古車流通台数がとても少ないがPHEVの330e Mスポーツも狙い目
日常的な送迎や買い物、通勤などで日々クルマを使うのであれば、330e Mスポーツという選択もあり。PHEVなので充電した電力でEV走行が可能で、カタログ値での航続距離100km。
日々の短距離移動が中心なら、ほとんどガソリンを使わない生活が可能。ハイオクガソリンより電気代の方が安価なので、経済的でもある。
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【自動車のプロ】大岡智彦
走行性能もとてもスポーティだ。エンジン出力とモーターの出力が合算されるとかなりパワフルで、豪快な加速感が楽しめる。
ただし、中古車流通台数がとても少なく、中古車を探すことが困難。また、200Vの外部充電設備を設置する必要がある。
そのため中古車相場も安定していないが、2025年8月現在で中古車価格は新車価格比で約32~58%程度。新車価格は320d xDrive Mスポーツより高価だが、中古車となると概ね安価な傾向といえるだろう。
とにかくパワーと走りが重要ならM340i xDrive
スポーツセダンらしさをもっとも体現しているグレードが、M340i xDriveだ。
3.0L直6ターボエンジンを搭載し、最高出力387㎰、最大トルク500Nmを誇る。
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【自動車のプロ】大岡智彦
とにかく走りにこだわりたいのなら、M340i xDrive。
おすすめは、やはり2020年式のマイナーチェンジ前のモデル。
このモデルも中古車流通台数が少ないので、中古車相場は安定していないが、2025年8月現在で中古車価格は新車価格比で約48~51%程度。
中古車としては手が出しにくい価格帯だが、当時の新車価格は(年式によって異なるが)約1,000万円の高級車。M340i xDriveほどのハイパフォーマンスモデルが新車価格の半分程度の中古車相場で買えるならば、十分にリーズナブルといえるだろう。
BMW 3シリーズセダン(G20型)のリセールバリューは?
人気グレードである320d xDrive Mスポーツの場合でも、2023年式という高年式(2025年比)でも、新車価格比は約52~62%程度にまで落ちている。
ただし、2020年式で見ると新車価格比は約34~58%程度で、一般的な中古車と同等レベルの下げ幅といえる。
新車時から概ね1~3年で大幅にリセールバリューが下がものの、以降はそれほど大幅下落しないだろう。
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【自動車のプロ】大岡智彦
このことから、中古車で買って数年乗って売却という場合であっても、それほど損をすることはないと予想できる。
BMW 3シリーズセダン(G20型)は、まさに「ぷち」神コスパな中古車といえる。
BMW 3シリーズセダン(G20型)のボディサイズ、燃費などスペック
代表グレード | 320d xDrive M Sport |
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ボディサイズ[mm] | 4,720×1,825×1,445 |
ホイールベース[mm] | 2,850 |
車両重量[kg] | 1,670 |
最小回転半径[m] | 5.7 |
トランク・ルーム容量[L] | 480 |
定員[名] | 5 |
エンジン型式 | B47D20B 直列4気筒DOHCディーゼルターボ |
総排気量[cc] | 1,995 |
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] | 140〔190〕/4,000 |
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 400/1,750-2,500 |
使用燃料 | 軽油 |
燃料消費率WLTCモード[km/l] | 15.6 |
トランスミッション | 8速AT |
駆動方式 | 4WD |
タイヤサイズ | 225/45R18 |
サスペンション前/後 | ストラット/マルチリンク |